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和同開珎(わどうかいちん)の値段は?現在の買取価格や当時の価値など解説。富本銭との違いも

日本最古の流通貨幣、和同開珎。その価値や買取価格について、関心をお持ちの方が増えています。

「和同開珎の値段が知りたい」
「和同開珎で高額買取される種類は?」

など、和同開珎の値段などが知りたい方のために情報を整理。和同開珎の特徴や発行された時代など基本的なことに加え、種類別の買取相場や偽物の見分け方などについて解説いたします。

適切な知識を持っていれば、買取に出す際にも納得いく取引ができるでしょう。近年価値が上昇している理由や富本銭との違いについても触れているため、ぜひ参考にしてください。

和同開珎について

和同開珎について

和同開珎は「わどうかいちん」や「わどうかいほう」と読み、かつて通貨として日本の経済を支えた硬貨です。

『日本最古の流通貨幣』として知られており、貨幣ではなくなった現在でも日本の文化や歴史を物語る貴重な資料として扱われています。

コレクターをはじめとする多くの人々に注目され、買取市場でも活発に取引されている古銭のひとつです。

まずは、和同開珎がどのような古銭であるか、特徴や発行された時代、当時の価値についてみていきましょう。

▼古銭の種類について詳しくはこちら
→昔のお金に価値はあるの?古銭の種類と価値を徹底解説

特徴

  • 直径:約24mm
  • 重さ:銀銭:約5~6g/銅銭:約3.7g
  • 中央の穴:1辺約7mm

和同開珎は、主な素材が銀の「銀銭」と主な素材が銅の「銅銭」があります。どちらも標準的なサイズは直径約24mmで、中央に1辺約7mmの四角い穴が開いている穴銭です。

重さは銀銭が約5~6g、銅銭が約3.7gといわれていますが、摩耗や欠けなどでそれらより軽いものも存在します。

また、当時の計量技術が未熟だったこともあり、銅銭に関しては2g台のものも少なくありません。

デザインは表面に「和同開珎」と刻印され、裏面は無地です。621年に中国王朝の唐で発行された「開元通寳」を参考に作られたといわれています。

▼穴銭について詳しくはこちら
→穴銭の価値を種類別に紹介!特徴や買取相場や偽物の見分け方、高額買取のコツなどを解説

発行された時代

和同開珎は、奈良時代の708年に発行されました。当時は、飛鳥時代から整備されていた律令国家が成立した時代です。

国の政治的・行政的な権力を中央政府に集中させるため、税制や行政システムを円滑に機能させる必要がありました。納税などは物々交換が主流でしたが、価値基準が共通であったり貯蓄できたりする貨幣が導入されることになったといわれています。

また、新しい都となる平城京を造営するための財源を確保することも、和同開珎発行の目的でした。平城京への遷都を実現させるには多大な物資や労働力が必要であり、和同開珎はその支払い手段として利用されていたのです。

当時の価値

和同開珎は発行当初、1枚1文という価値で流通が始まりました。当時の1文は、米約1.8kg相当、または成人1人の1日分の労働力に相当する高い価値があったといわれています。

これを現在の最低賃金(1日8時間労働)をもとに考えると、和同開珎1枚はおよそ8,000円から9,000円程度の価値に相当すると計算できます。

ただし、当時と現在では生活様式や物価などが違うため、あくまで参考として考えましょう。

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令和は和同開珎の価値が上昇している?

令和は和同開珎の価値が上昇している?

