不要な骨董品を処分したい時は?
骨董品の相場を調べようと思ったとき、いざ骨董品の相場を調べてもなかなか分からないと思いませんか?
結論から言いますと、専門家でなければ骨董品の相場を自力で調べる事は無理です。
骨董品にも相場自体は存在するのですが、骨董品の相場は様々な側面から導き出す価格なので、一般の方には調べる事が非常に困難なのです。他にも骨董品の相場を調べる事ができないと言い切れる理由として、次の様な理由が挙げられます。
骨董品の価値に関する情報がみつからない
現在、情報を集めようと考えたときに真っ先に使用するのはインターネットです。
しかし、骨董品の相場や価値情報はブランドバッグや時計などとは異なり、ネットではほとんど見つける事が出来ません。それは、価値のある骨董品は「定価がなく」基本的に「一点物」なので、骨董品自体の価値はもちろんの事、取引事例といった相場となる情報がネット上に集まりづらいからです。
では、ヤフオク等の落札情報という手もありますが、実はヤフオク上での骨董品の相場情報は参考にできるほど正確ではありません。ヤフオクは完全ネットで完結する取引ですので、本来の相場で販売すると詐欺を疑って誰も購入しようとしないのです。例えば、ヤフオクにて20万円で取引されている骨董品でも、本来なら5倍以上の相場が妥当な情報で溢れています。また、出品者が情報弱者という事を良い事に安く買い叩いている事例もありますので、骨董品の相場や価値の目安としても参考にはできません。
では、本に書いている情報ですが、あくまでも当時の参考価格ですので、骨董品の相場や価値とは大きく異なる場合が多いです。
実質、手軽に骨董品の相場や価値に関する情報を見つける事が出来ないのが現状です。
骨董品の相場は基本「時価」である
例えば、柿右衛門という有名な作家の茶碗があるとします。これをAという市場で現在と1年後に販売した場合は相場は現在と1年後では異なります。それが、A、B、C、Dと調べる市場を増やしていくと全てのパターンで相場は大きく変わってきます。市場が変われば集まる人間が変わるので、価値のつけ方も様々になります。
ある程度決まった「定価」が存在すれば骨董品の相場も算出しやすいのですが、基本的に骨董品は時期と市場によって変動する「時価」ですので、骨董品の相場はかなり流動的です。
その為、骨董品の相場に関しては、商品知識はもちろんですが、現在の骨董品業界の動向を追えなければ算出ができません。
様々な市場での販売事例を基にしている
骨董品の相場は、実際に世界中で行われているオークションでの落札価格や骨董品市場や美術品市場での取引価格、取引件数からその骨董品の現在のトレンドを導き出し骨董品の相場を算出します。この作業自体は日々大量の骨董品取引を行い、実際に骨董品市場にも出入りしている骨董品業界に精通した人間でなければ不可能に近い作業となります。
骨董品相場の調べ方についてのまとめ
これらの話をまとめますと、ブランド品のバッグや時計の様に価格がわかりやすいものであればインターネットで相場を調べられますが、骨董品の相場となると一般の方が簡単に調べられる範囲に骨董品の相場も価値に関する情報がないので、骨董品の相場は調べる事ができません。
例えば、と工程の作家物の骨董品がどれくらいの価格でやり取りされているかであれば、調べる事は不可能ではありません。ただ明らかな鑑定書でも無い限り作家名を突き止めるという作業も骨董品に興味がなければ困難ですし、作家物の骨董品は1点物ですので同じ作家の骨董品でも、価値が大きく異なる事もありますので、ある程度の予備知識は必要です。さらに言えば、高名な作家の作品には贋作がつきものですから、苦労して調べてもいざ査定に出した時に贋作だと判明するといったケースもあります。
骨董品の相場を知る最も確実かつ、簡単な方法は実際に骨董品専門の買取業者に査定を受けてみることです。
日晃堂を含めた骨董品を専門的に取り扱っている業者であれば、現状の骨董品の相場や市場状況も基本的に把握しています。
「相談だけするのはちょっと気が引ける」そのようにお考えであれば、日晃堂にご相談ください。
日光堂ではお客様との安心取引の為に「骨董品の価値を知りたい」といった相談のみのお問い合わせも大歓迎です。無料で骨董品の相場の相談から受け付けますので、骨董品の相場が気になりましたらお気軽にお電話にてご相談ください。