内田あぐり(うちだあぐり)1949年–
内田あぐりは、現代の日本画を代表する巨匠のひとりです。
日本画は古代中国の絵画や近代西洋画の影響を受けて進化してきた歴史がありますが、内田あぐりはそんな歴史から解き放たれた画家として、独自の感性に立脚した抽象性がきわめて高い作品の数々を世に送り出しています。いわゆる“わかりやすい絵”ではないものの、作品はいずれも高い評価を獲得しており、その作品は高い価値を誇ります。
現代日本画の巨匠
1949年、内田あぐりは東京都に生まれました。
少女時代に絵画に目覚め、画家の道を歩むことを決意したあぐりは、1969年に武蔵野美術大学に入学。日本画を専攻して学びます。しかし、伝統的な日本画や西洋画に触れるうち、ある種のルールのもとでしか作品を表現できない既存の絵画の世界に息苦しさを感じ始めます。
そんな彼女は、自らの美的感性をより直接的に表現できる抽象画の世界に接近。日本画のルールから解き放たれた作品の数々を発表して注目を集めます。
大学院を卒業後の1975年、新たな日本画を創造するための結社・創画会が主催する創画展に作品を発表。このとき、創画賞を獲得したことで、新進気鋭の画家として知られるようになります。 以後はさまざまな展覧会に出品したり、積極的に個展を開催したりする中で名を高め、1990年以降は神奈川県の葉山町にアトリエを建てて、ここから作品を発表していきます。 さらに、1993年からは母校の武蔵野美術大学で教鞭をとり、後進の指導にも邁進。そのかたわら制作した「吊された男 #00M」が東山魁夷記念日経日本画大賞を受賞します。 こうして、名実ともに現代の日本画を代表する女性画家としてその名を知られることになった内田あぐり。 2019年には、神奈川県葉山町から優れた作品を発信した功績がたたえられ、神奈川文化賞を獲得しています。
内田あぐりの代表作
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「地への回廊」
1993年に発表された作品。近代のヨーロッパで確立された写生法や遠近法の呪縛から解き放たれた、自由な感性と色彩感覚が生きている傑作です。 その構図や色彩には繊細な工夫が凝らされており、遠近感は大胆に無視されているものの、重層的な世界観を確立していることが読み取れます。
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「吊された男 #00M」
2000年に発表された作品です。 抽象性が高まり、叩きつけられたような荒々しい色彩が全面を覆う、独特の世界観が表現されています。しかし同時に、緻密な構成によってある種の調和を生み出しているのが特徴といえます。
その他、「庭園に誘う」「地上賛美」などが代表作として知られています。
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