王有正(おうゆうせい)1941年-没年不明
王有正は、現代の中国を代表する画家のひとりです。
写実性に富んだ人物画を得意としており、明るい理想主義を絵画に結実させるという「黄土画派」に属します。また、中国芸術家協会の会員であり、黄土画派芸術研究院の副院長を務めるなど中国現代絵画界の重鎮のひとりとして活躍しています。その作品は現在、いずれも高い価値を誇ります。
現代の中国を代表する画家のひとり
1941年、王有正は中国山西省で生まれました。
1964年に西安美術学院付属中学校を卒業、その後は西安美術学院に進み、本格的に絵画を学びます。特に、学校では人物画を専攻していました。そこで学んだ知識と技術を活かし、学校を卒業した後は数々の優れた作品を世に送り出します。1979年には代表作のひとつとなる「悄悄话」で国展の二等賞を獲得。さらに、「翠翠莉莉和姣姣」という作品で全国美術展の優秀作品賞を獲得します。その後も画家として活躍を続けるかたわら、陝西芸術家協会や黄土画派芸術研究院などで要職に就き、母校の西安美術学校で客員教授を務めるなどして活躍。また陝西省伝統中国絵画学校の研究室主任を務め、引退するまで後進の育成にもあたりました。
王有正の代表作
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「悄悄话」
タイトルは「ささやき」を意味します。木の下にある小さな岩に腰かけ、籠か何かを作っている老人と、彼の孫娘でしょうか、カラフルな色の服をまとって赤いリボンを紙に結んだ小さな女の子が寄り添って立ち、老人の耳に口を寄せて何事かをささやいている図が描かれています。まさにタイトル通りの情景ですが、見るべきなのは生き生きとした人物たちの表情です。老人は日に焼けて頬が赤らみ、いかにも生涯を労働に捧げてきたという感じのたたずまいですが、今、孫娘のささやきを聞く顔の表情には限りない優しさがにじんでいます。また、そんな彼の耳に口を寄せる少女の表情は楽しげで、一生懸命に何かを伝えようとする意志が感じられます。明朗でパワフルな王有正の世界観を堪能できる傑作です。
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「游子归」
「放蕩息子の帰還」という意味のタイトルの作品。もはや若くない年齢の息子が赤い布団にくるまって眠っている枕もとで、老いた母が手仕事をしています。遊び暮らしていた放蕩息子が、優しい母のもとに帰ってきたかと思えば布団に潜り込んで眠ってしまったという図でしょうか。ほのかな哀しみを感じさせるモチーフではありますが、母の慈しみに満ちた表情が絵の世界観を優しいものにしています。
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