現代アートは、多様で斬新な表現を用いるアート作品で、日本のみならず世界的に注目されています。
数百万円〜数千万円という金額で取引されることも多く「どのように価値が決まり、変動しているのか気になる」という方は多いのではないでしょうか。
この記事では、現代アートの価値の決まり方から、価値が上昇・下落する理由について詳しく解説します。
現代アートに興味がある方や、作品をお持ちの方はぜひ最後までご覧ください。
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現代アートの価値の決まり方
日本を代表する現代アーティストである千住博の「ウォーターホール Ⅲ」
現代アートの価値の決まり方は、一次販売(プライマリー)と二次販売(セカンダリー)によって異なります。
まず、一次販売に関してはアーティストと画廊(ギャラリー)の双方が話し合い、作品の価値を決めます。
アーティストの同意を取ったうえで作品の価値が設定され、画廊(ギャラリー)側の意向だけで価値が決められるわけではありません。
オークションなどの二次販売では、需要と供給のバランスによって価値が決まります。
ある現代アーティストの作品を求めている人が多いにも関わらず、売り出されている作品数が少なければ、需要と供給のバランスが崩れ、価値が上昇します。
二次販売における価値は常に変動するため、市場状況を把握しておくことが大切です。
現代アートの価値が上昇する理由
現代アートの価値が上昇する理由は大きく2つ挙げられます。
・アーティストが有名になる
・作品の希少性が高くなる
これらは一次販売・二次販売ともに共通する理由となります。
現代アートの価値が上昇する2つの理由について詳しく解説します。
アーティストが有名になる
現代アートの価値は、アーティストが有名になることで上昇します。
特に、若手のアーティストは知名度に伴い価値が上昇しやすくなっています。
現代アーティストはメディアで取り上げられたり、作品展で受賞したりすることで有名になることが多く、最近はSNSを通じて知名度を高めている方も少なくありません。
また、日本のみならず世界的に有名になれば、現代アートの価値が一気に上昇するでしょう。
国際的な賞を取ったり、海外の著名人などに作品を購入してもらえれば、世界的アーティストになることができます。
作品の希少性が高くなる
現代アートの価値が上昇する2つ目の理由は、作品の希少性が高くなることです。
上記でお伝えした通り、二次販売では需要と供給のバランスによって価値が決まるため、希少性のある作品は価値も上昇します。
例えば、アーティストが亡くなってしまうと作品の供給が止まり、必然的に希少性が高くなります。
他には、自然災害により作品が失われることや、アーティストの直筆サインのある作品などが挙げられるでしょう。
また、そもそも作品の数が少ない場合も、需要と供給のバランスから価値が上昇しやすくなります。
現代アートの価値が下がる原因
アメリカの有名現代アーティスト、トム・エバハートの「Squeezw the day -Tuesday-」
現代アートの価値は上昇するだけではなく、下がることもあります。
現代アートの価値が下がる原因はさまざま考えられますが、その1つとして挙げられるのが「時代と流行の変化」です。
「数十年前は人気のあった作品だったが、今のアート市場では人気がない」ということがあり、その場合は価値は大きく下がります。
また、アーティストが亡くなることで、価値が下がる場合もあります。
アーティストが亡くなることで希少性は高くなるのですが、人気や知名度が低くなることがあり、結果的に価値も下がってしまいます。
このように現代アートの価値は下がることもあるので、売却を検討されている方は一度査定を受けてみることをおすすめします。
おわりに
現代アートの価値の決まり方は、一次販売と二次販売によって異なります。
一次販売ではアーティストと画廊によって決められ、二次販売では市場の需要と供給のバランスによって決められます。
特に、二次販売は価値が変動しやすく、高くなることも下がることも考えられます。
現代アートの価値が上昇する主な理由は「アーティストが有名になる・作品の希少性が高くなる」の2つです。
一方で価値が下がる原因としては、時代と流行の変化や、アーティストが亡くなり人気・知名度が低下することが挙げられます。
そして、現代アートをお持ちの方は、今の価値を把握するためにも査定依頼してみるといいかもしれません。
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