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1964年東京オリンピック記念切手

「オリンピックの感動をいつまでも手元に」
そう思って購入した、あるいは譲り受けたオリンピック記念切手。タンスの奥で眠っていませんか?

世界的なスポーツイベントを記念して発行されるオリンピック記念切手は、コレクターの間で高い人気を誇り、中にはプレミア価格が付くものも存在します

切手買取に出してみて、「まさか自分の持っている切手にそんな価値があるとは…」と驚かれる方も少なくありません。これら記念切手の価値は発行年や保存状態、デザインの人気など様々な要因で変動するのです。

この記事では、日本開催のオリンピックに焦点をあて、オリンピック記念切手の価値や種類、高額買取のポイントまで、分かりやすく解説します。

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オリンピック記念切手とは?

オリンピック記念切手とは、オリンピック大会を記念して発行される特別な切手のことです。

世界中でコレクターが存在し、その歴史は古く、近代オリンピックの始まりと共に歩んできました。初めてオリンピック記念切手が発行されたのは、1896年の第1回アテネオリンピック。ギリシャが大会開催費用を捻出するために発行したのが始まりです。

以降、各開催国が独自の記念切手を発行するようになり、現在ではコレクターアイテムとしてだけでなく、その国の文化や歴史を反映する貴重な資料としても認識されています。

日本では、1964年の東京オリンピックを機に初めて記念切手が発行されました。以降、1972年の札幌冬季オリンピック1998年の長野冬季オリンピック、そして2020年の東京オリンピックと、開催の度に様々なデザインの切手が発行されています。

これらの切手は、大会のマスコットキャラクターや競技風景、開催都市の象徴的な建造物などが描かれており、当時の熱気や興奮を今に伝えています。

未使用の美品はもちろん、使用済みの切手でも価値が高い場合もあり、その価値は発行年、保存状態、デザインの人気など、様々な要因によって決まります。

次章からは、日本開催のオリンピックで発行された記念切手を紹介します。

1964年東京オリンピック記念切手

1964年東京オリンピック記念切手

1964年の東京オリンピックは、アジアで初めて開催された夏季オリンピックとして、日本にとって歴史的な節目となりました。この記念すべき大会を祝して発行されたのが、「1964年東京オリンピック記念切手」です。

当時、聖火ランナーや開会式の華やかな様子、様々な競技風景などを描いた切手が発行され、国民の間にオリンピックムードを高めました。

発行枚数は種類によって異なります。例えば、聖火台と選手が描かれた50円切手は、5,500万枚発行されました。一見すると大量に発行されたように思えますが、半世紀以上が経過した現在、未使用の美品は希少価値が高く、高額で取引されるケースも珍しくありません

  • ・聖火台と選手(5円切手、5,500万枚発行)
  • ・国立競技場(10円切手、4,500万枚発行)
  • ・日本武道館(30円切手、2,000万枚発行)
  • ・室内競技場(40円切手、2,000万枚発行)
  • ・駒沢体育館(50円切手、2,000万枚発行)

また、小型シート(5種類の切手が一つのシートに収まって発売されたもの)は、発行枚数が400万枚のために希少性が高く、切手コレクターからも注目されています。

1964年東京オリンピック記念切手は、日本の高度経済成長期を象徴する貴重な文化遺産ともいえる逸品です。

1972年札幌冬季オリンピック記念切手

1972年、アジア初の冬季オリンピックとして開催された札幌オリンピック。この大会を記念して発行されたのが、「1972年札幌冬季オリンピック記念切手」です。

冬季競技ならではの躍動感あふれるデザインが特徴で、スキーやスケート、ボブスレーなどの競技が描かれています。

中でも、50円切手に採用されたフィギュアスケートのデザインは、優雅な選手のシルエットが美しく、コレクターの間で高い評価を得ています。

それぞれの発行枚数は、以下のように種類によって異なります。

  • ・スキー(20円切手、3,500万枚発行)
  • ・ボブスレー(20円切手、3,500万枚発行)
  • ・フィギュアスケート(50円切手、2,000万枚発行)

