【詐欺サイトに関する注意喚起】弊社を偽ったオークションサイトの存在を確認しております。詳しくはこちらをご確認ください。

お気軽にご相談・ご質問、お問合わせください

0120-961-491

受付時間 9:00~19:00 (年中無休 年末年始除く)

茶道具、掛軸、刀剣、絵画など骨董品に関する情報をご紹介いたします。骨董品買取のプロだからこそ知っている情報などもご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。

TOP

※お電話が混雑しており繋がらない場合は、大変申し訳ございませんが時間を空けてお問合せください。

藤原雄の備前徳利

 今回は、東京都にお住いのお客様より買取させていただいた藤原雄の備前徳利について紹介します。未使用に近い美品で、共箱もきれいでしたので、大変高値で買取することができました。

☆藤原雄とは

 藤原雄は、備前焼陶芸家で人間国宝に
なった父・藤原啓の長男として生まれました。明治大学文学部へ進み、一時はみすず書房の編集者への道を選びますが、病気で倒れた父をサポートするため故郷である岡山県に戻ります。その後は、父の助手として本格的に備前焼技法を学び陶芸家として歩み始めます。

藤原雄の備前徳利

 1958年には、第5回日本伝統工芸展に出品した備前壷が入選。第7回現代日本陶芸展でも入選し、東京日本橋三越や岡山天満屋などで、自身初となる個展を開きます。1961年、スペインのバルセロナで開催された国際陶芸展では、グランプリを受賞し世界に名を知られる陶芸家として活躍しました。海外に広く備前焼を広めていくため、スペインやアメリカ、カナダなどで備前焼講座や個展を開催するなど海外活動を精力的に行います。1967年に独立し、同じ年に日本陶磁協会賞を受賞しました。

 その特徴は備前の土色を生かしたすっきりとした器形に箆目や線彫、透かしや削ぎなどを使い、作為性を加えたものです。「無作為」の陶芸に力を尽くした父親とはまた違った魅力ある作品を完成させていきました。壷づくりを主として取り組み、岡山天満屋や東京日本橋高島屋で「百壷展」を開きます。展示された重量感のある豪快な壷は、新たな境地を開拓したともいわれています。その後も韓国国立現代美術館で「備前一千年、そして今、藤原雄の世界」展を開くなど備前焼の世界的普及のために尽力しました。1996年重要無形文化財保持者の認定を受け、1998年紫綬褒章受章しています。主な作品集には「藤原雄備前作陶集」や「藤原雄陶の譜:作陶生活40周年記念」などがあります。2001年に 多臓器不全のため69歳で亡くなっています。

藤原雄の備前徳利

☆藤原雄の備前徳利

 藤原雄の備前徳利は、伝統ある備前焼に近代的感性を組み込んだおおらかで力強い作品が多いとされています。シンプルで明快、豪放さを感じさせる作品は、藤原雄が幼い頃からもつ視覚的なハンディキャップからくるものといえるでしょう。研ぎ澄まされた皮膚感覚の中、洗練されたフォルムの形成は父・啓の備前徳利とは異なるものです。「焼締め」によってつくられる備前焼本来の美しさはもちろんのこと、装飾性が少ないながらもシックな優美さを感じさせてくれます。今回買取させていただいた、藤原雄の備前徳利もシンプルで存在感のある味わい深いものです。藤原雄は徳利をはじめ、ぐい飲みなど多くの酒器を製作していますが、窯に入れるときに寝かせて入れたものは自然釉が横にかかっているといわれています。これは、徳利の中でも貴重なもので全盛期の作品とされるものです。買取させていただいた徳利もまた、横にかかった自然釉が美しく大変貴重なものといえるでしょう。

藤原雄の備前徳利

☆さいごに

 徳利は現在ではあまり酒器として用いられることは少なくなりましたが、藤原雄の備前徳利は根強いファンやコレクターが多く、和室に飾るインテリアとして用いる方もいるため需要の高い焼き物です。また、人間国宝の師である父とは違った作風を確立させ、シンプル、明快、豪放な作品の数々は非常に貴重なものです。

 そのため、使わなくなった藤原雄の備前徳利があれば日晃堂が買取らせていただきます。もちろん、状態の良し悪しによっても査定額は変わりますが、共箱や共布があり付属品などがきちんと残っていればより高値が付くでしょう。また、日晃堂であれば藤原雄の備前徳利に限らず備前焼なら高価買取が可能です。

陶磁器買取なら、
その価値を丁寧に査定

陶磁器買取なら【日晃堂】にお任せください!有田焼や備前焼をはじめ、中国骨董品の唐物陶器や古備前、有名作家の作品など、陶磁器の高価買取には自信があります。無料の出張査定であれば、陶磁器が割れてしまう心配もございません。陶磁器の売却をお考えなら、ぜひ日晃堂までお問い合わせください。

買取実績投稿日:

清水卯一
蓬莱赤土彩花盃
買取
参考価格
100,000
この買取実績の詳細

買取実績投稿日:

安倍安人
備前徳利
買取
参考価格
80,000
この買取実績の詳細

買取実績投稿日:

鈴木五郎
鳴海織部ぐい呑み
買取
参考価格
10,000
この買取実績の詳細

買取実績投稿日:

藤本能道
色絵あざみ飾壷
買取
参考価格
18,000
この買取実績の詳細

買取実績投稿日:

鈴木五郎
ロス織部ぐい呑み
買取
参考価格
30,000
この買取実績の詳細

買取実績投稿日:

十一代 三輪休雪
白萩茶碗
買取
参考価格
570,000
この買取実績の詳細

買取実績投稿日:

吉川雪堂作/吉川壺堂彫
常滑焼朱泥一双茶注「鏡獅子」
買取
参考価格
110,000
この買取実績の詳細

買取実績投稿日:

佐伯守美
象嵌釉彩樹木文花瓶
買取
参考価格
30,000
この買取実績の詳細

※買取価格は季節や年数により相場が変動します。掲載されている買取価格は参考価格で買取価格を保証するものではありません

※商品の画像は、過去に買取をした類似商品の画像を掲載している場合がございます。

出張買取保証・30%UP

※30%UP対象商品:骨董品、美術品、食器
※店頭買取・宅配買取は本キャンペーンの対象外となります。
※キャンペーンの併用は不可です。

買取についてのご相談・ご依頼はコチラ

日晃堂のオペレーターが、お客様のご相談など
丁寧に対応させていただきます。
些細なことでもお気軽にお電話ください。

骨董品・古美術品の相談をする

0120-961-491

受付時間 9:00~19:00 (年中無休※年末年始除く)

 関連記事

塚本快示の青白磁大皿
塚本快示の青白磁大皿を買取しました

 塚本快示の青白磁大皿を買取希望の東京都にお住いのお客様からご連絡をいただき鑑定に伺いました。家に伝わる名品が数多くある […]

鍋島御庭焼 市川光春の鍋島焼額皿をお買取しました

本日は鍋島焼の額皿のお買取です! 江戸期には徳川将軍家にも献上されていたという鍋島焼です!!! 鍋島藩窯で作られた鍋島焼 […]

坂高麗左衛門の古萩茶碗をお買取しました

日晃堂です!今回、大量の和食器の査定で古美術価値のあるお品をお買取したのでご紹介いたします! 古萩茶碗のお買取です! 「 […]

記事カテゴリー