お気軽にご相談・ご質問、お問合わせください

0120-961-491

受付時間 9:00~19:00 (年中無休 年末年始除く)

買取ご予約へ

お気軽に無料相談から

明治通宝の価値はいくら?種類別の買取価格と買取で損しないためのコツ

ご自宅の蔵やタンスに、古いお札「明治通宝」は眠っていませんか?
日本初の政府紙幣である明治通宝は歴史的価値が高く、種類や状態によっては驚くほどの高値で取引されることがあります。

この記事では、現存する全9種類の明治通宝の価値を一覧で詳しく解説。さらに、査定額が決まるポイントや、お手元の紙幣を少しでも高く売るためのコツまで網羅しています。

明治通宝とは?日本初の「政府紙幣」が持つ歴史的価値

明治通宝とは?日本初の「政府紙幣」が持つ歴史的価値

明治通宝は、1872年(明治5年)に明治政府によって発行された、日本で初めて全国的に通用する政府紙幣です。

江戸時代の複雑な貨幣制度から近代的な統一通貨制度への転換点を象徴する歴史的背景と特徴から、古銭としての価値が非常に高く評価されています。

明治通宝が発行された背景

江戸時代の日本では、幕府が発行する「寛永通宝」などの銅銭と、各藩が独自に発行する「藩札」が混在していました。

全国で約1,600種類もの藩札が流通し、それぞれの藩での価値や信用度が異なるため、商取引は極めて複雑でした。

明治維新によって幕藩体制が崩壊すると、この複雑な貨幣制度はさらに混乱を極めます。藩札の価値は発行元の藩の財政状況に左右され、なかには無価値同然となるものが現れるほど。

明治政府は当初、1868年に「太政官札」を発行しましたが、これは応急的な措置に過ぎませんでした。太政官札は信用度が低く、また偽造も多発したため、より信頼性の高い本格的な政府紙幣の発行が急務となったのです。

この状況を統一し、近代的な国家の経済基盤を築くため、新政府は全国で使える統一紙幣の発行を決定。こうして、国の信用を背景に発行された初の政府紙幣として明治通宝の誕生へとつながります。

ドイツで製造された「ゲルマン札」

明治初期の日本では、西洋の近代的な印刷技術がまだ十分に導入されていませんでした。

とくに、偽造防止のための精密な印刷技術や、耐久性のある紙幣用紙の製造技術は皆無に等しい状況。政府は、国際的に通用する信頼性の高い紙幣を発行するため、海外の技術に頼らざるを得ませんでした。

そのため、明治政府は当時のヨーロッパで最も優れた印刷技術を持つとされたドイツの「ドンドルフ・ナウマン社」に紙幣の製造を委託します。

同社は、精密な石版印刷技術と高度な偽造防止技術を持ち、ヨーロッパ各国の紙幣製造も手がけていた名門企業です。

この歴史的経緯から、明治通宝は「ゲルマン札」という通称で親しまれています。鳳凰や龍が描かれた美しいデザインと高い印刷技術は、日本の近代紙幣の礎となり、その希少性から現在も高い価値を持っています。

無料のご相談・ご依頼はこちら

\ 日晃堂へのお問合せはお電話がおすすめです /

0120-961-491

受付時間 9:00~19:00(年中無休※年末年始除く)

\ WEBでのご相談・ご依頼も受付中 /

簡単WEB査定
24時間受付 (年中無休※年末年始除く)

種類別|明治通宝の価値一覧と買取相場

種類別|明治通宝の価値一覧と買取相場

明治通宝には全部で9つの券種が存在し、それぞれ発行枚数や現存数が異なるため、価値も大きく変わります。

お手元にある明治通宝がどの種類で、どれくらいの価値を持つ可能性があるのか、それぞれ見ていきましょう。

買取相場は紙幣の状態で大きく変動するため、「並品・美品・未使用品」と段階的な目安を示しますが、あくまで参考としてご覧ください。

100円券(百圓券)の価値と買取相場

明治通宝の頂点に君臨する「幻の紙幣」です。製造枚数は約24,000枚と記録されており、当時の100円は一般庶民の年収の数倍にもなる超高額だったため、実際の流通はほぼ皆無でした。

