「光緒元寶はどれくらいの価値がある?」
「光緒元寶の買取価格が知りたい」
など、光緒元寶の価値が知りたい方のために、種類別の買取相場を解説します。
偽物の見分け方についても触れているため、ぜひ参考にしてください。
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光緒元寶とは?
光緒元寶とは中国の古銭で、清朝時代に流通していたといわれている硬貨です。
ここでは、光緒元寶の特徴と発行経緯を紹介します。
光緒元寶の特徴
光緒元寶は表面に「光緒元寶」の文字が漢字で刻まれ、その上部に発行元、下部に額面が彫られています。
裏面には雲の間を飛翔する龍の図などが刻印され、周囲には英語で「Made in 〇〇」と発行元や「General Mint」の文字などが記されています。
発行元や職人などによって細かいデザインが異なり、実にさまざまな種類が存在していました。
額面は欧米の洋銀1ドル銀貨の重量を基準にした7銭2分(約26.86g)の他、50セント相当の3銭6分(約33.6g)、20千と相当の1銭4分4厘(約5.28g)など、多くの額面が発行されています。
光緒元寶の歴史
光緒元寶は、中国初「圓単位の銀貨」として1898年から1907年まで発行されました。
当時、中国では西洋化を推し進める「洋務運動」が盛んであったため、硬貨の鋳造もイギリスの機械を導入して製造されたとされています。
海外の鋳造技術を初めて導入した硬貨としても注目されており、デザインも西洋のテイストが取り入れられました。
その後、銀の高騰によって陥った銀貨の不足を補うために、銅貨も鋳造されたといわれています。
種類の見分け方
光緒元寶は、おもに発行元と額面(重量)によって種類が見分けられます。
表面に「〇〇造」と刻印されている部分を確認すると、どこが発行元かわかるでしょう。「北洋造」や「湖北造」、「江南省造」など、実に19の省が光緒元寶の発行にあたったといわれています。
表面下部に刻印された額面(重量)には、「7銭2分」「3銭6分」「1銭4分4厘」「7分2厘」「3分6厘」などがあり、発行元と合わせると多くの種類に分けることができるでしょう。
また、発行時期で刻印文字などが異なるため、専門家でなければ見分けがつかない部分もあります。
光緒元寶の買取相場
光緒元寶は銀貨も銅貨も歴史的価値が高いため、高額買取される傾向にあります。
発行元や発行時期、状態などによって買取価格が異なりますが、銀貨は数千円から数万円、銅貨は数百円から数千円で取引されるでしょう。
状態が極めて良好であったり、希少価値が高かったりする種類は、それ以上の価値がつく可能性もあります。
また、銀貨は銀の相場、銅貨は銅の相場によっても左右するため、最終的な買取価格は査定に出して確認するのがおすすめです。
光緒元寶の偽物はどう見分ける?
・重量をはかる
・デザインを見比べる
・磁石を近づける
銀貨や銅貨の偽物は、重量・デザインなどで見分けがつく場合があるため、お手元の銀貨が偽物かどうか知りたい方は試してみてください。
重量を計測し、本物よりも1g以上差があれば偽物といわれています。
しかし、光緒元寶は本物であっても摩耗などにより、重量が減っていることもあることから、判断がつかない可能性もあります。
とくに、「吉林省造」は他の発行元よりも軽く製造されているという話もあるため、注意が必要です。
また、偽物は刻印も粗い場合があり、デザインで真贋を見極められる可能性がありますが、本物について知識がないと難しいでしょう。
磁石を近づける方法は、磁石にくっつけば銀や銅以外の素材で作られていることが明らかであるため、偽物と判断可能です。
磁石にくっつかない場合は、買取業者に持って行って古銭の知識が深い査定士に査定してもらう方法が一番確実でしょう。
おわりに
光緒元寶は、清朝時代に流通していたといわれている中国の古銭です。銀貨と銅貨があり、中国が初めて「圓」を単位にしてつくった銀貨が「光緒元寶」といわれています。
中国各地19の省で発行され、さまざまな種類が存在しており、それぞれ価値も異なります。銀貨も銅貨も歴史的価値が高いとされているため、市場でも比較的高値で取引される貴重な古銭です。
そのため、偽物も多く出回っており、真贋を見極められない場合は注意が必要です。
偽物の見分け方は、重量の計測やデザインの比較、磁石を近づけるなどの方法がありますが、不明確な場合は買取業者に見てもらいましょう。
日晃堂は、中国古銭をはじめ、さまざまな古銭の買取をまとめてきた実績がある買取業者です。光緒元寶の査定や買取は、ぜひ日晃堂にお任せください。
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※記事内に掲載している買取価格は参考価格となり、買取価格を保証するものではございません。同様の古銭であっても査定時の相場や作品状態などによって買取価格は変動いたします。