伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)1716年–1800年
江戸時代の中期に活躍した絵師・伊藤若冲。
ほとんど独学で自分の画法を確立させ、実在する動物と架空の世界を融合させた独特の作風が特徴として挙げられます。
「奇想の絵師」という異名を持ち、中でも鶏図を得意としていました。85年の生涯を閉じるまで鶏図を描き続けますが、若冲が描いた鶏図はどの作品も表情豊かで幻想的だと高く評価されています。
明治以降はやや人気が薄れるものの、戦後に再びブームが訪れます。現在でも若冲の作品はさまざまな日用品、作品とコラボレーションされています。
ひたすら絵を愛し、独自の世界観を確立させた日本画家
1716年、伊藤若冲は京都の錦小路にあった青物問屋の長男として生を受けました。
地主を兼ねていた若冲の生家は裕福な家柄だったといわれています。
1739年、若冲が34歳の時に父親が他界。家業を継ぐことになりますが、若冲は市場の魚や自宅の庭で飼っていた鶏など、身の回りの動植物の写生に夢中でした。
商売には不向きでしたが、動植物のありのままを描く画法をこの時期に会得したといわれています。
1755年、家督を弟に譲り、本格的に画業に専念します。 1758年には代表作となった「動植綵絵」を描き始め、翌年1759年には「鹿苑寺大書院障壁画」の制作を開始。1765年に「動植綵絵」を完成させ、一部を相国寺に寄進しました。
50代になる頃には「町年寄」として市場の仕事にも復帰し、市場の存続に奮闘。以前よりも作品数は減りましたが、当時江戸で流行していた版画に挑戦し、1768年には「玄圃瑤華」を完成させます。 こうして、安定した生活の中で新しい技法に挑戦するなど充実した画家生活を送った若冲。以後、70代に再び隠居生活を始めると、85歳の生涯を閉じるまで作画三昧の日々を過ごしたとされています。
伊藤若冲の代表作
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「鹿苑寺大書院障壁画」
若冲が44歳のときに制作し始めた作品で、50面におよぶ水墨障壁画となっています。 葡萄などの植物、満月の夜、鶏図など若冲の得意とするモチーフが描かれており、重要文化財に指定されました。現在は京都にある承天閣美術館に保管されています。
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「動植綵絵」
若冲の代名詞でもある鶏図を筆頭に、魚や貝、草花が鮮やかな色彩で描かれています。 当時、最高品質の画絹や絵具を使用したことから劣化や褪色が少なく、当時の色合いに限りなく近い貴重な作品だといわれています。「動植綵絵」は若冲が相国寺に寄進したものですが、のちに皇室御物となったため現在は宮内庁により管理されています。
その他、「福禄寿図」「紫陽花双鶏図」などが代表作として知られています。
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