斎藤与里(さいとうより)1885年–1959年
斎藤与里は、明治後期から昭和前期にかけて活動した洋画家です。
20歳を過ぎた頃からフランスで2年間腕を磨き、そこで才能を開花。デッサンコンクールで日本人画家としては異例の上位入賞を果たします。
帰国後は文筆活動にも精を出し、また日本に初めてゴッホやセザンヌといった後期印象派の画家を紹介するなど、日本の近代洋画界に多大な影響を及ぼしました。
そんな斎藤の作風は年々変化を見せるものの、秀逸な色彩感覚だけは変わることがありませんでした。 詩情的でノスタルジックな雰囲気を漂わせつつも、鮮やかで美しく、統一性のある巧みな色遣いが魅力的です。
日本の近代洋画界に大きな変革をもたらした洋画家
斎藤与里は1885年、埼玉県埼玉郡下樋遣川村(現・埼玉県加須市)で生まれ、裕福な少年時代を送りました。
20歳のときに画家を志して京都に転居。明治期を代表する画家・浅井忠や鹿子木孟郎に師事します。
しかしその半年後、鹿子木に同伴するかたちで渡仏。この経験が斎藤の感性に大きな影響を及ぼし、同時にのちの日本近代洋画界に大きな変革をもたらす出来事になります。
渡仏後はアカデミー・ジュリアンに入学し、フランス画家ジャン=ポール・ローランスに師事します。 それから間もなくして、斎藤はデッサンコンクールで上位入賞という快挙を成し遂げ、鮮烈な画壇デビューを果たしました。
こうして画家としての確かな地位を築き上げた斎藤は、帰国後、フランスの美術文化についての記事を執筆します。その際に、伝統に縛られない“後期印象派”の画家を初めて紹介し、現代の自由な近代洋画の礎を築き上げました。 また、創作活動も意欲的に行ったほか、若手画家が集まる「フュウザン会」「槐樹社」「東光会」などの設立にも携わり、日本画壇の第一線で活躍するようになります。 さらに、1926年からは大阪美術学校の教授として後進の育成にも尽力。多方面で輝かしい功績を残したことから、“近代洋画の旗手”と呼ばれるまでになりました。
斎藤与里の代表作
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「読書する少女」
初期から中期にかけて写実的な作品を多く描き、後期はデフォルメされた牧歌的な作風を魅せた斎藤与里。 この「読書する少女」もまた、単純化された森や小川を背景に、リラックスしながらのんびりと読書にふける少女を描いた作品です。
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「古都の春」
旅先を訪れた家族の様子を描いた作品です。 全体的にユーモラスな雰囲気を漂わせており、また背後で咲き誇る満開の桜が暖かな春を思わせる、心和む構図に仕上げられています。
そのほか、「収穫」「晩秋の赤城山」などが代表作として知られています。
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