突然の喪失。身近な人がこの世を去った時、多くの方が心からの悲しみを抱える中で、さまざまな手続きや葬儀の準備などに追われます。
身近な方を亡くしたときに心に残るのは悲しみだけでなく、その後の手続きや整理に関する不安も大きいものです。
その中で、「遺品整理をいつから始めるべきか?」という疑問を持つ方は多いでしょう。
遺品整理は故人の形見として残る品々を整理し、新たな一歩を踏み出すための大切なプロセスです。この記事では、そんな遺品整理の始める時期や注意点について詳しく解説します。
結論
先に結論を言うと、遺品整理の開始時期に「正しい時期」というものは存在しません。
大切なのは、亡くなった方への敬意や気持ちの整理をしっかりと行うこと。身近な方を亡くした後の遺品整理は、心情的にも非常に難しいものです。
心の整理がつくタイミング、気持ちの落ち着いた時が、遺品整理を始める最適な瞬間といえるでしょう。無理に早く始める必要はありませんので、心の準備ができてから取り組むことが大切です。
おすすめの始める時期
それでも、遺品整理を具体的に始められるきっかけはいくつかあります。以下に、おすすめな遺品整理のタイミングや目安の時期を説明します。
四十九日後
仏教において、故人の魂が成仏するとされる四十九日。多くの家族はこの日を境に遺品整理を始めることを選びます。
四十九日が過ぎると、故人の魂が落ち着くとされるため、家族も心の整理がつきやすく、遺品整理に取り組みやすいとされます。
諸手続き後
葬儀や遺産相続など、さまざまな手続きが終わった後は心に余裕が生まれます。これらの手続きには時間や気力がかかるものです。
そのため、それらの手続きが完了してから遺品整理を行うことで、より集中して作業に取り組めます。
葬儀後
葬儀が終了した直後も、遺品整理を始めるタイミングとして選ばれることがあります。
葬儀を終えたことで、故人を送り出した安堵感と共に、新しい日常を迎える準備として遺品整理を行う方も多いです。
相続前
法的な遺産相続の手続きをスムーズに行うためにも、前もって遺品を整理しておくことがおすすめです。
価値のある品や重要な書類を見つけ出し、相続人間での分配や議論を円滑に進めるためにも、早めの整理が効果的です。
可能な限り、この相続前までに遺産整理を終わらせておきましょう。
遺品整理を始める時期の重要なポイント
遺品整理を始める上でのポイントを詳しくお伝えします。
親族が集まる時
遺品整理は一人で行うよりも、家族や親族と一緒に行う方がスムーズに進行します。また、それぞれの思い出話を共有しながらの整理は、心のケアとしても有効です。
親族との話し合い
遺品の中には、感情的な価値や記憶の詰まったものが多いです。誰が何を持つか、処分するかなどの判断は、親族みんなで話し合いながら決めることをおすすめします。
ここで大切なのは、お互いの意向を尊重し合うことです。
終わりに
遺品整理は、単純に物を片付けるだけの作業ではなく、故人の想いや生きざまを感じながら最後の時間を過ごすものでもあります。
焦らず、無理をせず、そして故人を思いながら適切な時期に取り組むことが大切です。それが心の整理にも繋がります。
遺品整理で何か不安や疑問があれば、専門家に相談することも一つの方法です。
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