吉岡堅二(よしおかけんじ)1906年–1990年
吉岡堅二は、主に大正から昭和にかけて活躍した日本画家です。
20歳という若さで帝展への初入選を果たしたのをきっかけに、以後、その才能を遺憾なく発揮しました。
日本画や日本画壇にかける思いは強く、さらなる発展を目指して新日本画研究会や新美術人協会を設立。日本画界に革命を起こした人物としても知られています。
また、法隆寺金堂壁画の再現模写を任されたことでも有名で、幅広い分野で日本美術界に大きく貢献しました。
そんな吉岡の描いた斬新かつ繊細な作品は、今もなお多くのファンから愛され続けています。
当時の日本画壇に新境地をもたらした改革者
吉岡堅二は1906年、東京都本郷で日本画家・吉岡華堂の子として生まれました。
その影響もあってか、幼少期から絵への興味関心は強く、将来は絵で生きていくことを決めていたといいます。その後、父と同門の日本画家・野田九浦に師事し、絵の基礎を学び始めます。
父の才能を受け継いだのか、若くしてその実力を遺憾なく発揮した吉岡は、20歳という若さで帝展への初入選を果たす快挙を成し遂げます。この時点で吉岡の名は広く知れ渡ることになりますが、さらに24歳のときに帝展の特選を受賞。これによって確かな地位、名声を獲得します。
こうして画壇を代表する日本画家の仲間入りを果たした吉岡は、日本画界のさらなる発展を目指し、福田豊四郎をはじめとする新進気鋭の画家たちと新日本画研究会を設立。 しかしこれだけでは満足せず、新美術人協会までも結成し、日本美術界に大きな影響を与えました。 以降、従来の日本画にはなかった大胆な構図の作品を多く発表するようになります。 こうして新たな風を巻き起こした吉岡は、東京藝術大学の教授として後進の育成に励んだり、法隆寺金堂壁画の再現模写に従事したりと、幅広い分野でも活躍。生涯現役の精神で最晩年まで意欲的に活動しました。
吉岡堅二の代表作
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「奈良の鹿」
1930年、24歳という若さで異例の帝展特選を成し遂げるきっかけになった作品です。 奈良の美しい自然を背に、親子の鹿が描かれています。絵を学び始めて間もない頃に描いた作品とは思えないほどに鮮明で、その写実力や色彩感覚は圧巻です。 現在は京都市国立近代美術館に所蔵されています。
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「椅子による女」
「奈良の鹿」で特選を受賞した翌年、第12回帝展に出品された作品です。 作中の椅子に腰かける女性からは、外見だけでなく内面の美しさも感じ取れるような印象を受けます。抜群の色彩感覚で、絶妙なバランスに着色されている点も見どころです。
そのほか、「小憩」「馬」などにも吉岡の優れた才能を見ることができます。
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