お部屋に飾れば、その空間を格調高く、あるいは華やかに彩ってくれる絵画。しかし、相続や贈与などで絵画を手にしたものの、絵画自体に興味がないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような場合、絵画の買取を検討する方もいるかと思います。そうなると気になるのは、やはり買取価格ですよね。買取価格は、絵画専門の買取業者に査定を依頼することで算出されます。
中には、数百万円を超える査定価格が提示される絵画も存在します。しかし、どういった点を確認して査定価格を算出しているのかがわからなければ、不安に感じる方もいるかもしれません。
そこで今回は、絵画の査定価格がどのように決まるのか、その基準となる3つのポイントについて詳しく解説します。
▼無料の査定依頼はこちら
→今すぐ「絵画」をメールで無料査定
絵画の査定における第一歩「作品の見極め」
絵画の査定で最初に行うことは、持ち込まれた絵画が一体どのような作品なのかを見極める鑑定(品定め)です。
具体的には、まず絵画に描かれた「サイン」や「落款」を確認。そして、その絵画の入手経路や、用いられている技法、描写方法などが、特定の作家特有のものかどうかを丹念に調べていきます。絵画の査定基準は、「有名作家による作品か?無名作家による作品か?」という点で大きく異なってきます。
一般的に、無名作家の作品の場合、購入価格と比較して30分の1から50分の1程度まで価値が下がるといわれています。しかし、有名か無名かの判断は、専門的な知識を持つ買取業者でなければ難しいものです。
そのため、どんな作品であっても、まずは持ち込んでみるということが非常に重要になります。
ご自身が無名だと思い込んでいた作品の中にも、実は著名な画家の作品が隠れているケースも少なくありません。不要な絵画だからと安易に処分してしまう前に、ぜひ一度、専門家の査定を受けてみることをおすすめします。
サインや落款から作者が特定できた場合は、その絵画が描かれた時代の流行や文化を照らし合わせながら、真贋(本物かどうか)の鑑定を行います。
ヨーロッパを中心に発展してきた絵画の歴史においては、印象派、ナビ派、古典主義、ロマン主義、写実主義、アール・ヌーヴォー、キュビズム、未来派、表現主義など、様々な美術運動が生まれ、それぞれ独自の技法が確立されてきました。これらの技法は海を渡り、日本の絵画にも大きな影響を与えています。
日本でも高い人気を誇る「印象派」は、光と空気の表現を追求し、瞬間的な印象を捉えようとした画風で知られています。モネの「日の出」を代表作とするこの画風は、鮮やかな色彩と、計算された構図の中に自由な筆致が光る独特の魅力を放ちます。
モネの「散歩、日傘をさす女」
絵画の査定は、一般のリサイクルショップなどでも受け付けている場合があります。
しかし、絵画に関する専門知識を持ったスタッフが常駐していないケースも多く、せっかくの価値ある作品が正当な評価を受けられない可能性もあります。買取に関するトラブルを避けるためにも、絵画の査定は、専門の鑑定士が在籍する絵画専門の買取業者に依頼することが重要です。
絵画の鑑定においては、「本物をどれくらい知っているか」、すなわち鑑定士の経験と知識の深さが問われます。
絵画の状態も査定の重要な要素
絵画の鑑定が終わると、次は状態の確認を行います。絵画の状態は、その価値を大きく左右する要素の一つです。
経年劣化によって表面の色彩があせていたり、汚れや傷、カビ、虫食いなどがみられる場合、査定額はマイナス評価になる可能性があります。
保存状態の良し悪しは、査定額に影響を与える要素です。湿気や直射日光を避けた適切な環境で保管されていた作品は、そうでない作品に比べて、高評価を得やすい傾向にあります。
しかし、状態が悪いからといって、買取を諦める必要はありません。また、ご自身で修復を試みるのも控えたほうが良いでしょう。下手に手を加えてしまうと、作品の価値を損なってしまう可能性があるためです。多少の劣化が見られる場合でも、有名作家の作品であれば、高値が付くケースもあります。
また、絵画の査定では、額縁の有無や状態も重要な要素となります。
絵画を引き立てる役割を持つ額縁は、作品の一部と見なされるためです。特に、作家自身が制作に関わった額縁や、時代物の高級なアンティーク額縁などは、それ自体に価値があるため、査定額もアップする可能性があります。
絵画の状態確認は、作品の価値を正しく評価するために欠かせないプロセスです。状態が気になる場合は、自己判断せずに、まずは専門の鑑定士にご相談ください。
絵画の査定額を左右する「市場価値」の重要性
市場価値が非常に高い草間彌生の作品
絵画の鑑定と状態確認が終わると、次は市場価値の確認を行います。市場価値とは、その絵画が現在、市場でどれくらいの価格で取引されているかを示す指標です。絵画の買取価格は、この市場価値を元に算出されます。
買取業者は、買い取った絵画をオークションや骨董市場、あるいは独自の販売ルートを通じて再販売することで利益を得ています。そのため、より高く再販売できる業者ほど、買取価格も高くなる傾向にあります。
例えば、同じ絵画でも、「100万円で再販売できる業者A」と、「50万円でしか再販売できない業者B」とでは、業者Aの方が高額で買い取ってくれる可能性が高くなります。なぜなら、業者Aは、独自の販売ルートや顧客ネットワークを駆使して、より高値で絵画を販売できるからです。
再販売価格に大きな差が生じるのは、絵画を含む骨董品や古美術品の市場が、国内外に多数存在し、業者によって販売ルートが大きく異なるためです。オークションや骨董市場、ギャラリー、専門店、インターネットオークションなど、絵画の販売先は多岐に渡り、それぞれの市場で需要や価格動向が異なります。
そのため、絵画を高く売るためには、販売経路をどれだけ幅広く持っているかが重要になります。豊富な販売ルートを持つ業者であれば、その絵画に最適な市場を見つけ出し、高値で販売してくれる可能性も高くなるのです。
絵画査定は専門知識と豊富な販売経路を持つ「日晃堂」へ
絵画の査定は、作品を見極め、本物かどうかを確認し、市場でどれくらいの価格で販売できるかを予測した上で買取価格を算出します。
一見シンプルに見えますが、絵画の鑑定には専門的な知識や経験が欠かせません。インターネット上には様々な情報があふれていますが、絵画の査定は、最終的には鑑定士の目利きによるところが大きいといえます。
私たち「日晃堂」は、絵画買取にも強みのある買取専門業者です。
長年の買取実績と、専門的な鑑定眼を持つスタッフが、お客様の絵画を一点一点丁寧に査定いたします。また、国内外に築き上げてきた豊富な販売経路を駆使することで、適正かつ高額な買取を実現いたします。
「この絵画は価値があるのか?」
「少しでも高く買い取ってもらいたい」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、日晃堂にご相談ください。査定は無料で承っております。お客様の大切な絵画を、どこよりも高く買い取らせていただきます。お気軽にお問い合わせください。
▼無料の査定依頼はこちら
→今すぐ「絵画」をメールで無料査定