本日は、龍文堂造の鉄瓶をお買取しました。
龍文堂は京都にて創業した、8代続く老舗の鉄瓶屋。
明治時代から大正にかけては高級で精巧な鉄瓶を数多く手がけ、一躍その名を馳せました。
その著名さは、かの有名な夏目漱石の小説の一節にも登場するほど。
今回ご売却頂いたこちらの鉄瓶は八角形となっており、非常に珍しい造りのものとなっています。
小ぶりな鉄瓶ですが、存在感と重厚さは抜群。
ちなみに「八」の字は末広がりとして験の良い数字とされており、八角形は縁起物としても重宝されていますね。
今回の鉄瓶は、一度他店様にて買取を断られてしまい日晃堂に御用命いただけたお品物。
長期に渡り保管されていたものですので、確かに経年による錆び荒れや汚れ等見受けられますが手入れをすればまだまだお使い頂ける状態。
ご依頼頂いたお客様への誠意は勿論、龍文堂の歴史と伝統にも敬意を表し、精一杯努力の高価買取にてお譲りいただきました。
ご売却、ありがとうございました。
鉄瓶はどうしても経年による錆び等が生じてしまい、コンディションが安定しないお品物でもあります。
その為、買取を断られてしまうといったケースもしばしば耳にします。
当店では状態やコンディションではなくお品物の持つ「歴史」と「想い」を尊重し、価値を反映した高価買取にて営業させて頂いております。
他店様で買取を断られてしまったお品物であっても、当店では買取対象。どのような状態であれ喜んで鑑定させて頂きます。
龍文堂の鉄瓶の高価買取であれば、日晃堂へ御用命ください。