銀貨買取

銀は「美しさ」や「希少性」、「加工のしやすさ」によって古くから通貨として使用されました。 その歴史は古く、紀元前から「エジプト文明」や「古代ギリシャ・ローマ文明」で通貨として流通していたと言われています。 最古のものですと、紀元前4300年頃に遡り、古代メソポタミア文明の「ハル」と呼ばれる銀貨が発見されています。

日本では飛鳥時代から「無文銀銭」と呼ばれる銀貨が存在していたことが確認されており、有名な「和同開珎」にも銀貨は存在してます。
本格的に日本で流通し始めたのは江戸時代で、徳川家康の三貨制度によって銀貨は全国的に流通するようになりました。貴重で流通量の少ない金貨と比べ、銀貨は一般的に使用されていた通貨であり、日本全国で幅広く普及していました。

世界的に銀貨は主要な通貨とされていましたが、第一次世界大戦や世界恐慌によって銀価格は高騰し、利用されなくなります。各国は金や銀により価値を保証する金（銀）本位制から、経済力の裏付けとして自国通貨の価値を担保する”管理通貨制度”へと移行していきます。 これにより完全に銀貨は流通通貨としての役割を終え、「地金型銀貨」や「収集型銀貨」など古銭として愛されるようになりました。