バンクシーはその匿名性故に多くのことが謎に隠されています。
しかし初期作品の場所からイギリスのブリストル出身で、1990年代から活動を始めたと言われています。 1990~2000年代から路上でバンクシーの作品が発表され始めましたが、それ以外にもアーティスト活動を並行して行なっていました。 2002年にロサンゼルスで個展を開き、2003年にロンドンでゲリラ個展「Turf War」を開催。2004年にはバンクシーの代表作である「Girl with Balloon」の版画作品を販売するなど、多角的に活動しています。

2005年にMOMAやニューヨーク近代美術館、アメリカ自然史博物館、ブルックリン美術館という有名美術館で作品を無断展示するパフォーマンスを行いました。それまでは知る人ぞ知るアーティストの一人でしたが、このことが世界中で報道され、一躍世界的な知名度となります。
同年にヨルダン川西岸地区のパレスチナ側の分離壁にパレスチナ問題のグラフィックを残したり、ロンドンでゲリラ個展「Crude Oils」を開催するなど精力的に活動をします。

その後も各国のニュースで報道されるような過激なパフォーマンス、グラフィックを残し、世界的なアーティストとなります。 作品は数十億で取引され、今後も目が離せないアーティストです。