「ブランデーのナポレオンって何?」
「ブランデーのナポレオンはどんな種類がある?」
など、「ブランデーのナポレオンとは何か」知りたい方のために、詳細や種類、価値などを紹介いたします。
ナポレオンについて知っておけば、ブランデーをより一層楽しめるでしょう。また、買取を検討している場合も参考になる情報を掲載しています。ぜひご覧ください。
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ブランデーのナポレオンとは?
まずはブランデーのナポレオンについて解説いたします。ナポレオンという表記が意味するものは何か、見ていきましょう。
ブランデーの「ナポレオン」について
ブランデーに記載されている「ナポレオン」という表記は、ブランデーの等級を表しています。ブランデーは、コント数と呼ばれる熟成年数で等級が決まり、コント数が長いものほど高級です。
ナポレオン等級以上のブランデーは高級ブランデーに位置づけられており、香り・コク・味などすべてにおいて上質とされています。
コニャックとアルマニャックによるナポレオン基準の違い
コニャック | アルマニャック | |
---|---|---|
生産地域 | コニャック地方 (ボルドー地方北部) |
アルマニャック地方 (ボルドー地方南部) |
製造過程 | 単式蒸溜機で2回蒸留 | 半連続式蒸溜機で1回蒸留 |
ブドウ品種 | ユニブラン | ユニブラン、バコ、フォルブランシュ、コロンバールなど |
ナポレオン等級基準 | コント6以上 | コント5以上 |
ブランデーは、世界3大生産地域に数えられている「コニャック」と「アルマニャック」では、等級の基準に違いがあります。
コニャックはコント6(熟成年数6年)以上、アルマニャックはコント5(熟成年数5年)以上がナポレオン等級の基準です。
その他等級との違い
等級 | コニャック | アルマニャック |
---|---|---|
スリースター | コント2以上 | コント1以上 |
V.S. | コント2以上 | コント2以上 |
V.S.O.P. | コント4以上 | コント4以上 |
ナポレオン | コント6以上 | コント5以上 |
X.O. | コント10以上 | コント10以上(2018年3月31日以前出荷分はコント5以上) |
Hors d’âge、Extra、Heritageなど | コント10以上 | コント10以上 |
ブランデーにはナポレオン以外にもさまざまな等級があり、それぞれコント数が異なります。さらにコニャックとアルマニャックでは基準が異なることを知っておきましょう。
古いナポレオン等級のブランデーは価値がある?
ブランデーは古いものほど価値が向上する傾向にあります。アルコール度数が40~60度と高いため、殺菌力に優れ、長期保存に適している特徴を持つことから年代の古いブランデーでも買取可能な場合があるでしょう。
また、古ければ古いほど希少価値が高まるため、高額買取となる可能性もあります。
そのため、昔手に入れたナポレオン等級のブランデーが思わぬ高値となったという話は少なくありません。買取価格は状態によって左右されますが、未開封であれば一度査定に出してみても良いでしょう。
ナポレオングレード種類別の買取価格
・カミュ・ナポレオン
・ヘネシー・ナポレオン
・レミーマルタン・ナポレオン
・シャボー・ナポレオン
・クルボアジェ・ナポレオン
・ポールジロー・ナポレオン
カミュ・ナポレオン
フランスのコニャック地方に拠点をおくカミュ社が製造するコニャックです。1863年の創業以来、5世代に渡って高品質なコニャックを製造しています。
カミュ・ナポレオンはまろやかで繊細な味が特徴で、その他の高級ブランデーと比べると比較的手に入れやすい価格帯であり、多くのファンから愛されているブランデーです。
世界的知名度も高く、日本でも人気であることから、市場でも売買が盛んに行われています。買取相場は数千円といわれており、熟成年数が長いものや希少ボトルはさらに高額になる可能性もあるでしょう。
ヘネシー・ナポレオン
1765年にリチャード・ヘネシーによって創業したヘネシー社のコニャックです。コニャックの長い歴史を牽引し続け、「XO」の等級をつくるなど、計り知れない功績を持っています。
ヘネシー・ナポレオンは、キレのある後味と深い味わいが特徴で、ブランデーの豊潤な香りを楽しめる逸品です。ストレートで飲むとより一層深みのある味を感じられるでしょう。
買取相場は5,000円前後とされていますが、現在はヘネシー社にナポレオン等級がないことも相まって状態が良好であれば高額買取にも期待できます。
レミーマルタン・ナポレオン
レミーマルタンは1724年に創設された世界最大コニャックメーカーのひとつであり、コニャック地方に拠点を置いています。
レミーマルタン・ナポレオンはフルーツとスパイスの香りや口当たりの良さが特徴で、ナポレオン等級のなかでも評価が高い種類です。
買取相場は数千円ですが、フランス語で「水差し」の意味もつ「カラフェ」というボトルに入れられた特別仕様のものは1万円前後が相場となっています。
シャボー・ナポレオン
アルマニャック地方のブランデーメーカーであるシャボーが製造したのが「シャボー・ナポレオン」です。フルーティな風味や濃厚な味わいが特徴で、甘みと酸味のバランスが良いことでも知られています。
もともとリーズナブルなナポレオンであることから、買取相場は数百円から数千円と高額にはなりにくいでしょう。
クルボアジェ・ナポレオン
クルボアジェは200年の歴史を持つブランデーメーカーで、ナポレオン・ボナパルトがクルボアジェのブランデーを愛好していたことからナポレオン等級ができたといわれています。
クルボアジェ・ナポレオンは選りすぐられた原酒をブレンドし、繊細な香りと芳醇なまろやかさが特徴です。
買取相場は数千円とされていますが、フランスのバカラクリスタルをボトルに使用した「クルボアジェ・ナポレオン バカラ」は1万円を超える価格で取引されるケースも。
ポールジロー・ナポレオン
ポールジローは、コニャック最良の地と呼ばれる「グランシャンパーニュ地区」でブランデーを生産する家族経営の生産者です。
ポールジロー・ナポレオンは、大手メーカーにはマネできない複雑に折り重なる味わいや気品ある香りが特徴で、極上の品質といわれています。
栽培から収穫・蒸留までをすべて手作業で行っているため、希少価値が高く、1万円前後で取引されることも少なくありません。
おわりに
ブランデーのナポレオンはブランデーの等級を表しており、熟成年数を意味するコント数によって基準が設けられています。
コニャックとアルマニャックでは等級の基準が異なり、ナポレオン等級はコニャックがコント6以上、アルマニャックではコント5以上が基準値です。
ブランデーは古ければ古いほど価値が高まる傾向にあるため、昔手に入れたナポレオン等級のブランデーが高値で買い取ってもらえることもあります。
ナポレオン等級のブランデーには、カミュ・ナポレオン、レミーマルタン・ナポレオンなどがあり、ほとんどの種類が数千円で取引されています。
希少な種類は1万円以上することもあるため、お手元にナポレオン等級のブランデーがある場合は一度査定に出してみましょう。
日晃堂は、お酒の買取を得意としている買取業者です。ブランデーについて深い知識を持ち、多数の取引をまとめてきたプロの査定士が対応いたします。
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※記事内に掲載している買取価格は参考価格となり、買取価格を保証するものではございません。同様のお酒であっても査定時の相場や保管状態などによって買取価格は変動いたします。