シャッタースピードの目安をわかりやすく解説!シーン別の設定と撮影のコツ

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シャッタースピードは写真撮影に欠かせない重要なポイントです。
しかし、初心者にとっては「どの場面でどのくらいのスピードが適切か」が分かりにくいものです。
この記事では、シャッタースピードの基本と、シーン別の具体的な目安を解説します。ぜひ参考にしてください。
目次
シャッタースピードとは?
シャッタースピードは、カメラのシャッターが開いている時間のことです。
速くすると光を取り込む時間が短くなり写真は暗くなり、遅くすると光を多く取り込むため写真は明るくなります。
例えば「1/500秒」や「1/60秒」と表記され、分母が大きいほど速いシャッタースピード、分母が小さいほど遅いシャッタースピードになります。
露出の三要素
写真の明るさは「F値(絞り)」「シャッタースピード」「ISO感度」の3つで調整されます。シャッタースピードを変えるときは、他の要素も一緒に調整することが必要です。
例えば、動きを止めて速いシャッタースピードにするときは、F値を小さくしたりISO感度を上げたりします。
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速いシャッタースピードの特徴
速いシャッタースピード(1/500秒や1/1000秒 など)は、動いている被写体を一瞬で止めて撮影できます。
スポーツや野鳥の飛翔、水しぶきなど、動きの速いシーンで活用できるシャッタースピードです。
ただし、速いほどセンサーに届く光が少なくなるため、暗い場所では露出不足になりやすい点に注意しましょう。
遅いシャッタースピードの特徴
遅いシャッタースピード(1秒、10秒など)はスローシャッターとも呼ばれます。夜景や星空、滝の流れなど、光をたっぷり取り込むことが可能です。
また、滝の水を滑らかに見せたり、車の光跡を残したりといった幻想的な表現も写せます。
ただし遅いシャッタースピードは、手ブレの影響が大きいため、三脚を使うことをおすすめです。
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手ブレ防止の基本目安
手持ち撮影では「1/焦点距離」が基本です。
たとえば50mmのレンズなら1/50秒が目安です。手ブレ補正付きカメラなら、多少遅くてもブレにくくなります。
シーン別シャッタースピードの目安
ここからはカメラがよく使われるシーン別に、シャッタースピードの目安を紹介します。
スポーツ・運動会
走っている姿や動きの速い瞬間を撮るには、1/500秒~1/1000秒が適しています。より激しいスポーツでは1/2000秒程度が理想です。
一方、動感を出したいときは、1/60秒~1/125秒で流し撮りを試すのもおすすめです。
ポートレート
人物撮影は、基本的に1/60秒~1/125秒程度が目安です。
動きがある場合は1/250秒程度まで速くすると安心です。光量が不足する場合はISO感度で調整しましょう。
夜景
三脚を使うことを前提として、数秒~30秒程度の露光が基本です。
手持ちの場合は、1/15秒~1/60秒でISO感度を上げるのがコツです。最近のカメラではISO3200程度でも十分な画質で撮影できます。
野鳥撮影
止まっている野鳥は1/250秒~1/500秒程度、飛翔シーンは1/1000秒~1/2000秒以上が目安です。
特に朝夕の暗い時間帯はISO感度を積極的に上げましょう。
星空撮影
星を点として撮影したい場合は10~30秒が目安です。露光が長すぎると星が線状に写るので注意してください。
星の軌跡を描く写真は、15分以上の長時間露光や複数枚を合成する手法が使われています。
滝の撮影
水の動きをシャープに写すなら1/500秒以上、滑らかに表現するなら1/2秒以上のスローシャッターが効果的です。
日中にスローシャッターを使う場合は、NDフィルターで光量を抑えることを意識しておきましょう。
流し撮り
歩行者なら1/30秒、走っている人や自転車なら1/60秒、車や電車なら1/125秒~1/250秒程度が適しています。
流し撮りは難易度が高いので、最初はやや遅めのシャッタースピードから練習するのがおすすめです。
車のライトなど光の軌跡撮影
車のライトは10~30秒程度、花火は4~8秒程度が目安です。
交通量や被写体の動きに応じて調整しましょう。
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シャッタースピードは優先モードを活用することがおすすめ
一眼カメラには「シャッタースピード優先モード(Sモード・Tvモード)」があり、設定したシャッタースピードに合わせてカメラが自動でF値とISO感度を調整してくれます。
動きの速い被写体を撮影する際に便利で、初心者でも簡単に使えるモードです。
おわりに
シャッタースピードは、写真表現に大きな影響を与えます。
基本の目安スピードを押さえた上で、撮影シーンや表現したいイメージに合わせて調整することが、満足できる写真撮影の第一歩と言えるでしょう。
この記事で紹介した目安のシャッタースピードを参考に、実際に撮影しながら自分のスタイルを見つけていきましょう。
三脚やNDフィルターなどの撮影機材も活用し、シャッタースピードを自在に操って撮影を楽しんでください。
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