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呉昌碩の掛軸をお買取しました!呉昌碩とはどんな画家だったのかについてもご紹介いたします。

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呉昌碩 掛軸

皆様、こんばんは。日が落ちるのも遅くなり、いよいよ夏の到来ですね。暑さ厳しき折ではございますが、皆様お変わりありませんでしょうか。

本日は、先日お買取させて頂きました「呉昌碩の掛軸」をご紹介します。呉昌碩は、清朝の末期に活躍した芸術家で、清朝最後の、または中国近代一の文人とも言われています。彼が四絶とも評されるのは、詩と書、それに画、篆刻ともに素晴らしい作品を残し、それぞれに並はずれた才能を有していたから。

呉昌碩は様々な才能に恵まれた芸術家ですが、彼が有名になったのは、50歳を過ぎた頃。30代のころには自身の篆刻を売るなどして生計を立てていましたが、生活は苦しいものだったようです。呉昌碩が最も得意とした芸術は、篆刻。
浙派をはじめ鄧派、さらには石鼓文にも精通しており、それぞれの魅力を織り交ぜた独自の刻風が創り出されています。彼の書や画にも篆刻らしさが含まれており、独特の躍動感が生み出されています。

少し右に上がっていくような字体は、見る者にも力強さを与えてくれるようですね。こちらは経年に伴う劣化は見られましたが、目立つシミや破れもなく美品。何よりも骨董特有の風合いと呉昌碩の活力に満ちた書体とのコントラストは、息をのむ程の美しさ。こちらのお品物を大切にされてきたお客様と、呉昌碩の筆力に最大限の敬意を表し高価買取させて頂きました。ご売却、ありがとうございました。

掛軸は贋作が多いと言われており、鑑定眼を持った査定員でないと真贋を見極めるのは至難の業。日晃堂には掛軸を専門とする鑑定士が在籍しており、大切にされてきた掛軸を丁寧に査定させて頂きます。お家に眠っている掛軸がございましたら、日晃堂へお申し付けくださいませ。

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