現存が確認されているのは数枚のみとされ、一般の市場で目にすることはほとんどありません。市場に出てくれば間違いなくニュースになるレベルの逸品といえるでしょう。

▼買取相場の目安
市場での取引実績がないため「時価」となりますが、数千万円以上の価値がつけられると予想されます。ただし、非常に高価であるため精巧なレプリカ(複製品)も多く存在します。

50円券(五十圓券)の価値と買取相場

100円券に次ぐ高額券として位置づけられる50円券。製造枚数は約23,000枚とされていますが、こちらも当時としては大金であり、一般的な流通は限定的でした。

表面に描かれた鳳凰の精巧なデザインは、ドイツの印刷技術の高さを物語っています。100円券と同様に古銭市場で目にすることはなく、極めて希少価値の高い紙幣であることに変わりはありません。

▼買取相場の目安
こちらも時価に近い予想価格となりますが、状態の良い美品であれば1,000万円を超える可能性も。多少の傷みがある並品であっても、数百万円単位での取引が期待できる、まさに至宝級の古銭です。

10円券(拾圓券)の価値と買取相場

製造枚数は全体で約270万枚とされる10円券は、高額紙幣の中では比較的多く発行されました。

表面に描かれた勇壮な鳳凰が特徴で、明治通宝の美しさを代表する券種のひとつ。それでも現存するものは少なく、古銭コレクターからの需要が非常に高い状況が続いています。

高額券の入門編としての位置づけもあり、見つけられれば高額査定が十分に期待できるでしょう。

▼買取相場の目安
状態によって価値は大きく変動します。並品で数万円程度、シワや汚れの少ない美品であれば十万円以上、未使用品なら100万円を超える価格がつくこともあります。

5円券(五圓券)の価値と買取相場

製造枚数が約310万枚の5円券は、10円券と同様に鳳凰をデザインした高額紙幣。興味深いことに、10円券よりも製造枚数が多いにも関わらず、市場では10円券よりも高く評価される傾向があります。

これは保存状態の良いものが10円券よりも希少であることが影響していると考えられ、コレクター市場での人気も根強く保たれています。

▼買取相場の目安
5円券は10円券よりも市場評価が高い傾向にあります。並品で数万円~数十万円、美品クラスになると数十万円ほどの価値が見込めるでしょう。

未使用の状態であれば、100万円を超える査定額が提示される可能性も十分にあります。

2円券(弐圓券)の価値と買取相場

一対の鳳凰が優雅に舞う姿を表現した2円券は、製造枚数が全体で約1,270万枚とされています。5円券と1円券の間に位置する中額面として発行されましたが、実際の使用頻度は他の券種と比べて低かったようです。

このため意外に良好な状態で残っているものも多く、収集家の間での人気を高めており、状態が良ければ予想以上の高値がつくことも珍しくありません。

▼買取相場の目安
並品でも数万円の価値がつくことが多く、美品であれば10万円を超えるケースも見られます。未使用品ではさらなる高額査定が見込める券種です。

1円券(壹圓券)の価値と買取相場

明治通宝の基軸通貨として位置づけられた1円券。製造枚数は全体で約4,520万枚と最も多く、当時の通貨単位の基準となっていたため、現存数も他の券種と比べて豊富です。

表面の鳳凰デザインは他の券種と共通していますが、流通量が多かった分、状態による価値の差が激しいという特徴があります。「量は多いが質は様々」といった状況でしょうか。

▼買取相場の目安
折り目やシミが多い並品の場合、価値は数千円~1万円程度に留まります。しかし、状態の良い美品であれば数万円の価値となり、管理状態の重要性を示す典型例といえるでしょう

