董寿平(とうじゅへい)1904年–1997年
董寿平は20世紀後半に活躍した水墨画の巨匠であり、特に山水や花卉を題材にした作品に優れています。
梅や竹、そして中国安徽省にある“仙境”として知られる名勝地・黄山を好んで題材に選んだことで知られており、「董梅」「寿平竹」「黄山巨壁」という異名で呼ばれることもありました。
また、来日回数が多い中国人画家のひとりでもあります。盛んに個展を開催し、東京芸術大学で特別講師を務めたこともあり、中国はもちろんのこと日本にもファンが多く、その作品は高い価値を持ちます。
黄山を愛し、「黄山巨壁」と呼ばれた水墨画家
1904年、董寿平は中国山西省に生まれました。
生家は代々、優れた詩人や書家を輩出しており、古今東西の書や絵画の膨大なコレクションがありました。
それらに囲まれて育った寿平は幼い頃から絵画と書を得意とし、若くして優れた才能をあらわします。
1930年代初頭に画壇デビューを果たし、北京において国内外の絵画ファンに高く評価されます。
その後は陝西省の西安、四川省の成都などを転々として絵画作品を数多く生み出し、行く先々で評判を呼びました。
戦後は、文房具の老舗「北京泳法斉」で働きつつ絵画制作を続け、多くが国内外の美術展に出品されて高い評価を得ました。 また、日本をはじめ積極的に海外に出て個展を開催し、国際的な評価をさらに高めます。 特に日本は1979年、1983年、1985年に寿平を迎え、東京芸術大学において特別授業を開催。さらに、水墨画を集めた個展を開催して大いに話題を呼びます。
晩年は「泳法斉」の顧問を務めたほか、北京中国画研究会名誉会長などの称号を得て、名実ともに中国画壇の重鎮となりました。
董寿平の代表作
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「雨后黄山」
董寿平は、中国安徽省の奥地にある峻険な峰々が連なる名勝地「黄山」に魅了され、生涯のうちに黄山をモチーフにした作品をいくつも描きました。 これもそのひとつで、雨後のつややかな雲海をまとった美しい黄山を見事に表現しています。 峰々を吹き渡る清涼な風、しめやかな空気が漂い出てきそうな迫力のある傑作です。
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「墨梅図」
可憐な花をつけた梅の姿を水墨画で表現した作品です。 楚々とした気品にあふれた梅の枝が、水墨の濃淡で繊細に表現されています。 情感たっぷりな春の息吹を感じることができる名作といえます。
その他、「人字瀑」「大渡河」などが代表作として知られています。
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