茶道具鑑定と査定の違い



      2018/05/15

茶道具鑑定
茶道具鑑定

茶道具の鑑定と査定は違います

お客様から茶道具買取のご依頼をいただき茶道具の査定を行わせていただいているときに、「査定と鑑定は何が違うの?」というご質問をいただく機会がございますので、この機会に【鑑定】と【査定】の違いについて説明します。

【鑑定】と【査定】の違いは簡単にいうと

  • その品物の市場価値を調べることが【鑑定】
  • 買取業社が買取る価格の算出が【査定】

です。
具体的には次の様になっております。

茶道具の鑑定

茶道具の【鑑定】とは価値の不明瞭なものに【鑑定人の権威と信頼性を基に価値を明らかにすること】です。

そして、ここでつけられた価値が【市場価格】となります。
よく誤解される方がおられますが、これは【買取価格】とは異なったものです。

端的にいえば買取業者が【お客様に販売する価格】であって【お客様から買取する価格】ではないというのが重要なポイントです。鑑定士に鑑定してもらった鑑定額で骨董品買取業社に売る事は基本的に不可能です。理由は、買取業者がその価格で買取したところで利益を出す事が困難だからです。

それではどのように見定め、鑑定するのか一例を挙げて説明していきます。

茶器の最高峰【井戸茶碗】という茶碗があり、井戸茶碗の魅力は簡素な美と安穏たる佇まいでしょう。古くから伝わる伝世品を間近で見れば器面のひびも繕いも吸い込まれるような深みを湛えております。

井戸茶碗の多くは各地の美術館と個人に収蔵されますが、根津美術館(東京都港区)の特別展で全国の名物が一堂に会した事があります。「戦国武将が憧れたうつわ 井戸茶碗」と題された展示会では国宝である喜左衛門をはじめ実に70余点が展示されました。実物をじかにみるとその自然な作りがよく分かります。

井戸茶碗には以下のような約束事がありそれらを鑑定士の経験と知識で判断していきます。
【井戸茶碗の約束】

  • ●琵琶色(びわいろ)の釉薬:酸化焼成で琵琶色、還元で青っぽい焼き上がりになります。
  • ●総釉(そうぐすり)であること:うつわ全体に釉薬をかけていることを指します。
  • ●魚子貫入(ななこかんにゅう):細かい貫入の事で魚の小さい鱗にたとえ名付けられてます。
  • ●竹節高台:竹の節のように高さのある高台のこととされます。
  • ●轆轤目(ロクロ目):3段~5段ほどのロクロ目が残るのが約束とされています。
  • ●梅花皮(かいらぎ):高台周辺の釉薬の縮れのことを指します。
  • ●渦巻き兜巾:高台裏の刳り貫き部分を指します。中心に兜巾状の突起が見られます。
  • ●見込の目跡:3~5つの目跡があるとされています。 重ね焼きをする際、複数のうつわがくっつかないようにある工夫をします。それはうつわ同士の間に粘土などを入れて焼くことです。結果、その粘土の跡が残りますがこれを目跡といいます。

また井戸茶碗は大きさや形、色味などで細かく分類されており、それらも見定めていきます。
【井戸茶碗の分類】

  • 大井戸・・・大ぶりで堂々とした器形が特徴です。名物が多いため名物手とも呼ばれます。代表作「喜左衛門井戸」など。
  • 小井戸・・・大井戸と比べ見込が浅く高台が小さいものを指します。代表作「老僧井戸」など。
  • 青井戸・・・色は青味が多く、灰色・琵琶色のものもあります。共通点は高台の上から口縁までほぼ一直線の器形です。代表作「柴田井戸」など
  • 小貫入・・・伝世品が少ないと言われています。器形は小井戸に準じ小さく細かい貫入が入ったものと分類されます。

このように【鑑定】とは一つの作品だけでもこれだけ約束事があり熟練の鑑定士の鑑定眼が成せる業なのです。

茶道具の査定

【茶道具の査定】とは骨董品買取業者が提示する【お客様から買取する価格】です。

こちらの査定額というのは鑑定額を上回ることはありません。

茶道具における査定はマーケットの需要と供給、作品の図柄の良し悪し、劣化がないか状態確認に加えて、市場での販売事例を鑑みて評価していきます。中でも、市場での販売事例を確認する事は非常に大切で、その茶道具の最新のトレンドを調べるという事です。

茶道具の持つ価値相場をベースに考えて、実際に現在世界中で行われているオークションでの落札価格や骨董品市場や美術品市場での取引価格、取引件数からその商品の現在のトレンドを導き出し、基本の相場と掛け合わせる事で現在の時価相場を算出します。
これは日々大量の骨董品取引を行い、骨董業界に精通した買取業者だからこそ導き出せる情報です。

ですので実績の多い買取業者に依頼すれば、より精度の高い査定が出来ると思われますし、その後の販売経路の多い買取業者の方が高く買い取る傾向にあるといえます。

この様に時価や高く売る事ができる市場など骨董品の業界にいる人だからこそ判断できる情報で相場算出しているのです。

茶道具買取業者の上手に利用して鑑定を

こういう事を私たち買取業者がいうのもおかしい話ですが、茶道具を無料で鑑定したければ骨董品の買取業者を利用するというのも一つの手段です。私たち骨董品買取業者が行うのはあくまでも【査定】ですが、骨董品の査定を行う際には必ず専門の鑑定士が【鑑定】を試みたうえで査定価格を算出します。

つまり、査定を依頼する事で実質鑑定もしてもらえるという事です。

もし、茶道具の買取を考えているのであれば、まずは茶道具の価値を知るところから考えてみてはいかがでしょうか?早めに鑑定だけでもしてもらう事で計画的な売却に繋がりますので、遺品整理などでたくさんの茶道具が出てきた際にはせっかくの品物を壊さないためにも買取業者の査定サービスを利用する事はとてもおすすめです。

日晃堂は「まずは無料での相談から」といった相談のみの問い合わせもお受けしております。
ですので、気になる茶道具をお持ちであればお気軽にお問い合わせください。

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