絵画の相場は調べることが非常に困難です
みなさん有名な画家の描いた絵画がオークションなどで非常に高値で取引された、というようなニュースを見た事があると思います。
エドヴァルド・ムンクの有名な絵画「叫び」は139億1000万円、ひまわりで有名なゴッホの「医師ガシェの肖像」は170億2000万円、クリムトのアデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像I」が177億4000万円と有名画家の描いた絵画には想像もつかないような高値がつきます。もっともっと高い絵画としてゴーギャンの「ナフェア・ファア・イポイポ(いつ結婚するの)」で336億円なんていうとんでもない価格もあります。
しかしながら絵画の相場は一概にこの絵は○千万円です。というような事は言えないのです。調べることが非常に難しいという事もありますが、それ以上に絵画の相場は規則性がないという事が理由です。
今回はその絵画の相場について、相場判断が難しい原因について少し説明させていただきます。
絵画の相場は着眼点を一定のジャンルに絞り込みづらい
先述したように有名作家の絵画となると1億円を超える価格で取引される事もありますが、逆にどれだけ有名作家と似たような絵画でも作家が無名であれば数千円がいいところです。ましてや贋作(偽物)であれば全く無価値となり0円という可能性もあります。しかし有名作家の作品だからと言って安心は出来ません。同じ作家の絵画作品だとしても、1000万円で取引される絵画もあれば、100万で取引される絵画もあります。
ブランド品などは、似たようなジャンルであれば相場は決まってきますが、絵画の場合は同じ作家や同じような作風の絵といった似たようなジャンルでも、年代によって作風に変化が見られたり、その作家の人生背景などにより簡単に数百数千万単位の価格差が生まれます。これは作家の作風や人生、絵画史なども含めた絵画に造詣の深い鑑定士でないと大変難しい作業です。
絵画の買取相場は基本時価である
例えばAが鑑定した結果、価値が200万といわれている有名作家の絵画「X」があったとします。この絵画は、500万~1000万の金額で売れる事があります。その理由も、欲しいと思った人は自分が決めた価格で入札をしますので、個人が1000万の価値があると思えば、Xの絵画は1000万円になるという事です。
ブランド品のバッグや財布、腕時計等は基本的に定価という上限が設定されていますので相場を調べる事は出来ますが、絵画の相場はそのようにはいきません。絵画は基本的に全ての絵画は一点物ですので目の前のその絵画を逃せばもう手に入りません。個人の気持ち次第で価格が決まり上限が存在しません。「時価」が取引価格になるのです。
このような理由から絵画の相場を決めるのが困難なのです。絵画を高値で売る為にはそのような熱望する人に出会える「運」も必要になってきますので、そのような人が沢山いる市場に流通経路を確保していないと大変難しいと思います。
ネットなどで調べられるのはあくまで販売事例である
一応、過去に市場での取引絵画を基に相場を提示する事は不可能ではありません。
ですが、上記にもあるように個人の采配次第で取引価格は大きく変動するので、絵画の相場として信用のある数字とはいいがたいというのが現実です。業者の中には絵画の相場を提示している業者もいますが、それはあくまでも参考価格としてとらえておきましょう。過去の販売事例なので、市場のトレンドなどによっても大きく変動があるのが絵画の相場です。
家の死後100年で博物館が展示会を開いたりすれば1年前より格段に価格が上がるという事もあります。
ある個人がある作家にはまって作品をコレクションしていると、その個人に出会う事が出来れば高値で売る事もあります。まさに絵画の相場は一期一会と言っても過言ではない、まさに生きた市場なのです。
絵画の相場が知りたければ、専門家に直接聞く事が一番です
結論から言うと、絵画の相場は一般の人には算出は不可能といえます。
ですので、絵画の相場や買取価格を知りたいという事であれば、査定まで行ってくれる買取業者に一度相談するとよいでしょう。そうするとその時の絵画の相場も専門家の査定の上で教えてもらえます。日晃堂も無料で絵画の相場の相談からうけつけています。
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