児玉幸雄(こだまゆきお)1916年–1992年
児玉幸雄は、大正から昭和後期にかけて活躍した洋画家です。
ヨーロッパの地をこよなく愛し、その生活風景や人々の様子を数多く描いたことで知られます。
細部にまでこだわった繊細かつ緻密なデッサン、活力のあふれる鮮やかな色彩を特徴とする具象画を得意としており、国内外で高い評価を獲得。
後期は毎年のようにヨーロッパを訪れており、亡くなる前年まで2国間を行き来しつつ、精力的に創作活動に励みました。
ヨーロッパの地に魅せられた関西洋画壇の重鎮
児玉幸雄は1916年、大阪府大阪市に生まれました。
中学の頃から好んで絵を描いており、関西学院大学在学中に関西美術展に出品したところ、これが見事に入選します。これを機に、同校の美術部・弦月会に入部し、画家・田村孝之介に師事。本格的に洋画を学び始めます。
翌年、「赤い背景の人形」が二科展への入選を果たし、その後も毎年入選。短期間であるにもかかわらず、驚くべきスピードでその才能を開花させていきました。
大学卒業後は入隊するものの、二科展の推薦によって紀元2600年奉祝展に「戦線風景」を出品。また、約7年に及ぶ兵役を終えたのち、1947年には大阪市展で市長賞を受賞します。さらには二紀会の設立に携わるなど、いつしか日本の画壇を牽引する存在となります。
そんな児玉にとって大きな転機となったのが、41歳の頃に行ったフランス留学でした。 パリの下町に1年ほど滞在した児玉でしたが、その間に人々の姿や生活風景に魅せられ、以降、ヨーロッパの日常を題材にした作品を描くようになります。 1992年、75歳でこの世を去った児玉でしたが、その前年まで連年訪欧を繰り返し、柔和な雰囲気をただよわせる優雅な風景画を描き続けました。
児玉幸雄の代表作
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「パリの朝市」
パリの美しい建造物と、朝市に集まる人々の生活感を描いた作品です。 都会の喧騒が聞こえてきそうなほどに活力あふれる鮮やかな色調ですが、“静”と“動”をバランスよく表現しているのがポイント。柔和な雰囲気をただよわせる、和やかな作品に仕上げられています。
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「パッシィの街」
何気ない街角の風景、そこに息づく人々の生活風景を如実に描き出した秀作です。 色彩豊かに描くことで活力を感じさせつつ、絵具を塗り重ねることで落ち着きのある重厚感も放っています。 「パリの朝市」同様に、“静”と“動”のバランスを巧みに描いた、児玉幸雄ならではの作品といえるでしょう。
そのほか、「ムフタール通り」「ブルターニュ・カンカール」などが代表作として知られています。
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