「カスクとは?」「カスクとウイスキーにはどんな関係があるの?」そんな疑問を抱えていませんか?
本記事では、カスクの概要や種類を紹介します。カスクとウイスキーに関連する用語も解説するため、カスクに興味がある方や、より深く知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
カスクとは
カスクとは、木樽のことです。ウイスキーをはじめ、日本酒やブランデーなどの酒類の保存や熟成に使われています。
日本では、熟成樽と呼ばれることもあります。カスクはウイスキー作りにおいて非常に大きな影響を与えており、カスクによってウイスキーの味わいや風味が大きく変わります。
また、カスクを使用することで、ウイスキーが琥珀色になり、豊かな香味やコクが生まれます。
カスクの種類
カスクの種類を紹介します。カスクは材料となる木や、過去に貯蔵していたお酒によって分類されています。さまざまな種類がありますが、ここでは、中でも有名な種類について取り上げます。
オーク樽
オーク樽は、アメリカンホワイトオークやヨーロピアンオークで作られた樽です。
アメリカンホワイトオークの樽で作られたウイスキーはバニラやココナッツのような香りや味わいが特徴的です。
ヨーロピアンオークの樽で作られたウイスキーは、さらに種類によっても異なりますが、ドライフルーツのようだったり、スパイシーな香りがします。
ミズナラ樽
ミズナラ樽は、ミズナラで作られた樽です。
おもに日本で生育しているミズナラが使われていることから、日本を象徴するフレーバーとして人気が集まっています。
「伽羅(きゃら)」や「白檀(びゃくだん)」の香りに例えられることが多く、比較的生産量が少ないため、高く評価されています。
シェリー樽
シェリー樽は、過去にシェリー酒を貯蔵していた古樽のことです。
シェリー酒とは、アルコール度数が高いワインの一種で、保存性が高いことが特徴です。近年は、シェリー樽の数量が不足していることから、入手が困難になっています。
カスクに関するウイスキー用語
カスクに関するウイスキー用語を紹介します。
カスクとウイスキーは切り離せない関係であり「〇〇カスク」という用語がよく使われています。
代表的なものには、単一の樽で作られたウイスキーである「シングルカスク」や、2種類のカスクで熟成させたモルト原酒をブレンドして瓶詰めされたウイスキーである「ダブルカスク」などがあります。
ほかにも「トリプルカスク」や、加水によるアルコール度数の調整が行われずに瓶詰めされた「カスクストレングス」などが有名です。
まとめ
カスクは、酒類を作る際に用いられる樽であり、ウイスキーの味わいや香りに大きな影響を与える重要な役割を果たしています。
また、良質なカスクで作られたウイスキーや、生産本数が限られているシングルカスクのウイスキーは、高額での売却が期待できるため、まずは専門家へ相談することをおすすめします。
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