「孫文壹圓銀貨を買い取ってほしい」
「孫文壹圓銀貨は高く売れる?」
など、孫文壹圓銀貨の買取について知りたい方のために、概要や買取相場を解説いたします。注目されているその他の中国銀貨や、真贋の見極め方についても触れているため、ぜひ参考にしてください。
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孫文壹圓銀貨とは?
量目:約26.7g
直径:約38mm
品位:銀約88%
孫文壹圓銀貨は、中国が中華民国だったころに作られた銀貨です。当時の中華民国では、4cm近い大きめの壹圓銀貨が主流であり、孫文壹圓銀貨もそのひとつでした。
表面には「中国革命の父」と呼ばれる孫文の横顔と発行年銘、裏面には額面である「壹圓」の文字に加えジャンクと呼ばれる船がレリーフされているのが特徴です。
船がレリーフされた孫文壹圓銀貨の裏面
そのため、「孫文像幣」や「ジャンク船銀貨」と称されることもあります。
この銘柄は中華民国22年・23年・24年のものが確認されており、その他中華民国21年銘には裏面に3羽の鳥が刻印され、少し違うデザインが存在することを知っておきましょう。
孫文壹圓銀貨の買取相場
孫文壹圓銀貨は歴史的価値が高い銀貨のひとつであるため、数万円で買い取られることが多く見られます。
しかし、約100年前の銀貨であることから、劣化や摩耗が激しいものもあり、状態が悪ければ数百円から数千円が相場です。
未使用であったり状態が極めて良好だったりすると、数百万円の価値がつくこともあるでしょう。
その他注目の中国銀貨
・光緒元寶7銭2分
・中華民国共和記念幣壹圓銀貨
・袁世凱壹圓銀貨
中国銀貨は孫文壹圓銀貨以外にもさまざまな種類が発行され、現在でも高額で取引されているものが多数存在します。
その中から注目されている3種類を選定して紹介します。いずれも高額買取の可能性があるため、ぜひチェックしてください。
光緒元寶7銭2分
量目:約26.86g
直径:約39.2mm
品位:銀約90%
光緒元寶は清時代に貿易用銀貨として1890年ごろから発行されはじめた銀貨です。中国で初めて「圓」を単位にした銀貨として、当時主流だった欧米の洋銀1ドル銀貨と重さをそろえるため、約26.86g(7銭2分)でつくられました。
表面には「光緒元寶」の文字や発行場所、額面(重さ)が彫られ、裏面には正面を向いた竜がデザインされています。
光緒元寶7銭2分の裏面
7銭2分の他、当時の50セント相当にあたる3銭6分、20セント相当にあたる1銭4分4厘も補助貨幣としてつくられ、現在でもコレクターや専門家などに注目されている銀貨です。
中華民国共和記念幣壹圓銀貨
重量:約26.7g
直径:約39mm
品位:銀約90%
中華民国共和記念幣壹圓銀貨は、帽子をかぶった袁世凱が表面に描かれ、裏面に額面が彫られているのが特徴です。
中華民国共和記念幣壹圓銀貨の裏面
1914年と1918年のみ発行され、1918年は収集家をターゲットに作られたといわれています。発行年銘がない珍しい銀貨で、1914年発行分と1918年発行分は厚みの違いで見分けることが可能です。
具体的には、1914年は厚みが2.8mm、1918年は厚みが3.25mmと若干の差があります。発行年銘による買取価格に違いは見られず、状態が主な査定材料となるでしょう。
袁世凱壹圓銀貨
量目:約26.5g
直径:約39mm
品位:銀約90/銅約10(%)
袁世凱壹圓銀貨は中華民国開国後に初めて製造された壹圓銀貨で、1914年から発行が開始されました。
表面には中華民国の初代大統領である袁世凱の横顔、裏面には額面である「壹圓」の文字が刻まれています。
袁世凱壹圓銀貨の裏面
中華民国成立時の壹圓銀貨とあって歴史的価値が評価され、コレクターにも人気が高い銀貨であることから、高額買取が期待できるでしょう。
とくに、1919年に発行された中華民国8年銘は発行枚数が少ないため、他の発行年銘よりも高額で取引される可能性があります。
中国銀貨の偽物はどう見分ける?
・サイズ・重さを計測する
・磁石を近付ける
・買取業者に査定してもらう
中国銀貨は価値の高い種類が多く、偽物の数も相当数あるといわれており、注意が必要です。上記の方法で偽物かどうか見分けられる場合があるため、試してみてください。
サイズ・重さを計測する
本物とサイズや重量に差がありすぎる場合は、銀以外の素材が多量に含有している証拠です。本物のサイズや重量を把握した上で、直径や厚み、重さを計測してみましょう。
磁石を近付ける
銀をはじめ、多くの金属は磁石にくっつかない性質をもっています。磁石を近付けてみてくっつく場合、素材に鉄やニッケルなど銀以外が使われていると考えられるでしょう。
銀貨ではないことの証明になり、査定に出す前に明らかな偽物と判断できます。
買取業者に査定してもらう
精巧な偽物であれば銀貨に精通していないと見分けがつかない可能性があるため、銀貨の買取実績が高い買取業者に査定してもらう方法が確実です。
真贋の見極めだけに加え、その場で査定額を提示してもらえ、はっきりした価値が判明するでしょう。
本物と偽物を見分けるには本物に関する知識が必要です。素人が勝手に判断するよりも確かな見極めが可能であるため、買取業者に査定依頼する方法がおすすめです。
おわりに
孫文壹圓銀貨は、表面に孫文の横顔、裏面に額面や船がレリーフされた銀貨で「孫文像幣」や「ジャンク船」と呼ばれることもあります。
中華民国21年・22年・23年・24年のものが現存しており、中華民国21年のみ裏面は船と額面に加えて3羽の鳥が飛んでいるデザインです。
買取相場は数万円ですが、状態が悪ければ数百円や数千円になる可能性もあります。未使用品や状態が極めて良好なものは数百万円の高額買取にも期待できます。
孫文壹圓銀貨をはじめ、中国銀貨は価値の高いことから偽物が多数出回っています。
サイズや重さの計測、磁石の使用で見分けがつくこともありますが、確実な見極め方法は銀貨の買取実績が高い買取業者に査定してもらう方法です。具体的な買取価格も提示してもらえるため、その場で売却することも可能でしょう。
日晃堂は、孫文壹圓銀貨などの中国銀貨はもちろん、古銭について豊富な実績を持っています。
銀貨の真贋や歴史的価値などを見定め、変動する需要を把握し、適正価格を提示します。孫文壹圓銀貨を少しでも高く買い取ってもらうためにも、まずは日晃堂にご相談ください。
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※記事内に掲載している買取価格は参考価格となり、買取価格を保証するものではございません。同様の作品であっても査定時の相場や作品状態などによって買取価格は変動いたします。