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中国美術買取で人気の【プーアル茶】とは?

中国美術買取で人気の【プーアル茶】とは?

みなさんは「プーアル茶」というお茶をご存知でしょうか?

プーアル茶は中国茶の一種で、健康茶として高い人気を誇りますが、実は高く売れる可能性も秘めた注目のアイテムです。今回の日晃堂コラムでは、プーアル茶がどんなお茶なのかについてご紹介させていただきます。

この記事を読んでプーアル茶の知見を広めたあと、骨董品として価値の高いプーアル茶を持っているかもしれない、と思い当たりのある方は買取査定に出してみることも検討してみてください。

プーアル茶とはどんなお茶?

プーアル茶(普洱茶)とは、中華人民共和国雲南省南部及び南西部を主な原産地とする、中国茶(黒茶)の一種のことです。プーアル茶は「プーアール茶」や「後発酵茶(こうはっこうちゃ)」とも呼ばれ、緑茶・紅茶・烏龍茶などと同じく、チャノキの葉から作られています。

一般的にお茶は製茶したばかりの新茶が一番おいしくいただけますが、中国茶の中で唯一の発酵食品であるプーアル茶については、熟成された古い茶葉ほど風味がよく価値も上がるのが特徴です。同じプーアル茶でも、製茶する生産工程の違いによって「生茶」と「熟茶」に分類されます。

風通しのよい乾燥した倉庫で長時間をかけて自然発酵させたものを生茶、高温多湿の状態で水分を含んだ茶葉を積み重ねたあと、発酵食品と同じように麹菌(こうじきん)の力を借りて発酵させたものを熟茶と呼び、業界ではそれぞれ区别するのが一般的です。

同じプーアル茶でも、熟成の仕方や熟成期間によって味や香りが異なるのが特徴ですね。
プーアル茶の生茶と熟茶のどちらがよいかは個人的な好みなどによって異なりますが、中国美術買取において価値が高いのは、長い時間や手間ひまをかけて熟成させる生茶のプーアル茶です。
熟成期間が長ければ長いほど価値が高く、数十年以上も熟成されたヴィンテージのプーアル茶であれば、高額で取引されることも珍しくはないほどです。

麹菌を使って発酵させたプーアル茶は「熟茶」、麹菌に頼らずに自然発酵させたプーアル茶は「生茶」に分類される。そう覚えておくと、わかりやすいかもしれません。
日本で飲まれているプーアル茶のほとんどが大量生産が可能な「熟茶」であり、対する「生茶」は大量生産できないという希少性の観点からも、買取市場では高く評価されています。

以下より、そんなプーアル茶の歴史や効能についても解説いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。

プーアル茶の歴史

プーアル茶の歴史は古く諸説ありますが、その歴史が始まったのは遥か昔の中国からでした。
中国の歴代王朝の中で最も煌びやかだったといわれる唐代(618~907年)には、プーアル茶は南詔(なんしょう)の銀生城(現在のプーアル市)付近にある山地で採れるお茶として有名だったと伝えられています。

中国が雲南を領有した明の時代(1368~1644年)には、「普洱茶(プーアル茶)」として人々に広く知られるようになり、清の時代(1644年~1912年)には雲南からの進貢品に指定されるようなったプーアル茶は、朝廷でも愛飲されていたという話しが残されています。

たとえば、中国最後の王朝「清」で最後の皇帝として有名な「愛新覚羅溥儀(あいしんかくらふぎ)」がプーアル茶を愛好していた、というエピソードは非常に有名ですね。

プーアル茶はラオス・ミャンマー・ベトナム・タイなどでも生産されていますが、現在は雲南省の西双版納州・普洱市・臨倉市の3つのエリアが主な産地です。
中国南西部にある雲南省は「お茶のふるさと」と呼ばれるように、茶の古樹が多く見られる場所でもあります。そのなかにあるプーアル市には、「茶樹王(ちゃじゅおう)」という茶の木がありますが、この茶木は樹高25m・樹齢2700年を超える(諸説あり)最大級の大木として世界的に有名ですね。

近年では、高品質で優れた茶葉が個人単位でも生産できるようになったことから、将来の価値を見越してプーアル茶を投資目的で購入する投資家も少なくありません。
また、プーアル茶のダイエット効果などの効能を期待して購入する、一般購入者も増加しており、現代におけるプーアル茶の需要は格段に増えてきている傾向にあります。

