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山岡古都が手がける着物とは?人気のある「墨染」や購入時のポイントについてご紹介

着物愛好家から高い支持を集める、染色家「山岡古都(やまおかこと)」。首里琉染の創設者としても知られ、伝統技術と独自の感性を融合させた、美しい着物を数多く生み出してきました。本記事では、山岡古都の歴史から、代表的な着物の種類や魅力について、詳しく解説します。

とくに、ビロードのような質感と立体感が特徴の「墨染」は、山岡古都の代名詞ともいえる人気の高いお品物です。水墨書や紅型など、他の代表作の特徴や中古市場における価値、お召と呼ばれる所以についても、わかりやすくまとめました。

さらに、購入時の注意点や保管方法、将来的な売却を見据えた重要ポイントまで網羅しています。山岡古都の着物への理解を深め、その価値を正しく知るための参考に、ぜひ最後までご覧ください。

山岡古都とは?

山岡古都は、1951年に京都で染色家として歩みを始めた人物であり、「首里琉染(しゅりりゅうせん)」の創業者です。

草木染めや古代染めの研究に力を注ぎ、伝統技法を礎としながら独自の染色表現を追求してきました。京都と沖縄を往来しつつ活動を続け、1973年には日本染織名誉会長の要請を受けて、沖縄に草木染紅型研究所「首里琉染」を設立します。

衰退の危機にあった紅型の復興と、染色技術の継承・発展を目的に私財を投じ、沖縄の染色文化に確かな足跡を残しました。女性に「よろこび」と「感動」を届ける作品を数多く生み出し、その志は現在も受け継がれ、長女が跡を継いで新たな取り組みを進めています。

首里琉染について

首里琉染は、「紅型の復興と染色技術の発展・伝承」を目的として、1973年に那覇市首里に創設された、沖縄初の草木染紅型研究所です。

琉球王国の伝統工芸である紅型を受け継ぎながら、独自技法であるサンゴ染めを取り入れた商品開発も展開しています。また、多くの方に沖縄文化を体験してもらうため、染め体験や工房見学にも力を入れて、取り組んでいる点も大きな特徴といえるでしょう。

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山岡古都が手がける着物の種類

山岡古都の着物にはいくつかの代表的な作風があります。ここでは、主な種類をピックアップしてご紹介します。

墨染

山岡古都の代表作といわれるのが「墨染」です。

織物の裏側全面に墨を引染めし、その後表面の凸部分を写糊で白抜きにすることで、立体感のある生地に仕上げる技法を採用しています。

濃淡のある淡いグレーの表情と、光を受けた際のシルバーのような上品な輝きが印象的で、まるでビロードの紋織のような質感が魅力です。名黒の墨を100%使用して染め上げられる点も、高い人気を集めるポイントになっています。

しなやかで柔らかな風合いがあり、観劇や食事会、帯次第ではカジュアルなパーティーにも着用可能です。山岡古都といえば墨染といわれるほど、象徴的なお品物として知られています。

水墨書

山岡古都の訪問着として人気があるのが「水墨書」です。

白と黒が織りなすグラデーションが美しく、着物全体を1枚のキャンバスに見立てたような世界観を持っています。落ち着いた色調でありながら華やかさも兼ね備えており、若い方から年配の方まで幅広い世代が着用可能です。

また、式典やお茶会のほか、帯や帯締めの合わせ方次第で、披露宴やフォーマルなパーティーにもしっかりと対応できます。

紅型

山岡古都による紅型は、色鮮やかでありながら深みのある表現が特徴です。

草木染の技術が融合することで、伝統的な紅型とはまた異なる趣が生まれています。すべて手染めで制作される一点ものとしての価値も高く、訪問着として仕立てられることが多い傾向にあります。

まさに、伝統と独自性を併せ持つ作風といえるでしょう。

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山岡古都の着物を購入する前に知っておきたい情報

ここからは、山岡古都の着物を購入する前に知っておきたい情報を、いくつかご紹介します。

納得した形でお品物を手に入れられるよう、以下の内容をぜひ参考にしてみてください。

山岡古都の着物は「お召」とも呼ばれる

山岡古都の着物は、「お召(おめし)」と呼ばれることがあります。お召とは、撚りをかけた糸を用いて織られた格の高い織物で、強撚糸による上品なシャリ感が特徴です。

江戸幕府11代将軍・徳川家斉が好んだことから、「お召しになる」着物と呼ばれるようになりました。ただし、格は高いものの扱いはおしゃれ着に近く、正式な礼装には用いません。

食事会や観劇、お稽古などで幅広く楽しむことが可能です。

山岡古都の着物の値段

山岡古都の着物は希少性が高く需要もあるため、新品であれば数十万円で販売されていることも珍しくありません。

また、中古市場では、数万円程度で購入できる場合もあります。ただし、極端に安い価格で販売されている場合は、山岡古都作品ではない可能性や、状態に難があるケースも考えられます。

購入時は作家名や状態を、十分に確認することが大切です。

山岡古都の着物は売却できる

山岡古都の着物は売却することが可能です。

買取額は状態やサイズ、種類によって異なりますが、作家性が明確であるため一定の需要が見込まれます。将来的な売却を視野に入れる場合は、湿気や日焼けを避け、丁寧に保管することが重要です。

買取市場では、保存状態が評価を大きく左右します。

おわりに

山岡古都は、首里琉染の創業者として紅型の復興に尽力し、独自の染色技法で多くの作品を生み出した染色家です。

墨染をはじめとする個性的な作風は、今もなお多くの人を魅了しています。山岡古都の着物を購入する際は、値段や作家性だけでなく、将来的な需要や保管方法も意識することが大切です。

山岡古都の着物をお持ちで、その価値がどれくらいになるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

お手持ちの着物が持つ本来の価値を正しく知るためには、「着物に精通した専門業者」へご相談いただくことを、強くおすすめします。

一般的なリサイクルショップ等では見落とされがちな、作家の技法や希少性も、専門査定士であればその価値を見落とさず、評価に反映することが可能です。

日晃堂では、山岡古都をはじめとする着物の査定を承っています。お客様の大切なお品物を丁寧に拝見しますので、着物の売却や価値の確認をご検討の際は、まずはお気軽にお問い合わせください。

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