  • ・コレクター需要の増加
  • ・投資対象としての価値

現在、和同開珎は上記のような理由により、価値が上昇している傾向にあります。

20年前と比較すると、約25%価格が上がっているという情報もあり、古銭市場ではますます注目度が高まっているうちのひとつです。

コレクター需要の増加

昨今はネットオークションやフリマアプリなどが普及し、古銭が多くの人に認知される機会が増えています。

また、古銭の売却や買取に気軽に参加できる環境が整っており、コレクターが増加したり、以前よりも取引が活発化したりしている状況です。

そのため、コレクター需要などが増加し、価値が高まっていると考えられています。

投資対象としての価値

近年、日本では投資が盛んに行われており、経済変動やインフレに対するリスクヘッジの一環で、古銭が投資対象として関心を集めています。

現物資産として保有できる点や、将来的にも価値が維持される可能性も高いとされている点が理由です。

なかでも和同開珎は「日本最古の流通貨幣」という唯一無二の歴史的価値を持っており、根強い人気があります。

コレクター需要も古銭のなかではトップクラスで、価値の安定や上昇が見込まれるため、投資目的で購入する人も。

1300年以上前の古銭であり、希少価値が高くアンティーク感のある点も、金・銀投資にはない魅力とされています。

和同開珎の値段を種類別に紹介

  • ・古和同開珎
  • ・新和同開珎

和同開珎の平均取引価格は、1枚約25万円といわれています。また、種類によって価値が大きく異なり、ものによっては100万円を超えた価格で取引されるケースもあるでしょう。

和同開珎の種類は、大きく分けて古和同開珎と新和同開珎の2種類です。書体や文字の大きさなどによってさらに細かく種類が分けられ、希少価値が高いものは高額で取引されています。

古和同開珎

種類 特徴 価値
笹手 文字の先端が細く「同」の「口」がやや下 100万円から300万円程度
縮字 「和」の四画目が盛り上がり点のような形 数十万円から200万円程度
大字 「和」が縦に長く「開」が大きい 数十万円から200万円程度
小字 大字の逆 数十万円から200万円程度
隷開 「同」の「口」部分が左寄りで「開」が隷書体 銀銭は数十万円から200万円、銅銭は数万円から数十万円

古和同開珎の主な種類について、特徴や価値を表にまとめました。この他にもさまざまな分類方法があり、種類分けを明確に言及するのは困難といわれています。

古和同開珎には銀銭と銅銭が存在し、新和同開珎より厚手で稚拙なデザインが特徴です。

本格的に流通する前に作られた試作品や私鋳銭であるという説や、初期に作られた和同開珎との説などもあり、現存数は極めて限られています。

状態が良好なものは高額で取引され、新和同開珎よりも高値がつく可能性もあるでしょう。

古和同開珎のなかで最も価値が高いとされているのは「笹手」で、状態が良好なものは数百万円になることがあります

新和同開珎

種類 特徴 価値
中字 標準的な書体 数万円から20万円程度
短和(降和) 「和」が真ん中に降りており「珎」の「王」や「同」の「口」が大きめ 数万円から30万円程度
長珎 「和」の二画目と三画目が降りており「珎」の右側が長い 数万円から50万円程度
小珎 「和」の「口」が上の方にあり「珎」の右側が左に寄っている 数千円から数万円
ノ木 「和」の5画目と「珎」の右側が長い 数万円から数十万円
三ツ跳 「和」と「同」と「珎」3文字が小さく先端が跳ねている 10万円から70万円程度
四ツ跳 「和同開珎」すべての文字が小さく先端が跳ねている 10万円から60万円程度

新和同開珎の主な種類について、特徴や価値を表にまとめました。

古和同開珎のあとに作られた新和同開珎は銅銭のみ確認されており、古和同開珎に比べて薄手で精巧に作られている点が特徴です。

当時は広く流通し、出土数も古和同開珎よりも多いといわれています。一般的に「和同開珎」といえば新和同開珎のことを指すことが多く、広く認知されていることも価値を押し上げている所以です。

その分、新和同開珎は偽物も多数確認されており、取引には十分注意しなければなりません。

新和同開珎のなかで高額買取が期待できる種類は三ツ跳や四ツ跳で、数十万円の値がつくこともあるでしょう。三ツ跳と四ツ跳であれば、三ツ跳の方が高額になる傾向にあります。

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和同開珎の偽物を見分ける方法と注意すべき「川口和同」

和同開珎は高額で取引される古銭であるため、偽物が多く出回っています。

そのため、和同開珎を売買する際は偽物の見分け方についてある程度の知識を持っておいたほうがいいでしょう。また、「川口和同」と呼ばれる精巧な偽物はとくに注意が必要です。

