東京2020オリンピックの開催に伴って、オリンピック記念硬貨に今、高い注目が集まっているのをご存知でしょうか。
今回の日晃堂コラムでは、その中でも人気が高い1964年発行の「東京オリンピック記念硬貨」について、詳しくご紹介いたします。
知っておいて損はない記念硬貨となりますので、ぜひ、最後までご覧ください。
【記念硬貨】とは
記念硬貨(記念貨幣)とは、国家的な出来事を記念して世界各国で発行される硬貨のことです。日本では閣議での決定後に発行される、特別な硬貨のことを指します。
日本を代表する記念硬貨といえば、今回ご紹介させていただく1964年発行の「東京オリンピック記念硬貨」や、1970年発行の「日本万博博覧会記念硬貨」などが有名ですね。記念硬貨はそれぞれ発行枚数が決まっていますが、その中でも希少価値がつく記念硬貨は限られています。
また、記念硬貨は”記念コイン“と表現されることもあります。
【東京オリンピック記念硬貨 1964】とは
東京2020オリンピックの開催に合わせ、「東京オリンピック記念硬貨 2020」も発売され、話題を集めたことは記憶に新しいですね。今回のコラムでは、1964年(昭和39年)の東京オリンピック開催記念に発行された「東京オリンピック記念硬貨 1964」についてご紹介いたします。
1964年に発行された「東京オリンピック記念硬貨」は、日本初のオリンピック開催だったことに加え、「日本初の記念硬貨」としても有名で、根強い人気があるのが特徴です。
東京五輪の開催に伴い、記念硬貨が今再び注目を集めています。
【東京オリンピック記念硬貨 1964】の種類
1964年(昭和39年)10月10日から開催された、第18回夏季オリンピック東京大会。
「東京オリンピック記念硬貨 1964」は、そんなオリンピック大会を記念し発行された銀貨です。
「100円銀貨」と「1000円銀貨」の2種類が発行されました。
【東京オリンピック記念硬貨 100円銀貨】
「東京オリンピック記念硬貨 100円銀貨」には、五輪マークと聖火がデザインされ、図案は公募より選ばれた前島昌子さんの作品が採用されています。国民1人に1枚を目安に、8,000万8,056枚も発行されており、これは数ある記念硬貨の中でも歴代で上位に来るほどの多さです。
【東京オリンピック記念硬貨 1000円銀貨】
「東京オリンピック記念硬貨 1000円銀貨」には、造幣局の工芸官が手がけた、日本の象徴である富士山と桜がデザインされています。1世帯1枚を目安に、1,500万1,516枚発行されました。
【東京オリンピック記念硬貨】の価値
日本初の記念コインとして知られる、1964年の東京オリンピック記念硬貨ですが、100円銀貨と1000円銀貨で価値は異なります。
100円銀貨は1000円銀貨と比べると、銀の含有量が少なく発行枚数も多い硬貨です。それでも、当時は素材となる銀の価格が安く、製造コストを含めて100円以下で製造できていました。現在の銀の価値に換算すると100円以上の価値があることから、1000円銀貨ほどの価値はないものの、プレミア価格で取引される機会が多い硬貨です。
1000円銀貨は100円銀貨と比べると、銀の含有量が多く発行枚数も少ない硬貨です。1000円銀貨の引き換え当日は、金融機関の窓口に長蛇の列ができ、警察が出動するほどの騒ぎがあったほどの人気ぶりで、即完売しました。 一時期は価値が高騰し、「1000円銀貨1枚で2万円以上」という高値で取引されるような時期もありましたが、今は価格も落ち着いています。
記念硬貨の収集家が減少したことや社会的な関心が薄れたことなどもあり、東京オリンピック記念硬貨のプレミア価値は昔よりも小さくなっています。それでも、「日本初の記念硬貨」ということもあり、今でも高い人気と価値を誇る記念硬貨です。
まとめ
今回の日晃堂コラムは、1964年発行の「東京オリンピック記念硬貨」についてご紹介させていただきました。
1964年発行の東京オリンピック記念硬貨 には、100円銀貨と1000円銀貨があり、1000円銀貨の方が価値は上になります。共に銀行での換金も可能ですし、法律上は額面通りの金額で利用することも可能です。しかし、プレミア価値が付いている東京オリンピック記念硬貨は、古銭買取業者に売却することで、額面以上の金額を受け取れる可能性の高い硬貨です。
古銭買取の日晃堂では、東京オリンピック記念硬貨の買取を歓迎いたします。実際の買取額はその時の買取相場に加え、現物の状態を拝見してからとなりますが、査定に関する費用は一切無料です。汚れや錆などがあっても、お買取できる場合がございます。お気軽に日晃堂までお問い合わせください。
東京オリンピック記念硬貨以外の古銭買取も、喜んで承ります。