良質なデザインと機能性を兼ね備え、世界中の人々から愛されている北欧食器ブランドのイッタラ。100年以上の歴史があり、廃盤になったモデルや、限定販売されたモデルは、希少価値が高く、高値で取引されるなど、根強い人気をもっています。
本記事では、人々を魅了するイッタラ食器の人気の理由と、高く売るコツについて詳しくご紹介します。イッタラ食器に興味がある方や、イッタラ食器の売却を考えている方は、ぜひ最後までお読みください。
イッタラ食器の価値
イッタラ食器の価値は、モデルや状態、種類によって異なります。一般的に、プレートやグラスよりも、マグカップの方が人気が高く、高値で取引される傾向があります。高額なものでは、数十万円以上の価値があるものもあります。
イッタラ食器の価値が高い理由
イッタラ食器は、シンプルで機能的なデザインと、使いやすさを兼ね備えています。磁器、ガラス、鋳鉄などの耐久性に優れた高品質な素材で作られているため、長年愛用することが可能で、根強い人気があります。
また、イッタラ食器はフィンランドで厳しい品質管理基準にかけられています。それによって高い品質で統一され、価値が高い理由となります。
イッタラ食器の歴史
イッタラ食器の歴史は、1881年にフィンランド南部のイッタラ村で、ピーター・マグナス・アブラハムソンによってガラス工場が設立されたことから始まります。1950年代から1960年代にかけては、ガラス製品の生産に注力され「アルヴァ・アアルト ベース」などのロングセラー商品が誕生しました。
イッタラのロングセラー商品 アルヴァ・アアルト ベース
その後、ガラス製品だけでなく、陶磁器やカトラリーなどのテーブルウェアも積極的に展開されます。アラビア社との合併を経て、テーブルウェアブランドとして世界的な地位を確立しました。
イッタラ食器の代表作
イッタラ食器の代表作は、数多くありますが、中でも人気のある作品をご紹介します。流行に左右されない普遍的なデザインが特徴であり、有名デザイナーによる洗練されたデザインを楽しむことができます。
ティーマ
カイ・フランクを主任デザイナーとして作られたシリーズです。エッセンシャルデザインという理念を反映して、円、四角形など単純な形で構成されており、シンプルで機能的な点が特徴的です。現在もなおロングセラーとして世界中で愛されています。
ウルティマツーレ
タピオ・ヴィルカラがデザインしたグラスです。氷が溶ける様子にインスピレーションを得て作られており、薄く繊細なガラスの質感が美しい作品です。ウルティマツーレとは、伝説に登場する極北の島で「最果ての地」という意味です。
アイノ・アアルト
アイノ・アアルトがデザインしたモデルです。水の波紋からインスピレーションを得て作られており、リング状の波紋をモチーフにしたデザインが特徴的です。また、ミラノ・トリエンナーレ展では金賞を受賞しており、今なお愛される作品です。
イッタラ食器を高く売るコツ
イッタラ食器は、そのデザイン性、機能性、希少性から、高い価値を持っています。特に、ヴィンテージ品や廃盤品は、コレクターズアイテムとして高値で取引されることがあります。また、状態の良いものや、付属品もあるものは、より高額で売れるため、丁寧に扱うことがポイントです。
トレンドや市場の変化によって価値が変動する可能性があるので、早い段階で、専門業者・査定士に見てもらうことをおすすめします。
おわりに
デザインと機能性に優れたイッタラ食器。花瓶やグラス、食器など幅広く展開されており、世界中から愛されています。中でも、有名デザイナーの作品や、廃盤になった作品は高額での売却も可能です。
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