1964年の東京オリンピックに比べると発行枚数は少ないものの、50年以上を経た現在では、未使用の美品は希少価値が高くなっています。

特に、小型シートは1,500万枚の発行枚数となっているため市場に出回る数が少なく、高額で取引される場合も

1972年札幌冬季オリンピック記念切手は、冬季スポーツの魅力を凝縮したデザインと、当時の時代背景を反映した貴重な資料として、コレクター心をくすぐる存在です。

1998年長野冬季オリンピック記念切手

1998年、日本で2度目の冬季オリンピックとして開催された長野オリンピック。この大会を記念して発行されたのが、「1998年長野冬季オリンピック記念切手」です。

右側に五輪エンブレムや大会マスコットキャラクターの「スノーレッツ」が描かれ、左側に10種類の切手が配置されたシートとして「5000万部」が販売されました。

10種類の切手では、長野の植物をテーマにした50円切手と競技種目をテーマにした80円切手が、半分ずつデザインされています。

  • ・ミヤマリンドウ(50円切手)
  • ・リュウキンカ(50円切手)
  • ・クロユリ(50円切手)
  • ・ヤマシャクヤク(50円切手)
  • ・カタクリ(50円切手)
  • ・スノーボード(80円切手)
  • ・カーリング(80円切手)
  • ・スピードスケート(80円切手)
  • ・クロスカントリースキー(80円切手)
  • ・アルペンスキー(80円切手)

各種スキー競技の切手デザインでは、ダイナミックな競技の瞬間を捉えた迫力ある構図で人気があります。比較的最近の発行ということもあり、未使用の美品は入手しやすいオリンピック切手です。

2020年東京オリンピック記念切手

新型コロナウイルスの影響で延期されたのち、開催された東京オリンピック。この特別な大会を記念して発行されたのが、「2020年東京オリンピック記念切手」です。

50の競技種目が2つのシート(1シート25種類)に分かれてデザインされた、1つで多くを楽しめる記念切手としても話題となりました。

発売から年月があまり経過していないことから未使用で現存している切手は多く、現時点で額面を大きく超えるような買取額には期待できないでしょう。

それでも、2020年東京オリンピック記念切手は、パンデミックという前例のない状況下で開催された特別な大会を記録する、歴史的にも貴重なコレクターアイテムとなっています。

オリンピック記念切手の価値

オリンピック記念切手の価値は、発行年、保存状態、そして市場の需要によって大きく変動します。実際に、額面以上の高額で取引された事例も数多く存在します。

切手買取市場での動向をみると、日本のオリンピック記念切手では1964年東京オリンピック1972年札幌冬季オリンピックの切手が価値も高めです。

特に未使用の美品や切手が複数枚繋がったシートの状態であれば、額面以上の値が付くケースも。

このような切手を保有している場合には、価値を下げないように良い状態を保っておくことが非常に重要です。

オリンピック記念切手を売りたいとお考えの方へ

オリンピック記念切手を売却する方法はいくつかあります。

代表的なのは、切手の買取専門業者に依頼する方法です。専門業者は豊富な知識と経験を持つ査定員が在籍しており、適切な価格での買取が可能です。

他には、オークションサイトやフリマアプリを利用する方法もありますが、相場を把握していないと適切な価格で売却できない可能性もあるので注意が必要でしょう。

高く売るためのコツとしては、切手の保存状態が重要です。

未使用品はもちろんのこと、汚れや折れのない方が高値となる傾向にあります。切手を保管する際は、直射日光や高温多湿を避け、専用のアルバムやファイルに入れて大切に保管しましょう。

なお、シートの状態やエラー切手は希少価値が高いため、高額買取にも期待できます。

おわりに

オリンピック記念切手は、その保存状態や希少性によって、思いもよらない高値で取引されることがあります。あなたが持っている切手も、もしかすると価値あるお宝かもしれません

スポーツ切手のひとつであるオリンピック記念切手は、コレクター市場で人気が高く、適切な査定を受けることで高額売却のチャンスが広がります。

もしご自宅に眠っている切手があるなら、専門業者で査定してみてはいかがでしょうか?

私たち「日晃堂」の切手買取では、オリンピック記念切手の買取に関する専門的な知識を持ったプロが、あなたの大切なコレクションを無料で査定いたします。

これまでにもオリンピック記念切手をはじめとした、国内外の古切手を高価買取した実績が多くあります。少しでも高く売却したいとお考えなら、ぜひ日晃堂にお任せください。

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