
「金を売りたいけど、実はメッキかもしれない…」
「持っているものが金なのかメッキなのか知りたい」
など、お持ちの金製品に関してお困りの方はいらっしゃいませんか。
本記事では金とメッキの見分け方や、見た目は金でも偽物と判断される事例を紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてください。
金とは
金とは原子番号79、元素記号Auの金属です。Auはラテン語の「aurum(光るもの)」に由来します。
日本では、神社などの建築物に用いられている様子をイメージする方も多いでしょう。金が少なくとも紀元前6000年前から利用されており、紀元前の遙か昔から人々を魅了してきました。
金は非常に柔らかく、また、最も薄く伸ばせる金属として有名で、わずか1gでなんと3,000メートルもの長さの金糸が作れます。
見た目の魅力は、なんと言ってもゴージャスな輝きでしょう。ネックレスやリングなどのジュエリーに用いられます。
メッキとは
メッキとは、金属やガラスやプラスチックなどの表面に金や銅やニッケル、クロムなどの金属の薄い皮膜をつける処理のことです。
実は、メッキの歴史は非常に古く、紀元前1500年頃にメソポタミア北部に鉄器や装飾品にメッキが施されていたという記録が残っています。
また、日本では古墳時代に中国からメッキ処理の技術が伝わり、装飾品などにメッキ処理が施されてきました。
現代ではアクセサリーのほか、自動車やパソコンなどの部品にメッキ処理が施されています。
金とメッキの見分け方6選
ここからは金とメッキの見分け方を6つ紹介します。ひとつずつ見ていきましょう。
刻印で見分ける
本物の金製品には、一般的に目印となる刻印が入っています。
たとえば、「K18」と刻印されている場合、それは18金(じゅうはちきん)という種類の金を使っているということです。
金の純度は「24」を基準にして表されるため、18金の場合は「24分の18」、つまり全体の75%が純金ということになります。
一方、メッキが使われている製品に入っている刻印は「GP」「GF」「GS」などです。
このように、刻印を見ればその製品にどれくらいの純金が使われているか、また、メッキが用いられているか否かが分かるでしょう。
重さで見分ける
金は金属のなかでも質量が大きいため、見た目は小さくても重さがあります。
しかし、ジュエリーなどの小さなものの場合は手に取った重さの感覚で判別することは困難でしょう。
そこで、水を使って正確に比重を確かめる方法がございます。
(大事な金製品を水につけてしまうためあまりおすすめはできません)
目盛りがついた容器に水を入れ、その中に金製品を入れたときに元の目盛りからどのくらい増えたか確認してください。その数字が金製品の体積です。
金製品の重さを体積で割ると、比重が計算できます。例えば、18金なら14.84〜16.12、24金なら19.13〜19.51の間となります。
金製品の重さを体積で割った数字が、金の比重と一致していればメッキではなく金製品といえます。
色で見分ける
金は純度が高いほど濃厚なオレンジ色のような色をしていますが、純度が低いと色味が明るくなる傾向があります。
また、メッキの場合は表面がテカテカと光っている場合が多いです。それから、メッキ処理がされている製品に傷がついている場合、中の素材が見える場合もあります。
このように金とメッキでは色味が異なるため、良く見比べると見分けられるでしょう。
磁石を用いて見分ける
純金は磁石に反応しませんが、メッキの場合は使用されている金属によっては磁石にくっつきます。よって、磁石にくっついた場合には純金ではないことが分かるでしょう。
しかし、アルミニウムや銀や銅も磁石に反応しないため、磁石を用いた方法で必ずしも見分けられるわけではありません。
試金石を用いて見分ける
試金石とは、こすることで金が本物かどうか調べられる鉱石のことです。金は非常に柔らかいため、試金石でこするとしっかりと削れます。
一方でメッキの場合は、表面が削れて中の素材が露出するため、一発で金でないことが分かるでしょう。
大切な金を傷つけてしまう方法でおすすめはできませんが、このように試金石を用いた方法でも見分けられます。
見た目は金でも偽物と判断される事例3選
ここからは、見た目が金でも偽物と判断される3つの事例を紹介します。ひとつずつ見ていきましょう。
実はメッキなのに金の刻印がしてある
金製品の表面に「K22」などと金の刻印がしてあっても、中に金以外の素材が使用されメッキ処理をしている場合は偽物です。
一般的に、金メッキで処理を行った製品には金メッキであることを証明する「GP」と刻印します。例えば、22金の金メッキをで処理を行っている場合の表記は「K22GP」です。
しかし、メッキ処理を行っているにも関わらず、金製品の刻印がされているものもあり、このような製品は偽物として扱われます。
刻印の純度と実際の純度が違う
刻印の純度と実際の純度が違う場合があります。例えば、刻印は「22K」なのに、実際は「14K」などの事例です。
日本では刻印に関する厳重なルールがあるため、このような製品は多くありません。しかし、古い製品や海外から輸入した製品にはこのようなものもあるため注意しましょう。
製品の一部に金が用いられている
ジュエリーなどは複数のパーツでできているため、製品の一部のみに金が用いられていることが少なくありません。
ジュエリーの一部に金の刻印があると全て金でできていると思ってしまいがちですが、全て金でできているとは限らないため、購入時に良く確認しましょう。
おわりに
金とは原子番号79、元素記号Auの金属で、そのゴージャスな見た目は紀元前の昔から多くの人を魅了してきました。
一方でメッキとは、金属やガラスやプラスチックなどの表面に金や銅やニッケル、クロムなどの金属の薄い皮膜をつける処理のことです。
アクセサリーのほか、自動車やパソコンなどの部品にメッキ処理が施されています。
金とメッキを見分ける場合、刻印で見分ける方法や重さで見分ける方法、色で見分ける方法など、様々な方法がありますが、素人が見分けるのは難しいでしょう。
そこで、金とメッキを確実に見分けたい方は金の買取実績のある買取業者に査定を依頼するのがおすすめです。
「持っている金製品が本物かどうか知りたい」という方は、是非一度ご相談ください。
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