
「咸豊通宝の価値を知りたい」「咸豊通宝の売却を検討している」
咸豊通宝(かんぽうつうほう)をお持ちの方で、上記のようなお悩みを抱えた方はいらっしゃいませんか。
本記事では、気になる咸豊通宝の買取相場や種類、高く売るコツについて紹介しています。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
咸豊通宝とは
咸豊通宝とは、「清朝銭(しんちょうせん)」という古銭の1種です。清朝銭は、中国の清王朝の時代に鋳造されました。
真ん中に四角い穴が開いている穴銭(あなせん)という形をしており「咸豊通宝」という文字が刻まれています。
また、裏面には記号のような文字と額面が刻印されているのも特徴です。
咸豊通宝の裏面。額面や文字が刻印されています。
咸豊通宝の買取相場
咸豊通宝は様々な種類があります。
価値が低いものだと数十円にしかならない一方、数十万円での買取が期待できる種類も存在します。
特にサイズが大きいものは価値が高い傾向にあり、直径7㎝以上だと高価買取が期待できるでしょう。
しかし直径7㎝未満でも高価買取が可能な場合もあるため、売却を検討している方はまず査定に出して見るのがおすすめです。
咸豊通宝の種類4選
ここからは、咸豊通宝の4つの種類について解説します。
発行された場所による違い
咸豊通宝の裏面には「宝福局」「宝泉局」「宝蘇局」などの文字が刻印されています。これらの文字は、発行された場所を表します。
清朝は非常に広い領土を統治していた国で、様々な場所で貨幣を鋳造していました。発行された場所が一目でわかるよう、裏面に鋳造場所を記したのです。
発行場所によって咸豊通宝の価値が変わることはほとんどありません。しかし全種類収集したいというコレクターの方は、裏面を気にしてみると良いでしょう。
額面による違い
咸豊通宝には「一文」「当五」「当十」「当二十」「当五十」「当百」「当千」などの種類があり、非常に多くの金種が発行されたといわれています。
刻印されている数字は一文に対してどのくらいの価値があるかを表しており、現在でいう「額面」に値します。
この額面が高いほど高価買取になる傾向があり、特に「当百」は10万円以上の買取価格がつくこともあります。
一方、「一文」などはキログラム単位での買取になることが多く、高価買取は期待できません。
素材による違い
咸豊通宝の素材として銅、黄銅、鉄が挙げられます。
銅に比べて鉄は錆びやすく、鉄銭が美品の状態で残っていることが非常に珍しいという理由で、銅銭に比べて鉄銭のほうが高値がつきやすいです。
咸豊通宝の素材に鉄が用いられるようになった背景として、明時代から続く銅不足やアヘン戦争やアロー戦争の影響で銅が更に減少したことなどが挙げられます。
サイズによる違い
一般的に、同じ額面の貨幣は同じサイズに造られていますが、当時の技術力の関係で咸豊通宝はサイズが統一されていません。
咸豊通宝は、サイズが大きいほど高価買取が期待できます。直径7㎝以上であれば、10万円以上の買取価格がつくこともあるでしょう。
咸豊通宝を高く売るためのポイント4選
ここからは、咸豊通宝をより高く売るポイントを紹介します。ひとつずつ見ていきましょう。
保存状態に気をつける
咸豊通宝は基本的に銅でできているため、流通する過程で損傷したり錆びたりしているものが多くなります。
古銭は保存状態が良いほど高価買取が期待できるため、状態を悪化させないように注意が必要です。
特に湿気には要注意です。わずかな湿気でも錆びて劣化が進んでしまうため、密封性の高い入れ物に入れて保管しましょう。
また既に汚れや錆びがあっても、自分で洗浄することは禁物です。
素人の洗浄では、かえって劣化を進めかねません。既に汚れや錆びがある場合には、状態の悪化を防ぐことに努め、そのまま査定に出しましょう。
セットで売る
咸豊通宝は種類の多さから、コレクションが難しい古銭です。そのため、1種類で売却するよりも何種類かまとめて売却したほうが高価買取が期待できます。
異なる額面や発行場所の咸豊通宝をお持ちの場合は、できるだけまとめて売却しましょう。
実績のある買取業者に査定を依頼する
咸豊通宝を売却する際は、古銭買取の実績が多い買取業者に査定を依頼しましょう。
咸豊通宝のなかには数十円の価値しかないものもあれば、非常に希少価値が高く数十万円の買取価格がつくものもあります。
査定が難しい咸豊通宝も古銭買取の実績がある業者であれば、適切な買取価格をつけてもらうことができ、トラブルなく売却できるでしょう。
また、咸豊通宝はレプリカも存在します。レプリカは非常に巧妙に作られていることが多く、素人では見分けられません。実績の多い買取業者であればしっかりと見抜いてくれるでしょう。
複数の業者に査定を依頼する
咸豊通宝を売却する際は、複数の業者に査定を依頼することがおすすめです。
ひとつの買取業者のみに依頼しただけでは、適正な買取価格か判断できないこともあります。複数の買取業者に査定を依頼することで、より納得できる売却ができるでしょう。
おわりに
咸豊通宝は、中国の清王朝の時代に鋳造された古銭です。
真ん中に四角い穴が開いており、記号のような文字と額面が刻印されています。清朝は非常に広い領土を統治していた国で、様々な場所で貨幣を鋳造していました。
多数の種類があり、サイズが大きいほど価値があります。特に直径7㎝以上あるものだと10万円以上の買取価格がつくかもしれません。
咸豊通宝をより高く売るためには、保存状態に気を付けることやセットで売ること、実績のある買取業者に査定を依頼すること、複数の業者に査定を依頼することが重要です。
咸豊通宝の売却を検討している方は、ぜひ一度日晃堂へご相談ください。
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※記事内に掲載している買取価格は参考価格となり、買取価格を保証するものではございません。同様の作品であっても査定時の相場や作品状態などによって買取価格は変動いたします。