プーアル茶の効能

骨董品買取で高く売れるプーアル茶とはまた別の話しにはなりますが、プーアル茶はダイエットや健康効果の期待できる”健康茶”として日本でも人気があります。

プーアル茶の効能は科学的に解明されていないものも多いですが、現時点でわかっている代表的な効能としては下記の通りです(こちらに記載するのは効果を約束するものではなく、あくまでも知見を広めるための一般論となります)。

ダイエット効果

プーアル茶で最も期待されている効能はダイエット効果です。
緑茶にカテキンが多く含まれるのは有名な話ですが、プーアル茶には茶葉の発酵過程で生じた「重合カテキン」が含まれているのが大きな特徴です。重合カテキンはポリフェノールの一種で、脂肪やコレステロールの吸収を抑える働きによって肥満を抑えることを期待できるため、日本の商品にもよく使われています。

アンチエイジング効果

プーアル茶の効能はダイエットだけではありません。アンチエイジング効果も期待できます。
人が身体に取り入れた酸素は一部、活性酸素に変化し量が多くなると身体が酸化(老化)してしまいます。
しかし、プーアル茶に含まれる重合カテキンは高い抗酸化作用があるため、プーアル茶を飲むことで身体の老化を防ぐ効果に期待することも可能です。

消化機能の改善

プーアル茶はダイエットとアンチエイジング効果の他に、消化機能を改善する効果も期待できます。
これはプーアル茶に含まれたポリフェノールがエサとなって善玉菌の増殖を促すためです。
整腸効果によって便秘が解消されると自律神経のバランスが整い、結果的に血行促進に繋がって肌に栄養が行き渡わりるため、美肌にも近づくとされています。

プーアル茶の効能としては他にも、冷え性や二日酔いの改善、動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病などを予防する効果も期待できるといわれていますね。

日本で売られているプーアル茶のほとんどは、麹菌の力を使って発酵することで短期間での大量生産を可能としている「熟茶」です。プーアル茶の味わいを本格的に楽しみたいのであれば、長期熟成させた「生茶」が一番ですが、希少価値が高く高値で取引されているため、手に入れるのは簡単ではありません。

プーアル茶の効能や健康が気になる方は熟茶、プーアル茶本来の味を追求されたい方には生茶がお勧めです。
そして、骨董品として価値が高いのは言わずもがな”生茶”となります。

まとめ

今回は「中国美術買取で人気の【プーアル茶】とは?」というテーマで解説させていただきました。

プーアル茶(普洱茶)は中国茶(黒茶)の一種です。
また、中国茶の中で唯一の発酵食品であり、後発酵の方法によって「生茶」と「熟茶」の2種類に分類されるのが特徴です。生茶は骨董品としての価値が高いこともあり、投資家などに投資目的で購入されることもあります。熟茶は大量生産によりリーズナブルな価格で購入できることから、ダイエット効果・アンチエイジング効果・消化機能の改善等が期待できる健康茶として日本でも大人気です。

希少性の高い生茶は熟成された年数を問わず、日本で見かけることは稀ですが、熟成期間の長い生茶ほど骨董品としての価値は高くなります。そのため高額買取の機会も増えるのが一般的です。
逆に熟茶については、大量生産により市場に多く流入しているため、骨董品としての買取価値はありません。
そのため、一概に「プーアル茶だから」という理由で、すべてのプーアル茶が高く売れるわけではないのでご注意ください。

プーアル茶の効能をお手軽に試してみたい方は熟茶の購入を、逆に価値の高い生茶を持っているかもしれないという方は、プーアル茶の買取査定を検討してみてはいかがでしょうか。

プーアル茶のご売却をご検討される際は、ぜひ骨董品買取の日晃堂にご相談ください。
プーアル茶に精通した査定士が、プーアル茶の種類や熟成度合いなどをしっかりと査定いたします。
価値の高いプーアル茶の高価買取には自信がございます(※日晃堂でお買取しているプーアル茶は、基本的に熟成期間が数十年以上の「茶葉」となりますので予めご了承ください)。

詳細については、プーアル茶買取ページもご参照ください。

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