日本画とは、明治時代に洋画と区別するために生まれた概念で、日本特有の画材を使用した絵画です。
東山魁夷や平山郁夫などが日本画を代表する有名画家にあげられ、日本のみならず海外にもファンが多くいます。
この記事では、日本画の現在の価値について詳しく解説します。
価値がある日本画家や買取相場、価値が高くなる作品の特徴なども併せてご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
▼無料の査定依頼はこちら
→今すぐ「日本画」をメールで無料査定
日本画は今でも価値がある?
東山魁夷「緑響く」
日本画は今でも価値がある作品が多く、日本のみならず世界的にも人気です。
作品・画家によっては年々価値が上昇し、日本画を探している収集家や買取業者は多くいます。
また、オークションなどの二次販売における取引額からも日本画の価値が高いことが伺えるでしょう。
日本画家として有名な東山魁夷の「山湖深緑」は、2023年に行われたオークションにて5,400万円で落札されています。
激しい競争により、落札額はスタート時より2,500万円も高くなりました。
1961年に作られた作品が、2023年に5,400万円もの価格で落札されたことを踏まえると、今でも日本画の価値は上昇していると考えられます。
今でも価値がある日本画家
今でも価値のある日本画は、有名かつ人気な画家であることが多いです。
上記でお伝えした東山魁夷は昭和を代表する有名な日本画家で、多くの作品に価値があります。
東山魁夷以外に今でも価値がある日本画家は以下の通りです。
- ・平山郁夫
- ・片岡球子
- ・横山大観
- ・千住博
- ・森田りえ子
- ・後藤純男
- ・福田平八郎 など
また、今はそれほど価値のない日本画家であっても、何かをきっかけに価値が上昇することも少なくありません。
例えば、世界的に有名な著名人が、ある日本画を落札したりすると、それだけで世界的に注目され、一気に価値が上昇する可能性があります。
ただ、価値がある日本画であっても、市場の状況により価値が下がることがあるので、その点は理解しておくことが大切です。
価値のある日本画の買取相場
片岡球子「富士 西湖」
価値があるとされている日本画の買取相場は、数十万円〜数百万円です。
また東山魁夷や平山郁夫、片岡球子などの有名かつ人気な日本画家の作品であれば、数百万円という金額で買い取ってもらえることもあります。
ただし、「東山魁夷の作品なら絶対に高い」というわけではありません。
日本画買取では、作品の状態や種類、希少性、市場の状況など様々な要素から買取価格が決められるため、買取相場は目安程度にすることがおすすめです。
現在お持ちの日本画の買取額を知りたい場合は、日本画買取の実績がある業者に査定依頼してみてください。
価値が高くなりやすい日本画の特徴
価値が高くなりやすい日本画の特徴を3つお伝えします。
1つ目の特徴は、有名・人気な日本画家の作品です。
日本画において「誰が描いたのか」ということは重要視されることで、有名・人気な画家の作品は価値が上昇しやすくなっています。
2つ目の特徴が、水墨画や岩絵具などで描かれた作品です。
これらの種類の日本画は1点ものが多く、作品に希少性が生まれます。
一方で刷られた枚数の多い版画作品などは、希少性という観点からは価値が高くなりにくいです。
最後の特徴が、良い状態の作品になります。
特に、古い時代の作品は状態の良さから価値が高くなりやすく、高値での買取にも期待できます。
現在、価値のある日本画をお持ちの方は、良い状態を維持できるように保管することが大切です。
おわりに
日本画には今でも価値のある作品が多くあり、その価値は年々上昇傾向にあります。
特に、有名・人気な画家の日本画は価値が高く、買取価格にも期待できます。
価値のある日本画の買取相場は数十万円〜数百万円で、作品の状態や希少性によっては高額で買い取ってもらえることがあるでしょう。
ただし、日本画の価値は常に変動しているため、現在お持ちの作品の価値を知りたい方は、一度査定を受けてみることがおすすめです。
そして、日本画の価値は「作品の状態」によって大きく変わるため、良い状態のうちに売却することが価値を下げないための方法になります。
私たち日晃堂では、日本画を専門の査定士が丁寧に評価し、適正な査定・買取を行っています。
▼絵画の買取について詳しくはこちらをご覧ください
→【絵画を売る!】絵画を売る時に失敗しない為の心得
▼無料の査定依頼はこちら
→今すぐ「日本画」をメールで無料査定
※記事内に掲載している買取価格は参考価格となり、買取価格を保証するものではございません。同様の作品であっても査定時の相場や作品状態などによって買取価格は変動いたします。