浮世絵とは、江戸時代に発達した色彩豊かな風俗画のことです。
武将を描いた「武将絵」や遊郭の美女を描いた「美人画」など、浮世を取材して描かれているのが特徴になります。
この記事では、浮世絵買取で価値がつく作品の特徴について解説します。
有名浮世絵作家である月岡芳年の作品ついても併せてご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
浮世絵買取で価値がつく作品の特徴
浮世絵買取で価値がつく特徴として挙げられるのは「有名作家の作品」ということです。
「誰の作品なのか」は分かりやすい判断基準で、有名な浮世絵作家であればあるほど高い価値がつきます。
浮世絵作家の人気や将来性によっても価値がつき、現在でも評価されている場合は高い価値がつきやすくなります。
また、作家の分からない浮世絵であっても、作品の需要や知名度によっては高い価値がつくので、まずは査定を受けてみることをおすすめします。
浮世絵買取で高値がつく有名作家
浮世絵買取で高値がつきやすいのは「有名作家の作品」ということを説明させていただきました。では、具体的にどの作家なのでしょうか?
浮世絵買取で高値がつく有名作家は以下の通りです。
- ・菱川師宣
- ・鈴木春信
- ・喜多川歌麿
- ・東洲斎写楽
- ・歌川広重
- ・葛飾北斎
- ・月岡芳年 など
これら浮世絵作家の有名な作品であれば、数百万円から数千万円という金額で買い取ってもらえます。また、有名な作品以外でも、浮世絵作家として有名なだけで買取市場で高値がつきやすくなります。
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浮世絵買取で高値がつく月岡芳年の作品
浮世絵買取で高値がつく作家の1人に「月岡芳年」が挙げられます。
月岡芳年とは、幕末から明治にかけて活躍した浮世絵作家で、様々なジャンルの浮世絵を独自の表現で描いたことで人気を博しました。
そんな月岡芳年が手がけたもので高値がつきやすいのは「血みどろ絵」というジャンルの作品です。
血みどろ絵とは、血が飛散する残虐な殺りく、あるいはそうした事件が起きたことを暗示させる血まみれの人物を描いた作品を指します。
血みどろ絵の中でも兄弟子とともに共作した「英名二十八衆句」や「魁題百撰相」は高い人気があり、高値がつきやすいです。
また、歴史や小説などの怪奇的な物語を題材とした「妖怪画」も高値がつきやすくなっています。
月岡芳年の浮世絵を高く売る方法
月岡芳年の浮世絵を高く売るには、大きく3つのポイントを抑えることが大切です。
1つ目のポイントは、知識のある買取業者に依頼することになります。
月岡芳年は幕末から明治に活躍した浮世絵作家になるため、知識がなければ適正な査定を行うことが難しいでしょう。
2つ目のポイントが、作者の著名や作品の入っていた箱などの付属品を添えて売ることです。
付属品は作品の出どころを保証したり、贋作ではないことの証明につながるため、手元にある付属品は全て用意するようにしてください。
最後のポイントが、綺麗な状態で売りに出すことです。
浮世絵買取では作品の状態が重視されるため、少しでも高く売るには綺麗な状態であることが求められます。
現在でも綺麗な状態を維持できている場合は、一度査定に出してみることをおすすめします。
おわりに
浮世絵買取で価値がつきやすい作品の特徴とは、「有名作家であるか」ということを解説させていただきました。
「誰の作品なのか」ということは浮世絵買取で最も重視されることで、有名な作家であればあるほど高値がつきます。
代表的な有名作家の1人に「月岡芳年」という浮世絵作家が挙げられます。
月岡芳年は幕末から明治に活躍した浮世絵作家で、血みどろ絵というジャンルで人気を博しました。
月岡芳年の浮世絵を高く売るには「知識のある買取業者に依頼する・付属品を添える・綺麗な状態で売る」の3つを抑えることが大切です。
私たち日晃堂では、浮世絵・月岡芳年の作品を専門の査定士が丁寧に評価し、適正な価格で買取を行っています。