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琴と箏の違いってなに?具体的な5つの違いを分かりやすくご紹介

琴

日本の伝統的な楽器として、「琴」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、普段「お琴」と呼ばれている楽器の多くは、厳密には「箏」にあたります。琴と箏はどちらも「こと」と読まれることがありますが、構造や演奏方法、歴史などが異なる楽器です。この記事では、琴と箏にはどのような違いがあるのか、5つのポイントに分けて分かりやすくご紹介します。

 

琴と箏は同じ楽器ではない?

琴と箏は、日常では同じ楽器として扱われることもありますが、厳密には異なります。一般的に日本で「お琴」と呼ばれている、細長い本体に複数の弦が張られた楽器は「箏」です。両者を区別する大きなポイントが、弦の下に置く「柱(じ)」の有無です。箏は柱を使用して弦の音程を調整しますが、狭義の琴には柱がなく、弦を直接押さえて音程を変えます。見た目には似た部分もあるため混同されやすいものの、楽器としての仕組みや奏法は明確に違います。なお、「琴」という言葉は広い意味で弦楽器を指す場合もあり、日常的には箏を含めて使われることもあります。そのため、一般的な呼び方と楽器としての厳密な分類に違いがあることを知っておくと、両者を理解しやすいでしょう。

 

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琴と箏の違い

琴と箏には、主に構造・演奏方法・弦の数・歴史的背景・表記の5つに違いが見られます。それぞれ詳しく確認していきましょう。

 

構造の違い

琴と箏を見分ける際に分かりやすいのが、柱の有無です。箏は弦の下に可動式の柱を立て、柱を左右に動かすことで弦の長さを変えて音程を調整します。現在広く親しまれている箏は、13本の弦を持つものが一般的です。一方、七弦琴などの琴には柱がありません。複数の弦を張った細長い形状は共通していますが、音程を調整する仕組みが大きく異なります。

 

演奏方法の違い

箏は、一般的に右手の親指・人差し指・中指に爪を付けて弦を弾きます。左手で弦を押して音程を高くしたり、音を揺らしたりする奏法も特徴です。琴は柱を使用しないため、左手で弦の特定の位置を直接押さえて音程を変えます。右手では指先や爪を使って弦を弾くのが基本です。つまり、柱によってあらかじめ音程を調整する箏に対し、琴は演奏中に弦を押さえる位置によって音を作るという違いがあります。

弦の数の違い

箏は、一般的に13本の弦を張ったものが広く知られています。一方、琴には七弦琴をはじめ、種類によって弦の数が異なるものがあります。そのため、弦の本数も両者を見分ける手がかりの一つです。ただし、箏にも17弦箏などがあり、琴も種類によって構造が異なるため、弦の数だけで判断するのではなく、柱の有無や演奏方法と合わせて確認するとよいでしょう。

 

歴史的背景の違い

琴と箏はいずれも古代中国に起源を持ちますが、それぞれ異なる文化の中で発展してきました。琴は古くから文人や知識人に親しまれ、教養や精神修養とも深く結び付いた楽器です。箏も中国から日本へ伝わり、当初は雅楽などで使用されていました。その後、日本独自の発展を遂げ、江戸時代には箏曲が広く親しまれるようになります。現在、日本で「こと」と聞いて多くの方がイメージするのは、この箏といえるでしょう。

 

表記の違い

琴と箏は、厳密には異なる楽器ですが、現代では箏を「琴」と表記することも珍しくありません。その背景の一つが、「箏」の字が常用漢字に含まれていないことです。そのため、「琴教室」「琴の演奏」といった表記が広く使われ、一般的にも定着してきました。専門的な場面では両者を区別して「箏」と表記しますが、日常的な「琴」という表記が間違いというわけではありません。

 

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琴や箏などの和楽器は高く売れる?

琴や箏などの和楽器は、品物によっては買取の対象になります。ただし、楽器として音が出るかどうかだけで価値が決まるわけではありません。例えば、使用されている木材や製作者、細工・装飾の内容、保存状態なども査定時に確認されるポイントです。箏では、内部の彫りや木目、蒔絵などの装飾が施されているかによっても評価が変わることがあります。また、ケースや琴柱、爪などの付属品が残っている場合は、本体と一緒に査定へ出すとよいでしょう。長期間使用していない琴や箏でも、ご自身で価値を判断するのは簡単ではありません。処分を決める前に、和楽器の査定経験がある専門店へ相談してみることをおすすめします。

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おわりに

琴と箏はどちらも「こと」と呼ばれることがありますが、厳密には異なる楽器です。箏は柱を使って音程を調整するのに対し、琴は柱を使用せず、弦を直接押さえて音程を変えます。演奏方法や歴史的背景にも違いがあり、一般的に「お琴」として親しまれている楽器の多くは箏です。日晃堂では、琴や箏をはじめとする和楽器の査定・買取に対応しています。ご自宅に使わなくなった和楽器や価値の分からない品物がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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