近年は「終活」という言葉を耳にすることが増えましたね。終活、それは人生の終盤を迎えるための準備活動を指す言葉です。その中でも特に注目を集めているのが「生前整理」。
この記事では、これから終活を始めたい、あるいは生前整理をしたいと思っている方に、その魅力と意義、そして生前整理と遺品整理との違いについて詳しく解説します。
生前整理って一体なに?
生前整理とは、生きている間に自分の持ち物や情報を整理・処分することで、後世に残さないようにする活動のことです。人は人生の中で多くのものを持つようになり、何十年もの間に蓄積したものの中には、不要なものや使わなくなったものも多いのが現状です。
生前整理の基本的なやり方としては、自分が持っている物を大きくカテゴリー分けして、一つずつ整理していくことです。不要なものは処分し、必要なものは整理して保管しましょう。
また、遺言や生命保険の証書、家の権利書など、重要な書類は家族や信頼できる人に場所や内容を伝えておくこともポイントです。これにより、もしもの時に混乱や迷惑をかけることを防ぐことができます。
最近では、これらに加えてデジタル関連の処理も生前整理に含まれるようになってきました。
以前までは財産に関連するものばかりに着目されていましたが、インターネット上の不要なアカウント整理やスマホ内データの整理など、デジタル情報の整理も重要な項目です。
遺品整理と生前整理の違いについて
生前整理と遺品整理は、両方とも物の整理に関連している言葉ですが、実際には大きく異なります。
遺品整理は、人が亡くなった後に残された遺品を家族や関係者が整理する作業を指します。これは、亡くなった方が残した物や書類を適切に整理し、処分や保管するものです。
一方で生前整理は、自分自身が生きているうちに行う整理活動です。生前整理することで、家族に遺品整理の手間をかけないようにすることが主な目的となります。
遺品整理より生前整理!
遺品整理は故人の遺志を尊重しつつ、その物品を処分や保管する重要な作業です。
しかし、その作業は家族や関係者にとっては非常に大変なもの。処分して良いのかどうかを家族で話し合うだけでも多くの時間を費やします。さらに、意見が分かれればもめ事に発展するケースもあります。
このような理由により、生前整理の重要性が高まっています。
生前整理をすることで、自分の死後に家族や親しい人に迷惑をかけることなく、安心して人生を終えられるでしょう。また、自分の手で自分の大切なものを整理することで、後世の人々に自分の思いや願いをしっかりと伝えられます。
生前整理のもう一つのメリットとして、整理を通じて自分の人生を振り返ることができる点も挙げられます。これまでの人生で集めたものや思い出を通じて、自分の歩んできた道を再確認できるでしょう。
目的を持った生前整理は、残された家族や親しい人が故人の思いや願いをしっかり受け継げます。これにより、故人の死後も家族間のコミュニケーションが円滑になるという利点もあるのです。
おわりに
生前整理は、自分の人生を見つめ直し、家族や親しい人との絆を深めるための大切なステップです。
遺品整理も必要な作業ですが、生前に自分の物を整理することで、後世の人々へのメッセージや願いを伝えられます。そのため、終活の中でも特に生前整理は重要な活動です。
この記事をきっかけに生前整理を始めて、より良い終活を行っていきましょう。
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