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今の価値で10銭はいくらになる?古銭として売却する際の買取相場についてもご紹介

10銭硬貨は、今ではほとんど目にすることがない昔のお金ですが、「祖父母から貰った」「自宅の整理中に見つかった」という方は多いと思います。

その中で、今の価値で10銭はいくらになるのか気になることがあるのではないでしょうか。

この記事では、今の価値で10銭はいくらになるのかということから、古銭として売却する際の買取相場についてご紹介します。

10銭の価値を知りたい方や、売却を検討されている方はぜひ最後までご覧ください。

今の価値で10銭はいくらになる?

今の価値で10銭はいくらになる?

今の価値で10銭がいくらなのかを知るには、まず「1銭」がいくらなのかを考えると分かりやすいです。

通貨としては1銭=0.01円ですが、物価を基準にすると見え方が大きく変わります。例えば、1901年(明治34年)の企業物価指数をもとにすると、1銭は現在の約2.7円ほどです。

一方で、明治時代の小学校教員の初任給(8~9円)を基準に比較すると、当時の1円は現在の約2.5万円に相当し、この換算では1銭はおよそ250円ほどになります。

この違いから分かるように、10銭の現在価値は約27円~2,500円ほどと幅があり、どの基準を使うかで結果が大きく変わります。

つまり「10銭はいくらか」という問いには、ひとつの正解があるわけではなく、時代背景や基準値によって変動するものです。

10銭の基本情報

そもそも10銭は明治時代から昭和にかけて発行され、日本のお金として実際に使われていた硬貨です。

銀貨として作られた時期もあれば、戦争の影響で素材が変更され、ニッケルやアルミなどで製造された時期もあります。

また、デザインや材質が切り替わったタイミングで多くの種類が誕生したため、古銭としてのコレクション性も高い硬貨です。

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これまでに発行された10銭の種類

前述した通り、10銭は時代に合わせてさまざまな種類が作られてきました。以下は、これまでに発行された10銭の種類です。

  • ・旭日竜十銭銀貨
  • ・竜十銭銀貨
  • ・旭日十銭銀貨
  • ・八咫烏十銭銀貨
  • ・十銭白銅貨
  • ・十銭ニッケル硬貨
  • ・十銭アルミ青銅貨
  • ・菊十銭アルミ硬貨
  • ・十銭錫貨
  • ・稲十銭アルミ硬貨

10銭を古銭として売却する場合、素材や発行時期の違いによって価値は大きく変わるため、「どの種類なのか」を知ることが重要です。

価値の高い10銭の種類

10銭硬貨には数多くの種類がありますが、その中でも特に高い評価が期待できる種類をいくつかご紹介します。

発行枚数の少なさや歴史的背景、素材の違いなどが価値の差につながっています。

旭日竜十銭銀貨

旭日竜十銭銀貨は、明治3年に発行された初期の10銭銀貨で、古銭の中でも人気が高い種類です。

初期の銀貨としてコレクション需要があり、状態が良いものは数千円~2万円程度での買取が期待できます。

竜10銭銀貨

竜10銭銀貨は、明治6年に登場した銀貨で、竜の図柄が採用された時期の硬貨です。

発行からの年数も長く、現存数が限られていることから価値がつきやすく、買取相場は数千円~1万円程度が中心です。

旭日10銭銀貨

旭日10銭銀貨は、明治40年に発行された銀貨で、比較的出回りが多かったため、市場での評価は落ち着いています。

状態が非常に良いものでも、買取相場は数百円程度が中心です。

八咫烏10銭銀貨

八咫烏10銭銀貨は、大正7年に製造されたものの、実際には発行されなかったことで知られる銀貨です。

「幻の10銭」と呼ばれることもあり、現存数が非常に少ないことから、数十万円~数百万円の高額買取になるケースがあります。

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10銭を古銭として売却する際のポイント

10銭を古銭として売却する際のポイント

10銭硬貨を少しでも高く売りたい場合には、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

まず、綺麗な状態を保つことが大切です。硬貨は傷・汚れ・変色があるだけで価値が下がってしまうため、湿気や直射日光を避けた保管を心がけてください。

次に、自分で磨いたり洗浄したりしないことも重要なポイントです。汚れを落とそうとして傷をつけてしまうケースが多く、価値を大きく下げてしまう原因になります。

最後に、古銭の取り扱いに慣れた業者へ査定を依頼することです。種類や年代、状態を正しく判断できる業者であれば、より納得感のある評価につながります。

10銭は現在使うことのできない硬貨ですが、古銭としては高く評価されているため、まずは査定だけでも受けてみることをおすすめします。

おわりに

10銭は、価値換算の基準によって今の金額が大きく変わる一方で、古銭としては種類や状態によってしっかり評価される硬貨です。

銀貨の時代のものや希少性の高い種類は、高額買取になることもあります。特に、初期の10銭硬貨である「旭日竜十銭銀貨」や、幻の10銭とも言われている「八咫烏10銭銀貨」などは評価が高いです。

そして、売却を検討されている方は、一度査定だけでも受けてみることをおすすめします。

日晃堂では、10銭硬貨を含む、さまざまな古銭の買取に対応しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

※記事内に掲載している買取価格は参考価格となり、買取価格を保証するものではございません。同様の作品であっても査定時の相場や作品状態などによって買取価格は変動いたします。

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