半円券(五十銭券)の価値と買取相場

日常的な支払いで活用された半円券は、製造枚数約2,270万枚とされています。実用性の高さゆえに消耗が激しく、綺麗な状態で残っているものが極めて少ないという現実があります。

鳳凰と龍が描かれた精緻なデザインは、1円券よりも一回り小さなサイズに収められており、技術的な難易度の高さを物語っています。

▼買取相場の目安
並品であれば数千円が相場ですが、状態の良い美品は数万円まで跳ね上がります。未使用品であれば10万円を超える価値がつく可能性もあり、保存状態の良し悪しが査定額を大きく左右する券種です。

20銭券(二十銭券)の価値と買取相場

20銭券は、鳳凰の図案と力強く書かれた「二十銭」の文字が印象的な少額紙幣。

製造枚数は約4,610万枚と比較的多く発行されましたが、半円券と同様に日常使いされたため、消耗品として扱われることが一般的でした。

そのため、シワやシミのない良好な状態のものを発見するのは意外に困難で、コンディションの重要性が際立つ券種となっています。

▼買取相場の目安
並品で数千円程度が一般的な評価です。しかし、シワやシミが少ない美品であれば1万円~3万円、未使用品なら5万円以上の価値が期待できます。

10銭券(拾銭券)の価値と買取相場

明治通宝最小額面の10銭券は、製造枚数は全体で約12,660万枚と最も多く発行された券種。日常的に流通し、損耗しやすい環境にあったため、現存するもののほとんどは相当な使用感を伴っています。

だからこそ、シワや汚れのない美しい状態で残っているものは「奇跡的」ともいえる存在で、その希少性が価値を押し上げる要因となっているのです。

▼買取相場の目安
状態の悪い並品では数百円~1,000円程度に留まりますが、美品クラスになると1万円前後まで価値が急上昇。

もし未使用のピン札が発見されれば、3万円を超える高額査定になることもある、まさに「状態がすべて」を体現する紙幣です。

明治通宝の価値を大きく左右する査定ポイント

明治通宝の価値を大きく左右する査定ポイント

同じ額面の明治通宝でも、なぜ価値に大きな差が生まれるのでしょうか。その理由は主に2つの査定ポイントにあります。お手元の紙幣をセルフチェックする際の参考にしてください。

紙幣の状態(未使用・美品・並品など)

古銭の価値を決定する重要な要素が「状態」です。シワや折り目がなく、発行された当時のままのような「未使用品(ピン札)」が最高評価となります。

わずかな折り目や汚れはあるものの綺麗な「美品」、そして明らかな使用感やシミ、破れがある「並品」と続きます。

同じ1円券でも、並品なら数千円、未使用品なら数十万円と、状態次第で価値が数十倍に変わることも珍しくありません。

真正性(本物か偽物か)の見分け方

明治通宝は価値が高いため、当時作られた偽物(贋札)や、後世に作られた精巧な複製品(レプリカ)も多く存在します。

本物は独特の紙質やインクのにじみ、そして書体などを中心に判断を行いますが、素人目での判断は困難です。価値を正確に知るためには、専門家による鑑定が不可欠です。

無料のご相談・ご依頼はこちら

\ 日晃堂へのお問合せはお電話がおすすめです /

0120-961-491

受付時間 9:00~19:00(年中無休※年末年始除く)

\ WEBでのご相談・ご依頼も受付中 /

簡単WEB査定
24時間受付 (年中無休※年末年始除く)

お持ちの明治通宝を少しでも高く売るためのコツ

お持ちの明治通宝を少しでも高く売るためのコツ

貴重な明治通宝が見つかったなら、その価値を最大限に引き出して買い取ってもらいたいものです。ここでは、査定額を下げずに、少しでも高く売るための重要なコツを3つご紹介します。

無理にクリーニングや修復をしない

紙幣の汚れやシワが気になっても、自分で綺麗にしようとするのは絶対に避けてください。洗ったり、アイロンをかけたりすると、紙質が変化し、インクがにじむなどして価値が大きく下がってしまいます。

