高い価値がある万延大判|希少性と高く売るコツについて解説

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万延大判は江戸時代に鋳造された日本で最後の大判です。貿易によって、金が海外へ流出することを防ぐためを目的でした。明治時代に入っても実際に流通していたといわれる万延大判は、買取価格が非常に高い大判です。
この記事では万延大判の歴史や特徴だけではなく、高く売るコツについても解説しています。どうぞ最後までお読みください。
万延大判とは?
万延大判は万延元年~文久2年(1860~1862年)に発行していた大判です。新大判(しんおおばん)とも呼ばれています。日本最後の大判であり、17,097枚発行されました。万延に入った日本は徳川幕府の鎖国体制が終わり、貿易が開始された時代です。
金銀比価から国内の大判小判が海外へ流出し始め、幕府は財政難の苦境に立たされます。その際に徳川家が最後の威信を賭けて万延大判の鋳造を行いました。1874年(明治7年)まで、実際に流通していたともいわれている大判です。
万延大判の特徴・品位
規定とされる量目は約112.02グラムで、品位は金が36.35%、銀が62.95%、その他が約0.70%となっています。寸法は134×80mmです。表面には「拾両後藤(花押)」と墨書されています。表面のござ目には鏨目(たがねめ)のものと、熨斗目(のしめ)のものが存在します。
熨斗目の方が現存数が多いです。見た目は鏨目打ちの方が横のふくらみがあまりないため、全体が細長く見えます。
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古銭買取における万延大判の価値
保存状態の良いものになると、買取価格が数百万にもなる可能性があります。特に鏨目は、献上大判とも呼ばれていたこともあり、さらに高額査定になるでしょう。表面の「拾両後藤(花押)」の墨書は、経年劣化や摩擦で消えやすいので、墨書が良い状態の万延大判は買取価格が高くなります。
また墨書は、元々書かれていた墨書だけの状態を「元書」と呼び、最も稀少性が高い万延大判です。墨書が薄くなっていたり、消えてしまった箇所のみを書き足した「加筆」、消えてしまった墨書を別の人が上書きをした「書改」にランクが分けられます。買取価格は元書、加筆、書改の順番になる場合が多いです。
万延大判を高く売るためのコツ
状態がよいものであることが古銭を高く売るコツです。古銭の価値は状態に大きく影響されますので、できる限り良い状態で保管しましょう。ケースに入れて保管すると、傷や汚れから古銭を守ってくれます。
売るタイミングも高く売るためのコツです。買取市場の価格の変動は確認してください。オークションサイトや古銭市場の価格を参考にすることで、現在の相場を把握できますので、一度調べてみてください。
なによりも高く売るために重要になるのは、古銭に詳しい査定士が在籍している買取業者を選ぶことです。あまり専門ではない査定士の場合、買取価格が低くなる可能性があります。
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おわりに
幕末に日本の鎖国体制は終焉を迎え、海外との交易を始めた日本が変わりゆく時代に、万延大判は流通していました。金の海外流出防止を目的に発行された万延大判は、現在価値が非常に高額な小判です。もしお手持ちの万延大判を高額で売却したい方は、古銭に詳しい専門家に査定してもらいましょう。
信頼できる古銭専門店や査定士に相談することが、高く売るコツです。私たち日晃堂には、古銭専門の査定士が多数在籍しています。丁寧な評価と、適正な査定・買取を行いますので、ぜひご依頼ください。
※記事内に掲載している買取価格は参考価格となり、買取価格を保証するものではございません。同様の作品であっても査定時の相場や作品状態などによって買取価格は変動いたします。
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