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島根県の楽山焼
出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)

「楽山焼とは?」「楽山焼は売却できる?」そんな疑問を抱えていませんか?

本記事では、楽山焼の特徴や歴史を紹介します。楽山焼の価値や売却する方法も解説するため、楽山焼に興味がある方や、楽山焼の売却を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

楽山焼とは

楽山焼とは、島根県松江市西川津町の楽山公園の一角にある窯元からなる焼き物です。

松江藩祖の松平直政のころに開かれたと言われており、歴史のある窯元として有名です。

島根県ふるさと伝統工芸品や島根県指定無形文化財としても登録されており、多くのコレクターや茶人の間で愛好されています。

江戸時代初期から連綿と続く窯元で、歴代の陶工がそれぞれ独自の技術を受け継ぎ、発展させてきました。

近年では、楽山焼作家が伝統的な技法に加え、独自のデザインを取り入れることも増えており、茶碗だけでなく花器や皿など、使うシーンの幅を広げられる品物も生み出しています。

※なお、愛媛県松山市にも同名の楽山焼がありますが、無関係と言われています。

楽山焼の歴史

楽山焼の歴史は、江戸時代初期までさかのぼります。

萩の陶工である倉崎権兵衛を祖とし、松江藩の御用窯として創業したことにより歴史が始まりました。

「御立山焼」や「御山焼」と呼ばれていた時代もあり、明治時代の頃から現在の名称になったと言われています。

茶を愛する代々の松江藩主に愛されていた歴史があり、今もなお、抹茶碗や水差しといった茶道具が多く作られています。

楽山焼の特徴

楽山焼の特徴を紹介します。

楽山焼には、刷毛目伊羅保写し(いらほうつし)といわれる技法が用いられています。刷毛目とは、陶器の表面に刷毛で釉薬を塗る技法であり、自然で温かみのある模様が生み出されます。

伊羅保写しとは、特殊な釉薬を用いて、落ち着いた山吹色に仕上げる技法です。自然で落ち着いた色合いから、長時間愛用できるデザインが特徴的です。

楽山焼の価値

楽山焼の価値は、長い歴史があることや特殊な技法が使われていることから高く評価されています。

希少価値が高いものや、歴史のある作品は1つ5万円以上で売買されることもあるでしょう。状態がよいものや、付属の箱がついているものは、より高額で売買される傾向にあります。

楽山焼の価値を落とさないための保管・メンテナンス方法

楽山焼のような陶器は、湿度や温度の影響を受けやすいと言われています。長期間保管する場合は、直射日光や過度な湿気を避けられる環境で保管することが大事です。

古い作品や貴重な茶碗の場合は、桐箱に収めたうえで防湿材などを使用し、極端な温度変化を避けながら収納すると劣化を抑えやすくなります。

日常的に使用する器であれば、使い終わったあとに柔らかい布やスポンジで洗い、しっかりと自然乾燥させるのが基本です。

洗剤を使う場合は研磨剤入りのものを避けるようにし、洗浄後に急激な温度変化が起こらないよう気をつけることで、綺麗な状態を保つことができます。

楽山焼を売却する方法

楽山焼を売却する方法には、ネットオークションや買取専門店への依頼などがあります。

ネットオークションは比較的手軽に利用できますが、価値を見誤る可能性があったり、購入者との間でトラブルが発生するかもしれません。

買取専門店の場合は、プロの鑑定士に正しく価値を判断してもらえることに加え、高額で売却するためのアドバイスをもらえることもあります。

まとめ

楽山焼は、江戸時代からの歴史を持つ非常に文化的な窯元です。

長い歴史の中で、様々な茶人の間から愛されており、保存状態がよく人気の作品は、高額での売買も期待できます。

売却を検討されている場合は、専門家への早めの相談がおすすめです。

楽山焼の売却を考えている場合は、ぜひ一度日晃堂にご相談ください。プロの専門鑑定士が、丁寧に査定いたします。

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