洋画とは、ヨーロッパを中心に発達・普及した画材や技法で描かれた作品を指します。
洋画家としてはピカソやゴッホ、モネなどが有名で、日本人では「藤田嗣治」が有名洋画家として挙げられます。
この記事では、洋画買取(油彩画買取)で人気・評価されている藤田嗣治について詳しく解説します。
藤田嗣治の有名作品や、高値で売るコツも併せてご紹介しているので、洋画買取(油彩画買取)の依頼を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
有名洋画家の藤田嗣治とは?
藤田嗣治とは、フランスで活躍した東京出身の洋画家です。
第一次世界大戦前よりフランスのパリで活動を始め、現在でもフランスにおいて最も有名な日本人画家と言われています。
日本画の技法を「油彩画」に取り入れながら作品を作り、女性や猫を題材としたものを得意としていました。
藤田嗣治がフランスで一躍有名になったのは「寝室の裸婦キキ」という作品で、描かれた裸婦の肌が陶器のように透明感のある乳白色であったことから全世界で高評価を得ました。
そして、その3年後にフランスからレジオン・ドヌール勲章、ベルギーからレオポルド勲章が贈られて、洋画家としての地位を確立することとなります。
洋画買取(油彩画買取)で藤田嗣治が評価される理由
洋画買取(油彩画買取)で藤田嗣治が評価される理由は経歴や知名度、受賞歴など様々なことが挙げられます。
その中でも最も評価される理由として挙げられるのは、作品の独自性でしょう。
藤田嗣治の最大の特徴である「乳白色」は、陶器のような光沢を持ちながら温かみのある独特の質感で、独自の配合で作り上げた絵の具と特殊な下地によるものです。
また、日本画の技法を西洋の油彩画に取り入れたことも、藤田嗣治ならではの画風として評価されています。
西洋画では使わない「墨・筆」という画材を使って裸婦の輪郭を描いたようです。
藤田嗣治の作品は、色合いや技法から洋画買取(油彩画買取)で高く評価されています。
藤田嗣治の有名作品
藤田嗣治の作品で最も有名なのは、フランスで一躍注目を集めることとなった「寝室の裸婦キキ」です。
代名詞である乳白色の裸婦像は寝室の裸婦キキ以外にもあり、「タピスリーの裸婦」「私の夢」「イブ」などの作品は知名度・人気があります。
その他の有名な作品は以下の通りです。
- ・自画像
- ・猫のいる自画像
- ・赤毛の女
- ・ヴェールを被る若い女性
- ・少女
- ・カフェ
- ・争闘 猫
- ・猫を抱く少女 など
また、藤田嗣治は戦争中の日本で「陸軍美術協会理事長」に就任し、戦争画も描いていました。
そのため戦争を題材とした作品も多くあり、「アッツ島玉砕」「血戦ガナルカナル」「サイパン島同胞臣節を全うす」など多数の有名作品があります。
高値で洋画買取(油彩画買取)してもらうコツ
高値で洋画買取(油彩画買取)してもらうコツは、専門家を利用することです。
藤田嗣治の作品は洋画買取(油彩画買取)で高値がつきやすいのですが、その分多くの贋作も出回っています。
藤田嗣治の作品の価値を正しく査定してもらい、少しでも高値で買い取ってもらうには、洋画に関する知識が豊富な専門家を利用することが大切です。
また、保存状態や付属品を揃えることも高値で洋画買取(油彩画買取)してもらうコツになります。
特に、保存状態が良ければ版画でも買取価格が高くなりやすいので、綺麗な状態を維持できている場合は、早めに買取依頼することがおすすめです。
おわりに
藤田嗣治はフランスで活躍した日本人洋画家で、日本画の技法を油彩画に取り入れていることが作品の特徴です。
「寝室の裸婦キキ」という作品をきっかけにフランスで一躍有名になり、藤田嗣治が独自に配合して作った絵の具である乳白色は、全世界で高く評価されました。
洋画買取(油彩画買取)で藤田嗣治が高く評価されている理由はその代名詞である乳白色などの独自性です。
そんな藤田嗣治の作品を少しでも高値で買い取ってもらうには、絵画に詳しい専門の買取店利用することが大切になります。
多くの贋作が出回っている画家でもあるので、知識と経験が豊富な専門家に査定してもらうことがおすすめです。
私たち日晃堂では、藤田嗣治の作品を専門の査定士が丁寧に評価し、適正な価格で買取を行っています。