【象牙の置物】【象牙のハンコ】【象牙の装飾品】等、象牙はとても価値がある高価な品物という事は多くの人がご存知だと思います。実際、その温かみのある色合い、柔らかな質感、保水力等で工芸品として人気が高く非常に価値の高い象牙製品が多く存在します。
ですが、この様な買取の仕事をしていると「象牙に高い価値ある理由」について大変多くご質問を頂きますのでこの場で説明させて頂こうかと思います。
象牙が人気があり価値が高い理由は次の通りです。
象牙の価値が高い理由1:美しさに人気が高い
象牙の光沢や色合い、手触りの良さなどから、嗜好品・芸術品として昔から多くの人に人気があります。日本でも昔はファッションアイテムの一つとしても高い人気があり、現在でいうブランド品のような存在でもありました。
象牙の主成分はカルシウムですから、非常にきめが細かく耐久性・耐摩耗性にすぐれた理想的な素材です。また適度な吸湿性があるためハンコ等の素材に使用すると朱肉のなじみも非常に良く、くっきりとした力強い印影が得られます。手にしっくりなじみ、適度な重量感がある点も多くの人に好まれています。このような特徴を兼ね備えている為に象牙は高級素材とされています。
象牙の色はただの白ではありません。真っ白より柔らかい少しくすんだ薄いベージュの様な色味でアイボリー(ivory)と呼ばれます。西洋では象牙は古来から重要な工芸材料あるいは建築材料でありアイボリーの色名は古く1385年頃から見られていました。純白でも黄色でもない温かみのある上質な高級感は地位ある方の装飾品や実印、置物等にふさわしいでしょう。象牙は経年による劣化が少なく、長年使い続けるほどに手になじみ、また色合いも深みを増していきます。
加工のしやすさや仕上がりの美しさなどから、日本においても高級材料として珍重されてきた象牙は、その落ち着いた温かみのある色合いは高級感を演出する色として様々な場面で用いられています。象牙は色の名前になる程特徴的な素材で、うっすらと年輪の様な模様が入っている事でひとつひとつに個性が存在します。
この見た目の良さと使う事により光沢感が増し、【味】が出てくる事も象牙の魅力と言えます。
象牙の価値が高い理由2:希少性が高い
象牙はお金になるという理由でアフリカ象を乱獲・密漁する者が後を絶たず個体数が急速に減ってしまいました。絶滅の恐れもでてきたので「ワシントン条約」によって1989年に象牙の国際的な取引に大きな制限を設けることになりました。更に1992年には「種の保存法」を日本国内で制定し日本国内での象牙取引に関しても大きく制限をかけています。
象牙の流通が非常に制限されている為、時期が経過するとともに希少性も大きく上がってきており、現存する象牙の価値が上がっている要因となっています。
象牙の価値が高い理由3:優れた芸術品としても人気
高級な印鑑の材料として象牙が使われることはご存知かと思いますが、これには上記にある見た目の美しさや手触りの良さに加えて理由があります。抜群の加工性に加え吸湿性の高さや材質の良さ等、印鑑にとっては良い条件がそろいにそろっています。朱肉が馴染みやすいというメリットがあり質感に高級な雰囲気を漂わせる象牙は最高級の印鑑素材として使用されます。
工芸品の素材としても非常に優れている象牙は適度な硬さに加え弾力性と粘りもある事から彫刻性に優れているのです。
素材として美しさと彫刻性を兼ね備えている象牙を使用した優れた彫刻や置物も数多く存在し、精巧な象牙の彫刻は素材の価値に加えて芸術品としての価値も非常に高く評価されます!
もちろん象牙をそのまま装飾品として飾ることもありますが重厚感があり大変価値の高い装飾品です。
象牙の価値が高い理由まとめ
象牙が高い理由をまとめますと象牙特有の質感から醸し出される【見た目の美しさ】、国際的な取引制限からの【希少性】、加工のしやすさから来る【芸術性】を兼ね備えた品物だからこそ価値が高いのです。
その分、贋作も非常に多く出回っていて、当然ですが贋作は象牙とは全く異なりますので価値はほとんどありません。日晃堂では贋作かどうかはもちろんの事、希少性と芸術性を考慮した象牙の本当の価値を査定いたします。
私たち日晃堂は象牙専門的に視れるスタッフが在籍しておりますので買取価格には自信があります!象牙の品物をお持ちであれば、日晃堂では無料でのご相談からお受けしておりますので、お気軽にお電話にてご連絡ください。