偽物の見分け方や「川口和同」について解説いたします。

偽物の見分け方

  • ・デザイン
  • ・サイズ・重さ

デザインやサイズ・重さで本物と偽物を見分けられる可能性があります。

本物と見比べると、偽物は刻印が不鮮明であったり不自然な作り込みが目立ったりする点がわかりやすいでしょう。

安価な金属などで作られていれば、色合いも銀や銅で作られた本物と異なります。

また、本物は摩耗や錆びなど経年からくる自然な劣化が見られますが、偽物は人工的な新しさや古びた加工がされていることも多いため、作為的な印象を覚えるものには注意が必要です。

真贋の見極めにはサイズや重さにも注目しましょう。本物とあまりにも数値が違う場合は、別の素材で作られた偽物の可能性があります。

ただし、当時の製造技術が未熟だったため、古和同開珎はサイズや重さにばらつきが見られることも多く、素人では判断しにくいケースがあることを知っておきましょう。

川口和同について

川口和同は、鋳物産業が盛んな埼玉県川口市で作られたと噂されている和同開珎の偽物です。

1964年に開催された東京オリンピックを記念して発行された1000円銀貨を皮きりに、1973年ごろの日本では古銭ブームが巻き起こっていました。

川口和同はその波に乗って作られたといわれています。当時の偽物としては非常に高い技術で精巧に作られており、一見しただけでは本物と見分けがつかず高額取引されたものもありました。

詳しく調べると錆びが人工的につけられたものであることがわかり、現在ではコレクターの間でも認知されています。

川口和同かどうかは、背郭の形状で見分けるのがひとつのポイントです。

裏面から見て、背郭の上部が太く、下部が細くなっているものは川口和同の可能性があります。また、背郭の左上が若干歪んでいるのも川口和同の特徴です。

製造時の鋳型に共通の癖があり、このような特徴になったと考えられています。

▼東京オリンピック記念硬貨について詳しくはこちら
→昭和39年銘「1964年東京オリンピック記念1,000円銀貨幣」の買取価格は?

和同開珎と富本銭の違い

和同開珎と同じくらい注目されている古銭として「富本銭」があります。

富本銭は683年ごろに作られたと推定されており『日本最古の貨幣』とされ、日本の貨幣史において重要な位置を占める古銭です。

表面には「富夲」と刻印され、その左右に七星の絵柄が配置されています。裏面は和同開珎と同じく無紋です。

富本銭が発見されるまでは和同開珎が『日本最古の貨幣』とされていました。富本銭は当初、護符やお守りなどに使われていた絵銭や厭勝銭と考えられていましたが、現在では通貨として使用されていたという説も否定できないといわれています。

しかし、流通の証拠が少なく、流通貨幣として機能していたかどうかは疑問が残るところです。そのため、広く流通した和同開珎が『日本最古の流通貨幣』という位置づけになっています。

▼絵銭について詳しくはこちら
→絵銭(えせん)とは?種類一覧とそれぞれの買取相場を紹介!七福神や大黒は価値が高い?

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和同開珎の買取は日晃堂へ

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和同開珎を手放したい際は、日晃堂へご依頼ください。日晃堂は、和同開珎をはじめ、さまざまな古銭を取り扱ってきた実績があります。

古銭に精通した査定士が査定するため、真贋の判断はもちろん、数多ある和同開珎の種類も見極めた適切な査定額の提示が可能です。

とくに和同開珎のような偽物が多く出回っている古銭は、日晃堂のような専門店で査定する必要があります。損のないお取引をお約束するため、和同開珎の買取はぜひ日晃堂にお任せください。

おわりに

和同開珎は708年に発行された『日本最古の流通貨幣』といわれている古銭です。当時の政府が律令国家を維持するために貨幣の流通を重要視し、発行されました。

和同開珎には古和同開珎と新和同開珎の2種類があり、書体などによってさらに細かく分類されます。

平均的な価値は1枚25万円といわれ、希少価値の高い種類や状態が良好なものは100万円を超えることもあるでしょう。

近年はネットオークションなどの普及によって古銭に触れやすく、コレクター需要や投資目的での購入が増加しているため、和同開珎の価値が高まっています。

和同開珎を手放す際は、古銭買取を得意としている日晃堂にお任せください。ネットオークションより安全な環境で、適正価格での買取をお約束いたします。

※記事内に掲載している買取価格は参考価格となり、買取価格を保証するものではございません。同様の作品であっても査定時の相場や作品状態などによって買取価格は変動いたします。

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