価値のある浮世絵の特徴｜現在の価値・買取相場と合わせてご紹介
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浮世絵は江戸時代初期に生まれた絵画ジャンルの1つで、風景画や美人画、役者絵などが主要な題材となります。
当時は低価格で販売され、大衆文化として定着していましたが、今では価値のある絵画として人気があります。
この記事では、浮世絵の現在の価値から価値のある作品の特徴、買取相場まで徹底解説します。
浮世絵をお持ちの方や売却を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください
現在の浮世絵の価値
現在、浮世絵の価値は上昇し、有名な浮世絵師が手掛けたものや、保存状態の良いものには数十万円〜数百万円という価値がつきます。
特に、日本国内での価値は高くなっています。
その理由には、現在残っている浮世絵の3/4が海外にあることが挙げられます。
1867年に開催された万国博覧会で浮世絵が出展されると「ジャポニズム」というブームが起こり、海外で人気が出ました。
多くの浮世絵が海外に渡った後、日本でも価値が高くなったのです。
そのため日本国内においては希少性の観点から、浮世絵に価値はつきやすいでしょう。
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今でも価値のある浮世絵の特徴
今でも浮世絵に価値はありますが、全ての作品に価値があるわけではありません。
今でも価値のある浮世絵の特徴として、まず挙げられるのは「作家は誰か」ということです。
浮世絵の価値は誰が手掛けたのかによって大きく変わり、人気・有名な浮世絵師の作品は今でも価値が上昇傾向です。
また、江戸時代から明治時代初期に制作されたオリジナル版画は、収集家や買取業者から人気があります。
後にオリジナルと同じ方法で制作された「復刻版」は、オリジナルと比較するとそれほど価値は高くないでしょう。
他にも、浮世絵師が自ら描いた「肉筆画」や、初期に刷られた作品などは今でも価値が高い特徴があります。
価値のある有名な浮世絵師
上記でお伝えした通り、浮世絵は「誰の作品なのか」ということが今の価値に影響します。
今でも価値のある作品が多い浮世絵師は以下の通りです。
- ・菱川師宣
- ・葛飾北斎
- ・歌川広重
- ・喜多川歌麿
- ・鳥居清長
- ・月岡芳年
- ・東洲斎写楽
- ・鈴木春信 など
この中でも葛飾北斎は、世界的に有名かつ人気な浮世絵師です。
2023年3月に行われたオークションでは、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」が280万ドルで落札されました。
この落札額は、浮世絵としても葛飾北斎作品としても史上最高です。
価値のある浮世絵の買取相場
価値のある浮世絵の買取相場は、数万円〜数百万円です。
浮世絵師や作品の状態、作品の仕上がり、肉筆画なのかなど、様々な要素から買取額が判断されるため、浮世絵というジャンルでも数万円〜数百万円と相場は幅広くなります。
例えば、有名な浮世絵師のオリジナル版画を良い状態で保管できている場合、数十万円〜数百万円の買取額になる可能性が高いでしょう。
ただし、買取額は市場の動向に応じても変動するため、作品によっては買取額が相場以上にも、相場以下にもなることがあります。
現在お持ちの浮世絵の価値・買取額が気になる方は、一度査定を受けてみることをおすすめします。
日晃堂でお買取した月岡芳年の作品「藤原保昌月下弄笛図」
その価値は200万円以上に
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浮世絵の価値を下げない保管方法
価値のある浮世絵でも作品の状態が悪ければ、価値は下がってしまいます。
浮世絵の価値を下げないためには、直射日光が当たらずに湿度の変化が少ない場所での保管が大切です。
風通しの良いクローゼットや物置などが保管場所に適しているでしょう。
年間を通じて湿度を保つことが難しい場合は、調湿剤などを使うこともおすすめです。
また、1枚ずつ「奉書紙」に挟んで保管することが大切なポイントとなります。
浮世絵を購入した際に「たとう紙」が同封されていることがありますが、シミやカビの原因となるので、一緒に保管することは避けてください。
そして、浮世絵を良い状態で保管できている場合は、状態が悪くならないうちに売却することも1つの方法です。
おわりに
浮世絵は江戸時代初期に生み出された絵画のジャンルの1つで、当時は低価格で販売されていたため、大衆文化として定着していました。
しかし、19世紀後半に開催されたパリ万国博覧会をきっかけにヨーロッパを中心に浮世絵が人気を博し、その後日本でも人気・価値のある絵画として注目されました。
その価値は今でも残っていて、作品によっては数十万円〜数百万円という高値で買い取ってもらうことができるでしょう。
浮世絵の価値は市場の動向によって常に変動しているため、現在の価値・買取額を知りたい方は、専門業者に査定依頼することをおすすめします。
私たち日晃堂では、浮世絵を専門の査定士が丁寧に評価し、適正な査定・買取を行っています。
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※記事内に掲載している買取価格は参考価格となり、買取価格を保証するものではございません。同様の作品であっても査定時の相場や作品状態などによって買取価格は変動いたします。
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