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掛け軸の査定ポイントについてご紹介します。

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掛軸査定
掛軸査定

掛軸の査定は何を基準に行っているかご紹介します

掛軸は日本の家の床の間や茶道の際には欠かせない物です。鎌倉時代から室町時代にかけて、中国の宋・元の画風(漢画)が伝えられたのが始まりで、その後、禅宗の発達と共に定着し、室町時代にかの有名な雪舟によって一つの頂点に達しました。掛軸が掛かっている床の間は箔がついたような、ピシッと一本筋の通った空気になりますよね。ですが相続や贈与などで掛軸を手に入れたけれども掛軸にあまり興味がなければ買取依頼を考える事もあると思います。その際に気になるのが買取価格だと思います。

買取価格は掛軸などをあつかう買取業者に査定を依頼して算出される価格です。数百万円を超える査定価格を提示させていただく事もある掛軸ですが、どういったところを確認し、掛軸の査定価格を算出しているのかをわからなければ不安だという人もいると思います。その独特の敷居の高さからかあまり興味のない人にとっては査定の際にどこをチェクしているのか皆目見当もつきません。

今回は掛軸の査定価格の算出について、主に次の3つのポイントを説明させて頂きます。

掛軸査定の流れ1:品定め(鑑定)

まず初めに行う事は持ち込まれたこの掛軸がどういう品物かという鑑定(品定め)です。

その為にはまずサインや落款を確認し、その掛軸の入手ルートや技法や描写方法がその作家特有のものかどうかを確認します。掛軸の査定基準は「有名作家による作品か?無名作家による作品か?」というラインによって大きく分かれます。無名作家の場合は購入価格と比べて大きく価値が下がりますが、有名・無名の判断は買取店側の査定員も判断する為、どんな作品でも必ず持ち込む姿勢が非常に重要です。

また所有者が無名だと思い込んでいた作品の中にも、意外な有名作品が隠れていることもあるため、不要な掛軸だという理由で処分をせずにぜひ査定をしてもらうべきだと言えます。サインや落款が確認できれば、その掛軸の描かれた時代に流行した技法や文化を確認します。その作品の真贋(本物かどうか)を確認するためです。

掛軸の品定め(鑑定)は「本物をどれくらい知っているか」という査定員の感覚が重要です。

掛軸査定の流れ2:掛軸の状態を確認

保存状態が悪ければ価値は相対的に下がりますので状態を確認します。

ですが状態が悪いからといって買取依頼を諦めたり、修復を試みたりせずにそのままの状態でご相談ください。骨董品は中古状態が普通ですので、劣化自体は珍しいことではありませんしし、素人が下手に修復をしようとすると折角の掛軸の価値を逆に下げかねません。有名作家の作品であった場合等は多少劣化していても高値がつく事もございます。

そして、掛軸には【表紙】や【一文字】、【軸棒】、【八双】、【紐】といった付属品もあります。当然付属品自体も査定をして買取します。

掛軸査定の流れ3:市場価値の確認

業者の持つ販売経路(オークションや骨董市場等)の中で最も高く販売できる市場を確認し、その価格から逆算して査定価格を提示します。買取業者が掛軸の買取において利益をだす仕組みは、買取した掛軸を業界の専門的な市場で高く再販売する事で生み出しています。

その為、高く再販売できる業者の方が掛軸の買取価格も高くなります!

例えると、【100万円で掛軸を再販売できる業者A】と【50万円で掛軸を再販売できる業者B】ではどちらが高く買取りしてくれるかという事です。再販売の価格に大きな差が出る事を不思議に思われるかもしれませんが、市場によっては本当に大きく異なります。

理由は掛軸を含めた骨董品や古美術品の市場は日本国内はもちろんのこと世界中に数多く存在し、業者によって販売経路は大きく異なるからです。そのため、掛軸を高く売る為には販売経路をどれだけ幅広く持っているかが重要なのです!


今回は大きく3つのポイントに分けて説明ましたが厳密には上記3つ以外にも様々なポイントをチェックしております。
例えば中国のものかを判断する際は

【軸先の確認】

掛軸の両端に出ている部分を軸先といいますが、中国の掛軸はこの部分が大きかったり、あるいは無かったりします。

【表木の確認】

掛軸が巻いてある時にできるかまぼこ状の出っ張りの部分を表木(ひょうもく)といいます。横から見ると普通は半円のかまぼこになるような形状をしていますが中国のものは横から見ると四角い形をしていることが多いです。

【尺の確認】

掛軸を広げて見たり掛けてみたりしたときに、たまに長すぎて掛からないものがあります。10センチ程度でなく30センチ以上長い時は中国の古い掛軸である可能性がかなり高いです。

などなど、掛軸のを査定する上では様々な細かなポイントを確認して行います。

掛軸査定のまとめ

非常にシンプルですが、本物かどうか確認し、いくらで販売できるかを予想し、そこから買取価格を査定するという事です。このページでも説明しましたが、掛軸の査定は様々な観点から鑑定しておりますので簡単には説明できない鑑定士の熟練の業なのです。

もしあなたが不要な掛軸をお持ちでその価値を知りたければ是非私たち日晃堂のような掛軸の専門家にご相談ください。ネットに分かりやすい情報が溢れていないので、掛軸の査定は個人の経験と知識が全てです。

日晃堂は掛軸に対して専門の鑑定眼の持つ査定員が在籍、無料で相談から受けつけています。

日晃堂では骨董品全般の買取を専門に行っておりますが、お客様に安心して買取に臨んでいただくためにもまずは査定からお願いしたいというお問い合わせも喜んでお待ちしております。日晃堂には掛軸専門の鑑定士が揃っており世界に市場を有していますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

掛軸買取なら、
その価値を丁寧に査定

掛軸買取なら掛軸専門鑑定士がいる【日晃堂】にお任せください。掛軸であればどのような状態でも真贋鑑定の上、高価買取いたします!手数料無料の出張査定もご利用ください、地方にお住まいの方でもご相談に応じ、お伺い致します。日本画だけでなく中国掛軸も高値で買取します。

買取実績投稿日:

伊藤若冲
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参考価格
1,148,000
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河鍋暁斎
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63,000
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200,000
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福田平八郎
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松林桂月
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馮鏡如(ふうきょうじょ)
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15,000
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