キュービックジルコニアとは?その特徴・魅力やダイヤモンドとの違いについてご紹介
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近年、ジュエリーショップやファッションブランドなどで「キュービックジルコニア(Cubic Zirconia)」という名前を目にする機会が増えています。
一見するとダイヤモンドのように美しく輝くこの石ですが、「本物のダイヤモンドとどう違うの?」「長く使うにはお手入れが必要?」などと疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、キュービックジルコニアの基本的な特徴から、ダイヤモンドやジルコニアとの違い、お手入れの方法まで詳しくご紹介します。
目次
キュービックジルコニアとは?

キュービックジルコニアとは、二酸化ジルコニウム(ZrO₂)を主成分とした人工石で、ダイヤモンドの代替石として広く知られています。
1970年代に実用化されて以降、その美しい輝きと高い透明度から、多くのジュエリーブランドで採用されています。
人工的に製造されるため品質が安定しており、インクルージョンも少なく、透明度の高い仕上がりが特徴です。
ダイヤモンドとの違い
ダイヤモンドは天然の炭素結晶であり、地中で長い年月をかけて生成されます。
一方、キュービックジルコニアは人工的に作られる合成石で、見た目は非常に似ていますが、硬度・輝き・屈折率などが異なります。
ダイヤモンドのモース硬度が10であるのに対し、キュービックジルコニアは約8~8.5程度です。そのため、傷がつきやすく、耐久性ではやや劣るでしょう。
また、ダイヤモンドの方がより強い光の分散を持つため、自然光の下ではより深みのある輝きを放ちます。
ジルコニアとの違い
「キュービックジルコニア」と「ジルコニア」は名前が似ていますが、性質や用途が異なります。ジルコニアは主に工業用セラミック素材として用いられ、耐熱性や耐久性に優れています。
一方、キュービックジルコニアはジュエリー用として人工的に透明化・高純度化されたもので、宝石としての美しさを追求したものです。
つまり、ジルコニアを原料として宝石品質に加工したものが「キュービックジルコニア」といえます。
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キュービックジルコニアの特徴・魅力

ここからは、キュービックジルコニアの特徴・魅力についてご紹介します。
ダイヤモンドのような美しさ・輝き
キュービックジルコニアの最大の魅力は、その見た目の美しさです。高い屈折率を持ち、光を反射することでダイヤモンドに近い輝きを放ちます。
熟練のカッターによって加工されることで、まばゆいほどの光沢を楽しむことができます。
カラーバリエーションが豊富
人工石であるため、キュービックジルコニアはさまざまなカラーを表現することができます。
透明なクリアストーンだけでなく、ピンク・ブルー・グリーン・シャンパンなど、多彩な色味があり、ファッションやシーンに合わせて選べるのが魅力です。
天然石では手に入らない色味やデザインの自由度が高いのも特徴になります。
購入しやすい価格帯
ダイヤモンドと比べて非常にリーズナブルで、手軽に購入できるのもキュービックジルコニアの魅力です。品質が均一なため、ジュエリー初心者や普段使いにも適しています。
ただし、人工石であることから資産的価値はほとんどなく、あくまでファッションジュエリーとしての楽しみ方が中心になります。
キュービックジルコニアとダイヤモンドの見分け方

キュービックジルコニアとダイヤモンドは見た目がよく似ていますが、いくつかの方法で判別できます。
ここでは、自宅でも簡単にできる3つの見分け方をご紹介します。
①息を吹きかける
石の表面に息を吹きかけて曇らせると、見分けることができます。
キュービックジルコニアは人工石のため、曇りが数秒残りますが、ダイヤモンドは熱伝導率が高いため、すぐに曇りが消えます。
②水を垂らす
水滴を1滴垂らしたとき、ダイヤモンドは表面張力で水が丸く留まりますが、キュービックジルコニアは水が広がりやすい性質があります。
これも屈折率や表面構造の違いによるものです。
③薄暗い場所で輝きを見る
暗い場所で光を当てると、キュービックジルコニアはやや虹色が強く見える傾向があります。
一方、ダイヤモンドは白く鋭い輝きが中心で、より深みと透明感のある光を放ちます。
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キュービックジルコニアのお手入れ方法

キュービックジルコニアは汗や皮脂、化粧品の油分などが付着すると輝きが鈍くなるため、定期的なお手入れが大切です。
使用後は柔らかい布で軽く拭き取り、水洗いする場合は中性洗剤を薄めたぬるま湯で優しく洗浄し、しっかりと乾かします。
そして、保管する際は、他のアクセサリーと一緒に入れると傷がつく恐れがあるため、個別のポーチやジュエリーケースに入れるのがおすすめです。
おわりに
キュービックジルコニアは、ダイヤモンドに劣らない輝きとデザイン性を持ちながら、価格を抑えて楽しめる魅力的なジュエリー素材です。
その一方で、天然石のような資産価値はないものの、ファッション性や手軽さを重視する方にとっては理想的な選択肢といえます。
お手入れをしながら大切に使えば、長く美しい輝きを楽しむことができるでしょう。
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