沖縄切手買取

■沖縄切手とは？高く売れる切手を紹介！
沖縄切手は、太平洋戦争終結後の1948年から1972年まで、実質的なアメリカ統治下にあった沖縄で発行されていた切手を指します。切手には額面のほかに「琉球郵便」と表示され、沖縄ならではの歴史や文物、自然を図案化した切手が数多く発行されています。
また、ほぼ沖縄でだけ使用されていたアメリカ発行の法定通貨「B円」を額面として印刷したもの、ドルやセントを印刷したものなどが見られるのも特徴です。
戦後すぐから沖縄返還までの限られた期間しか使用されなかったこともあり、沖縄切手の中には高価買取が期待できるものが多く含まれます。

■高い価値を持つ沖縄切手とは？
アメリカ統治時代の沖縄で発行されていた沖縄切手。ここでは、その中でも特に高価買取が期待できる切手を紹介します。

○沖縄 第一次普通切手
沖縄で使用されていた普通切手の中でも、特に1948年・1949年に発行されたものを指します。
額面は、「5銭」から「1円」まで計7種類。表記は「五銭」など日本語とともに「5SEN」など英語表記がなされています。デザインは4種類で、沖縄に多く産生するソテツや唐船など。灰白紙というややくすんだ白紙に印刷された初版が1948年に発行され、翌年に白紙を使ったものが再版されていますが、このうち初版は特に高い価値を持ちます。

○琉球政府創立記念切手
琉球政府創立記念切手は、1952年にアメリカの指導のもとで琉球政府が発足したことを記念して発行された切手です。額面は「3円」で「300」と表記されているほか、「琉球政府創立記念」「琉球郵便」と印刷されています。描かれているのは鳩、双葉、沖縄列島(琉球列島)です。記念切手ということで限られた数しか発行されなかったため、特に状態の良好な美品は高い価値を持ちます。

○その他
沖縄で航空郵便が利用できるようになったことを受けて高額の航空切手が必要になったため、第二次普通切手に「10円」「100円」などと加刷した改訂加刷切手、また1951年に発行された植林記念切手などは高い買取額が期待できます。
ちなみに植林記念切手は、かつて琉球王国の時代に政治家として活躍した蔡温が植えたとされる琉球松を図案化したもので、蔡温の事績を記念してその名前も刷られているため、「蔡温記念切手」と呼ばれることもあります。