破れをテープで補修するのも厳禁です。古銭は「当時の状態を保っていること」自体に価値があるため、見つけたままの状態で査定に出すのが鉄則です。

鑑定書や付属品があれば一緒に査定に出す

もし購入時に鑑定書が付属していた場合は、必ず一緒に提出しましょう。本物であることの強力な証明となり、査定額アップに直結します。

また、保管されていた箱や、由来がわかる手紙がある場合も、その古銭の来歴を示す重要な資料となるため、忘れずにセットで査定を依頼してください。

古銭の価値がわかる専門の買取業者に依頼する

古銭買取では業者選びが非常に大切です。明治通宝のような専門性の高い古銭は、リサイクルショップなどでは正しい価値を判断できず、安値で買い叩かれてしまう恐れがあります。

必ず古銭知識の豊富な査定士が在籍する「専門の買取業者」に依頼しましょう。専門家であれば、紙幣の状態や希少性を的確に見抜き、適正な価格を提示してくれます。

おわりに

この記事では、明治通宝全9種類の価値や査定のポイントについて解説しました。

日本初の政府紙幣である明治通宝は歴史的価値が非常に高く、種類や状態によっては数万円から数千万円という驚きの高値がつく可能性を秘めたお宝です。

しかし、その価値は保存状態や本物かどうかで大きく変動するため、専門知識のない個人が正確に判断するのは極めて困難です。

価値がわからないまま処分したり、不適切な業者に安く買い叩かれたりしては、大変な損失に繋がってしまいます。

お手元にある明治通宝の本当の価値を知りたいとお考えなら、古銭買取の専門業者である「日晃堂」へご相談ください。

古銭の専門知識と買取経験の豊富な査定士が、お客様の大切な明治通宝を一点一点丁寧に拝見し、現在の市場価値に基づいた正確な査定額をご提示します。

査定料や出張料、キャンセル料は一切無料です。まずはお気軽にお問い合わせください。

無料のご相談・ご依頼はこちら

\ 日晃堂へのお問合せはお電話がおすすめです /

0120-961-491

受付時間 9:00~19:00 (年中無休※年末年始除く)

\ WEBでのご相談・ご依頼も受付中 /

「古紙幣」を簡単WEB査定
24時間受付 (年中無休※年末年始除く)

古銭買取なら【日晃堂】
その価値を丁寧に査定いたします

古銭買取なら【日晃堂】にお任せください。慶長大判金・享保小判金・古金銀など、価値のある古銭の高価買取には自信があります。また、ゾロ目や連番、ミスプリントなど、プレミア品の古紙幣も買取しておりますので、古銭を売る時はお気軽に日晃堂までご相談ください。

 関連記事

五円玉のエラーコインとは?価値や種類・見分け方を解説
五円玉には「エラーコイン」と呼ばれる珍しいコインが存在し、製造過程で何らかのミスがあったために、通常のコインとは異なる特…
高い価値がある万延大判|希少性と高く売るコツについて解説
万延大判は江戸時代に鋳造された日本で最後の大判です。貿易によって、金が海外へ流出することを防ぐためを目的でした。明治時代…
大判・小判の価値や相場を徹底解説!古銭コレクターを惹きつけるその魅力とは
日本の古銭として代表的な貨幣「大判・小判」。その魅力は古銭コレクターのみならず、歴史愛好家からも人気のある金貨です。この…
7月キャンペーン

買取についてのご相談・ご依頼はコチラ

日晃堂のオペレーターが、お客様のご相談など
丁寧に対応させていただきます。
些細なことでもお気軽にお電話ください。

骨董品・古美術品の相談をする

0120-961-491

受付時間 9:00~19:00 (年中無休※年末年始除く)

LINEやWEBでの依頼・相談も受付中

高い専門性を誇る日晃堂の買取品目

種類別買取品目をもっと見る

記事カテゴリー