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如来の代表的な種類について|それぞれの特徴と見分けるポイントをご紹介

牛久大仏

寺院を訪れた際、穏やかな表情で座る仏像を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。仏像にはさまざまな種類があり、その中でも悟りを開いた存在を「如来」と呼びます。一見すると似た姿のものが多いですが、手の形や持ち物、装飾などに注目すると、それぞれの違いが見えてきます。この記事では、代表的な如来の種類から、見分ける際のポイントまで分かりやすくご紹介します。

如来について

如来とは、仏教において悟りを開き、真理に到達した存在を指します。仏像は如来・菩薩・明王・天部などに分けられますが、その中でも如来は悟りを完成させた姿として表現されます。一般的な如来像は、装身具をほとんど身につけず、質素な衣をまとった姿が特徴です。頭には小さく巻いた髪を表す「螺髪(らほつ)」が見られるほか、頭頂部が盛り上がった「肉髻(にくけい)」など、仏としての特徴が表現されています。ただし、大日如来のように華やかな装飾を身につける例もあります。

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代表的な如来の種類

如来にはさまざまな種類があります。ここでは、日本でもよく知られている5種類をご紹介します。

釈迦如来

釈迦如来は、仏教の開祖である釈迦が悟りを開いた姿を表した仏です。如来像の基本ともいえる存在で、質素な衣をまとった姿で表されます。右手を上げて手のひらを前に向ける「施無畏印」、左手を下げる「与願印」を結ぶ像が代表的です。ただし、姿や印相には複数の形式があります。

阿弥陀如来

阿弥陀如来は、西方極楽浄土にいるとされ、人々を極楽へ導く存在として信仰されています。仏像では、親指と人差し指などで輪を作る印相が特徴です。代表的なものには「来迎印」や「阿弥陀定印」があり、観音菩薩と勢至菩薩を脇侍とする三尊形式もよく知られています。

薬師如来

薬師如来は、病気や苦しみから人々を救う仏として信仰されており、東方の浄瑠璃世界をつかさどる存在です。左手に薬を入れる「薬壺(やっこ)」を持つ姿がよく知られており、種類を判断する際の大きな手がかりになります。また、日光菩薩と月光菩薩を左右に配した薬師三尊として表されることもあります。なお、古い薬師如来像の中には薬壺を持たないものもあるため、持ち物だけで判断するのは避けた方がよいでしょう。

大日如来

大日如来は、密教において中心的な存在とされる如来です。一般的な如来像とは異なり、宝冠や首飾りなどの華やかな装身具を身につけた姿で表されます。金剛界の大日如来は「智拳印」、胎蔵界では「法界定印」を結ぶ点も特徴です。装飾の多い姿から、ほかの如来と比較的見分けやすいでしょう。

毘盧遮那如来

毘盧遮那如来(びるしゃなにょらい)は、「盧舎那仏」とも呼ばれ、智慧と慈悲の光で広く世界を照らす仏とされています。代表的なのが奈良・東大寺の大仏です。姿だけでは釈迦如来などとの違いを判断しにくい場合もあるため、安置されている寺院や由来なども見分ける手がかりになります。

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如来の種類を見分ける4つのポイント

如来像は似た姿をしているものも多いため、一部分だけで判断するのは簡単ではありません。複数の特徴を組み合わせて確認することが大切です。ここからは、如来の種類を見分ける4つのポイントをご紹介します。

手の形(印相)

仏像が結ぶ手の形は「印相」と呼ばれ、それぞれに意味があります。釈迦如来の「施無畏印・与願印」や、阿弥陀如来の「来迎印」、大日如来の「智拳印」などが代表的です。ただし、同じ如来でも時代や宗派によって異なる印相を結ぶ場合があるので、見分ける1つの要素として確認してみてください。

持ち物

持ち物も如来を見分ける際の重要なポイントです。特に分かりやすいのが、薬壺を持つことの多い薬師如来でしょう。一方、釈迦如来や阿弥陀如来などは基本的に目立った持ち物を持たないため、印相などと合わせて確認する必要があります。

服装・装飾

多くの如来は、装身具を身につけず、質素な衣をまとっています。その中で大きく異なるのが大日如来です。大日如来は宝冠や首飾りなどを身につけ、菩薩像にも似た華やかな姿で表されます。服装や装飾を見ることで、種類を絞り込むことができるでしょう。

脇侍

中央の如来だけで分かりにくい場合は、左右に配置された脇侍にも注目してみてください。例えば、薬師如来には「日光菩薩・月光菩薩」、阿弥陀如来には「観音菩薩・勢至菩薩」、釈迦如来には「文殊菩薩・普賢菩薩」を組み合わせる三尊形式があります。必ずこの組み合わせになるわけではありませんが、種類を判断する有力な手がかりです。

如来像を含む仏像は買取の対象?

如来像をはじめとする仏像は、品物によっては買取の対象です。古い仏像や作者が分かるもの、彫刻や装飾に特徴があるものなどは、骨董品や仏教美術品として評価される場合があります。一方で、極端に状態が悪いものや大きな破損があるもの、素材や制作時期などによっては、買取が難しいケースも考えられます。ただし、見た目に傷みがあるからといって、必ずしも買取できないとは限りません。ご自身では価値がないように見える仏像でも、年代や作者などによって評価されることがあるので、まずは仏像や骨董品の買取実績がある専門店へ相談することがおすすめです。

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おわりに

如来には、釈迦如来・阿弥陀如来・薬師如来・大日如来・毘盧遮那如来など、さまざまな種類があります。似た姿の仏像でも、印相や持ち物、装飾、脇侍などを確認することで、種類を見分ける手がかりを得られるでしょう。日晃堂では、如来像をはじめとする仏像や仏教美術品の査定・買取に対応しています。ご自宅に由来や価値の分からない仏像がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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