山川秀峰(やまかわしゅうほ)1898年–1944年
山川秀峰は明治から昭和にかけて活動した日本画家であり、美人画の名手として有名です。
浮世絵師であり日本画家でもある鏑木清方を師に持ち、同じく鏑木を師とする伊東深水、寺島紫明と並んで「清方門下三羽烏」の1人に数えられています。
後期には伊東、寺島たちとともに青衿会を創設。美人画の発展と普及に尽力しました。
そんな山川の描く美人画は、モダンで洗練された作風が特徴的です。女性からただよう美しさや儚さ、エロティシズムが伺えます。また、細部に遊び心を加えたものも多く、そのユニークな発想も多くのファンから愛される理由のひとつでしょう。
多大な才能に恵まれつつも若くして命を落とした美人画家
山川秀峰は1898年、京都に生まれました。
山水画や花鳥画で知られる日本画家・池上秀畝から花鳥画を学んだのち、1913年に鏑木清方のもとで美人画を学びます。
その後、徐々に才能を開花させていった山川は、1928年開催の第9回帝展に「安倍野」を出品し、見事に特選となります。また、第11回帝展でも「大谷武子姫」が特選となり、美人画家として一躍注目を集めました。
こうして勢いに乗った山川は、1933年より品川に拠点を移し、よりいっそう画業に励みます。
そして1939年、同じく鏑木の門下生である伊東深水、寺島紫明たちと青衿会を設立。活躍の場をさらに広めます。
こうして東京画壇における美人画の発展に力を注いだ山川、伊東、寺島はいつしか「清方門下三羽烏」と呼ばれるまでになりました。
しかしその矢先、山川は1944年に急逝。わずか47歳という若さでこの世を去りました。
山川秀峰の代表作
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「婦女四題」
「秋」「雪もよひ」「赤い襟」「たそがれ」の4作から成る木版画シリーズです。 中でも有名なのが、最初に制作された「秋」。着物を着た女性が描かれた、一見ふつうの美人画ですが、よく見ると、その着物にはハートやクローバーなど、トランプの模様が散りばめられているのがわかります。山川はこのような遊び心を盛り込んだ作品を多く描いており、その豊かな発想力にも定評があります。 もちろんユニークさだけではなく、構図や色調によって女性からただよう哀愁、色気を巧みに表現している点も見逃せません。
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「序の舞」
第13回帝展に出品された1932年の作品です。 扇を片手に、着物姿で舞を踊る女性の姿が描かれています。 モデルの奥ゆかしさや艶めかしさが感じられるほどの表現力はもちろん、着物の模様ひとつひとつまで細かく描く山川の強いこだわりが見て取れます。
そのほか、「蛍」「安倍野」なども代表作として挙げられます。
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