宋雨桂(そううけい)1940年‐2017年
宋雨桂は、現代中国を代表する画家のひとりです。
古くから伝わる山水画の技法を現在に伝えており、繊細な線と緻密な描き込みを施した美しい作品の数々で多くの絵画ファンを魅了しています。折り目正しい由緒ある水墨画のみならず、油彩画や木版画も数多く手がけています。日本をはじめ本国以外での人気も高く、展覧会は盛況を誇り、作品はいずれも高い価値を誇ります。
“現代中国山水画の第一人者”として知られる画家
1940年、宋雨桂は中国の山東省で生まれました。
幼い頃から絵画に興味を持ち、母に手ほどきを受けて才能を発揮。中学生の頃、南宋時代の有名な武将・岳飛を描いた「岳飛画像」と、自然を画材に選んだ「雪梅」を描いて高い評価を受けます。中学卒業後には早くも個展を開くなどして新進気鋭の画家として知られるようになります。1960年には魯迅美術学院に入学。水墨画や木版画に取り組み、16メートルにも及ぶ巨大な水墨画「清宮秘史」で高い評価を受けました。その後、世に出てからは、1980年の「故乡恋」が高い評価を受けたのを皮切りに油彩画や水墨画、木版画などを数多く手がけます。1980年代以降は海外でも積極的に作品を発表。1982年には同世代の画家たちとともに「現代中国絵画美術・日本巡回展」に作品を発表しています。また1988年からは香港やシンガポールで個展を開催。この頃、シンガポールで作品「覚醒Ⅱ」が12万ドル(日本円換算で約1600万円)で買い取られるという快挙を成し遂げます。1990年代以降も積極的に海外で活動。バグダッドや台湾などを巡って国際展に作品を発表します。2000年代に入ってからは中国芸術家協会の要職に就くなどして活躍。名実ともに現代中国絵画の巨匠としての不動の地位を築きました。
宋雨桂の代表作
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「故乡恋」
1980年、宋雨桂が高く評価されるきっかけになった作品であり、代表作のひとつとなっています。
この作品をきっかけに宋雨桂の作品は国外にも積極的に紹介されるようになり、中国を代表する画家のひとりへと押し上げたという経緯があります。作品は霞がかった山々を遠望しつつ、手前に彩り豊かな花々が見えるという構図で描かれており、「故郷の愛」という意味を持つタイトル通り、郷愁を誘われる雰囲気を持っていることが特徴として挙げられます。また、前景の花や草木は緻密な描き込みで表現されており、淡い描線で描かれた後景と対象をなしています。このように、たくみに奥行きを表現しているのも宋雨桂の絵画ならではの特徴として挙げられます。
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