勅使河原蒼風(てしがはらそうふう)1900年–1979年
勅使河原蒼風は昭和時代に活躍した芸術家です。
華道を中心に活躍しており、いけばな草月流を創始。従来の型にとらわれない全く新しい華道のあり方を模索し、独特の前衛的な作品を編み出します。その作品世界は世界的に認められており、蒼風は“花のピカソ”と呼ばれるようになりました。また、華道の精神を反映させた書画の作品も多く手がけており、掛軸などの作品も残しています。
“花のピカソ”と称された生け花の芸術家
1900年、勅使河原蒼風は華道家の長男として大阪に生まれました。
幼い頃から家に伝わる華道を学び、並々ならぬ才能を見せて将来を嘱望されますが、やがて型にはまりきった華道のあり方に疑問を持ち始めます。そんな蒼風は父・和風と衝突して家を出て、上京。27歳で、まったく新しい華道を推進する草月流を創始。日本の伝統的な華道をベースに、ヨーロッパ美術のエッセンスをふんだんに盛り込み、前衛性の高い作品を生み出していきます。
勅使河原蒼風の華道において、花は最も重要な要素ではありませんでした。 特に戦後の作品にはその傾向が強く、1951年の「汽関車」「散歩」はむしろ花を飾る鉄製の花器が主役のような作品であり、1953年には、花がまったく使われていない作品「群れ」を発表するに至ります。 また、そんな“新たな華道”を日本のみならず世界に発信すべく、1952年のニューヨーク個展を皮切りに、世界各地で作品を展示。生け花のデモンストレーションなどを行っています。 日本の華道の世界では異端視されたものの世界では熱狂的に迎えられ、1960年代初頭にはフランスで芸術文化勲章、レジオンドヌール勲章を受章。日本でも芸術選奨を受章しています。 また同時期に、サルバドール・ダリ、ジョアン・ミロといった著名な芸術家たちと交流を深めています。
こうして新たな芸術を創始することに成功した勅使河原蒼風は、充実した後半生を送り、生涯現役で旺盛な創作活動を続けました。
勅使河原蒼風の代表作
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従来の華道には存在しなかった概念を取り込んだ異端の華道家・勅使河原蒼風。「花のないところでも華道は成り立つ」という考えのもとで制作に取り組みました。 実際に、蒼風の作品の中には花の姿が見えないものも少なくありません。 そんな勅使河原蒼風は書の作品もいくつか手がけていますが、こちらもオーソドックスな書道の成り立ちから微妙に距離をとった独自の書風が特徴的です。 その独特のアーティスティックな書は高く評価されており、1963年にカンヌ国際映画祭で審査員賞を獲得した小林正樹監督の傑作映画『切腹』の題字などを手がけています。
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