ミントセットをお持ちの方であれば、「自分のミントセットはいったいどれくらいの価値があるのだろう?」と疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。
特にコレクションとして保管している場合や、親から譲り受けたものなら、価値が高いかもしれないと気になることでしょう。しかし、ミントセットの価値は一概に判断できるものではなく、発行年や保存状態など、さまざまな要因が関係しています。
今回は「ミントセットとは何か」といった基本的な情報から、その種類、高額買取の可能性までを詳しく解説。
この記事を読むことで、ミントセットがどのようなものかを理解し、高く売却するための知識を得られます。ぜひ最後までお読みください。
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ミントセットとは何か
ミントセットとは、造幣局が発行する「新品未使用」の貨幣(硬貨)セットです。その年に通常貨幣として発行される、1円玉から500円玉までの硬貨が1枚ずつケースに収まっています。
近年では行事をテーマにしたミントセットもいくつか発売されており、貨幣コレクションの入門として初心者からも人気です。
なお、「ミントセット」は特別な鏡面仕上げが施された「プルーフ貨幣セット」とは異なるアイテムとなります。1枚ずつがセットになって発売される状態は同じですが、ミントセットの中身は私たちが日常利用する硬貨と同じものです。
全種類の硬貨セットを一括りにしてミントセットと呼ぶケースもあるため、その中身の貨幣が「普通の貨幣」なのか「プルーフ貨幣」なのかを確認すると良いでしょう。
▼プルーフ貨幣についてはこちらをご覧ください
→プルーフ硬貨とは?見分け方や価値、種類を紹介!高額買取してもらうには?
ミントセットの種類と特徴
ミントセットの種類は、大きく分けて「ミントセット」と「行事用ミントセット」があります。
「ミントセット」はベーシックなタイプとなる通常のミントセット、「行事用ミントセット」は行事やテーマに沿ったミントセットで特別なメダルや外箱となっているのが特徴です。
ミントセットに含まれている貨幣は、原則として「1円・5円・10円・50円・100円・500円」の6枚セット。それに加えて、銘板やメダルが中央に配置されての発売が主流となっています。
通常ミントセット
1969年(昭和44年)に、国外を対象として発売されたのが始まりです。当初は「通常貨幣セット」と呼ばれており、1990年(平成2年)よりミントセットと呼ばれるようになりました。
ミントセットはその年の硬貨がセットになったものであるため、500円硬貨が含まれたミントセットは1982年(昭和57年)以降となっています。
国内を対象に発売開始となったのは1975年(昭和50年)から。以降、現在に至るまで毎年発売されています。
「1969年(昭和44年)のミントセット」は、発売初年であると同時に発売数も7000以下と少なく、非常に希少性の高いミントセットです。
しかし、国外を対象として発売された商品のため、古銭買取市場でも目にする機会がありません。もしお手元にあるなら、高い価値を持つミントセットですので慎重に取り扱いましょう。
他には、「1987年(昭和62年)銘のミントセット」も希少性が高い貨幣セットです。
1987年は50円硬貨がミントセットとプルーフ貨幣セットに含まれた状態でしか発売されていないため、全体の発行枚数が非常に少ない貨幣となっています。
これにより、1987年のミントセット自体が高く評価されているのです。
行事用ミントセット
行事用ミントセットは、様々な行事がテーマとなった特別仕様のミントセットです。
2022年(令和4年)に発売された行事用ミントセットは、以下のようなものがありました。
- ・記念日
- ・大阪「桜」
- ・広島「花」
- ・ジャパン
- ・ワンピース
- ・全国高校野球
- ・名勝
- ・秩父夜祭
また、2021年(令和3年)の行事用ミントセットでは、
- ・ジャパン
- ・記念日
- ・大阪「桜」
- ・広島「花」
- ・円誕生
- ・記念日(五百円改鋳)
- ・仮面ライダー50周年
- ・ジャパン(五百円改鋳)
- ・史跡
これらの行事やテーマで発売されました。キャラクターをテーマにしたものはコインコレクター以外からの注目度も高く、幅広い年代で楽しめるように工夫されています。
なお、過去に発売された中で、価値が高いとされる代表的な行事ミントセットには、以下のものが挙げられます。
- 1994年(平成6年):京都建都
- 2002年(平成14年):造幣東京
- 2017年(平成29年):えひめ国体
- 2018年(平成30年):記念日
- 2019年(平成31年):貨幣まつり
- 2019年(平成31年):広島「花」
上記の行事用ミントセットをお持ちの場合には、その状態次第で高価買取になる可能性もあります。買取査定を検討するのもおすすめです。
ミントセットの価値を決める3大要素「希少性・状態・需要」
ミントセットの価値は、「希少性」「状態」「需要」の3つの要素によって決まります。希少性が高いほど、状態が良いほど、そして需要が高いほど、ミントセットの価値は高くなります。
「希少性」は、発行枚数や製造年に大きく左右されます。例えば、発行枚数が少ない限定セットや、製造から長い年月が経っている古いミントセットは希少価値も高く、高値で取引される傾向です。
前項で挙げた「1969年(昭和44年)」や「1987年(昭和62年)」のミントセットはもちろんのこと、他の年でも価値を評価されるミントセットもあります。
また、ミントセットの「状態」が良好に保たれているほど価値も高くなります。
未使用で、ケースや外箱に傷や汚れがないミントセットは、高額査定が期待できます。逆に、傷や汚れが目立つミントセットは、価値が下がる可能性もあるため保管方法には注意しましょう。
「需要」の部分は、特定のミントセットに対するコレクターの需要を指します。人気の高いテーマやデザインのミントセットは、市場での需要が高いため、高値で取引される傾向にあります。
ミントセットの正しい保管方法と注意点
ミントセットの状態は、その価値に大きく影響します。適切な保管方法を理解し、ミントセットの価値を維持しましょう。
ミントセットは直射日光や高温多湿を避け、暗くて涼しい場所に保管することが重要です。湿気は硬貨の変色や劣化の原因となるため、乾燥剤と一緒に保管することをおすすめします。
また、ミントセットを素手で触ると、指紋や汚れが付着し、価値が下がる可能性もあります。ミントセットを取り扱う際は、必ず手袋を着用しましょう。
さらに、ミントセットのケースや外箱も重要な要素です。ミントセットには銘板やメダルは同じで、外箱だけ異なるものもあります。
銘板や外箱はその行事やテーマを象徴するアイテムですので、ケースや外箱に傷や汚れがあると、ミントセット全体の価値が下がります。ケースや外箱も大切に取り扱いましょう。
適切な保管方法を実践することで、ミントセットの価値を最大限に保てます。
おわりに
ミントセットは、希少性、状態、需要によってその価値が大きく変動します。
製造年や発行枚数が限られているもの、保存状態の良いもの、そして市場の需要が高いものは、高額で取引される可能性もあるのです。
この記事では、ミントセットの種類や特徴、価値を決める要素、そして高額買取のコツを解説しました。
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その価値を知ることで、眠っていた資産を活かせるかもしれません。まずは、ミントセットの状態や付属品を確認し、種類や年度を調べてみましょう。
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